【gulff】本当に心に響く“精神の声
”がgulff の土台

宮古島で育まれた音色とラブ&ピースを、真心込めて伝えるgulff。優しくも力強いそ
の世界観を、末広尚希(Vo) と池間正樹(Gu) が語る!
取材:道明利友

去年は“unpllugedプロジェクト”がスタートしたりいろいろな動きがありましたが、それはどういう動機から?

末広
自分ら、新しいことに挑戦するのが大好きで。イメージとしては、自分らで船を漕いで冒険してるような感じというか。そういう活動をしている中で、ひょんなことからバイオリンとピアノとの出会いがあって、“そのアンサンブルでやってみたすごい刺激があるだろうし、面白いんじゃないか”っていう。動かされるのは本当にいつも、そういう興味からなんですよ。
池間
いつもはベースとドラムっていうスタイルじゃないですか。そこに他の楽器が加わってくることで、自分の立ち位置を探すのに最初は苦労しました。でも、まずは一生懸命やって、いろんなことがプラスになって…自分が弾いてる楽器と他の人間が弾いてる楽器の兼ね合いだったり、いつものエレキとの感覚の違いはすごく勉強になりました。もしアンプラグドをやらずにこのアルバムに挑戦してたら、ここまではできなかったかなって思いますね。今回は本当、いろんな楽器を使ってるし。

音色も、楽曲のテイストもすごく多彩ですよね。音源制作でも“冒険”はたくさんしてるなって感じがしました。

末広
それが、あんまり背伸びした感じだとどうかと思うけど。ちゃんと自分たちの土台があった上なら、新しい挑戦はたくさんしたいんで。“ドラクエ”とかもね、自分はそうなんですよ。全部クリアしても、まだなんかあるんじゃないかって戻ったりするタイプなんです(笑)。今回はさらに、サウンドプロデューサーっていう新しい存在が入ったのも大きいと思うし。
池間
ギターに関しては、多種多様なコードワークがあったりもして。同じメロディーに対してそのコードのいろんな付け方や、逆にコードによってのメロディーの変え方とか。今までそれをやってこなかったってわけではないんですけど、よりそれが深くできるようになって“こういうふうにもできるんだな”っていう発見が、自分の中ではすごいありましたね。

じゃあ、その“gulffの土台”を改めて言葉にするなら?

末広
“gulff”の由来は“獅子の千尋の谷伝説”からきているんですね。獅子が谷に突き落とされて、でもそこから這い上がっていつか百獣の王になるっていう。自分たちへの戒めとしてもその名前を持ってるんですけど、一歩一歩、貪欲に自分たちの足で進んでいくっていう。その中で、昔から根付いてる島のリズム…自分は“獅子のリズム”って呼んでるんですけど、そのリズムと本当に心に響く“精神の声”っていうか、そういうものを表現することが、自分は“gulffの土台”だと思ってますね。

そういう意味では、「なりやまあやぐ」はまさに皆さんの土台というか。これは、故郷の宮古島に伝わる歌なんですよね。このカバーへの思い入れも、すごく深いのではないですか?

末広
「なりやまあやぐ」は、曲名も歌詞もいろんな説があるんですよ。でも、“あやぐ”は“歌”のことで、“なるやま”は“成る山”っていう…だから、山に成るということで何かを達成するって意味合いにも自分は捉えてて、そういう曲を普通の形とちょっと違うテイストに今ならできるんじゃないかと思ったんです。だから、マインドはいつまでも変わらないっていうメッセージと、民謡っていうカテゴライズされたものをある意味壊す…。
池間
まさに“現代版”ですね。
末広
そう。自分たちが今、このアルバムでやったことと一緒ですね。カテゴライズされたものをいい意味で壊すっていう、新しい挑戦。冒険っていう意味もあると思ってます。
gulff プロフィール

ガルフ:宮古島出身の4人から成るロックバンド。1stアルバム『The Message LP』がライヴ会場&通信販売限定にも関わらず沖縄で話題沸騰しインディーチャート1位を飾り、1万枚を超すセールスを記録した。gulff Official Website

OKMusic編集部

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