【ライブレポート】椎名佐千子、20周年記念コンサート開催「聴いてくれる人がいてこそ歌手でいられた」
11月4日(木)東京・なかのゼロホールにて椎名佐千子がデビュー20周年記念コンサートを開催。ファン約600名が会場に詰め掛けた。コロナウイルス感染対策としてソーシャルディスタンスでの有観客コンサートとなった。
椎名佐千子は、2002年にデビュー、持ち前の迫力ある歌唱力に加え、当時としては異色の袴姿、所謂ハイカラさんスタイルと、南流石氏振付よるキッズダンサーとのダンスでも話題になり、その年の日本レコード大賞新人賞を受賞した。
この日は、その記念すべきデビュー曲「御意見無用の人生だ」からスタート。15名のキッズダンサー達と息の合ったダンスを披露、デビュー時を再現した懐かしい演出で会場を大いに盛り上げた。デビュー時は歌詩にもある“やると決めたらまっしぐら”を引用し「まっしぐらキャンペーン」と名付け全国各地を行脚。「デビューと同時に全国隅々までくまなく回らせていただき、沢山の方々とのご縁を頂きました、そのご縁が今日に繋がったような気がします。」とかみ締めるように語った。
「哀愁・・・日本海」「漁火街道」「丹後なみだ駅」などヒット曲が続き、オリコン歌謡曲・演歌チャート自身初の初登場1位を獲得した20周年記念曲「潮騒みなと」を披露。サビの“きっときっと帰ること 信じてる”の部分は、「コロナで会えなくなった皆さんとまたきっと会えますようにと願いを込めて歌唱して来た、今日願いが叶いました」と熱く語った。