取材:黒田奈保子

できるべくしてできた“カメリン”の歌

「リズム」は前作とは打って変わって、メロディアスで哀愁漂うストリングスの壮大な音色が印象的でした。

L.N.K
デモの段階ではギターメインの曲にしたかったんですよね。でも歌入れの後に聴いてみると、リリックに対してトラックが寂しく感じて、ストリングスで厚みを加えようってなったんです。
KAME
だから、最初はストリングスを入れようとは考えてなかったんです。プリプロの段階で、メロディーと詞の絡みが良くて、生の楽器の方が情感が伝わりやすいかなって。前作との違いに関しても、僕らは明るく元気でポジティヴというイメージが強いと思うんですが、当然、落ち込んだり、ネガティヴになったりすることもあるんですよ。いい意味で期待を裏切りたかったというのもありますが、“人が当たり前のように思う気持ちを正直に楽曲にした”という点で、できるべくしてできた“カメリンの曲”だと思います。

失恋した後も無情に刻々と刻まれていく時間や、ツラかった気持を再び思い返してしまうような歌詞。これだけリアルなものを表現するのはすごく抵抗がありそうですが。

KAME
今までも歌詞は全部自分の体験したことだったし、自分が感じたことだけを素直に書いていたので、全く抵抗はなかったです。少し泣きそうになりましたけど…(笑)。

カップリングの「想い描く場所」「ガッツ!!」はリード曲とは対象的なカラフルな楽曲ですよね。

KAME
「リズム」を聴いた後は、ちょっと切なくなると思うので、明るく元気が出るような曲にしたんです。今回の3曲を選んだ理由が、僕たちの幅の広さを見てほしくて。それと、シングルはリード曲だけを聴くみたいなところがあると思うんですが、それってつまらない。僕たちの作品には捨て曲なんてないから、シングルでもアルバムのような満足感を感じてほしいと思ったんです。これで1000円ってお得でしょ!?みたいな…(笑)。それに、僕たちのルーツだったり、好きなこと、やってみたかったことなんかがすごくいいバランスで練り込めた作品になったと思うので、シングルですがアルバム並みの満足感を感じてます!!
L.N.K
僕たちの楽曲はライブで拳を上げたり、手拍子をしたりするものが多くて、手を横に振って楽しむことができるような曲を作りたくて作った曲が2曲目の「想い描く場所」なんです。切ないストリングスが活きた「リズム」と80sロック風の「ガッツ!!」に挟まれているこの曲が懐かしのダンクラ風…こういうバリエーションが面白いと思って、このセレクト、この曲順にしました。1枚のCDの中でなるべく多くのバリエーションを聴かすことができれば、より多くの人に楽しんでもらえる可能性も広がるし。

この作品一枚で自身としてもかなりの満足感を得ているわけですが、KAME&L.N.Kとして、何か具体的な進歩はありましたか?

KAME
全体を通して言えることだと思うんですが、曲に緩急が付けられるようになったと思います。例えるなら1曲1曲の表情が豊かになったというか…。歌詞も子供っぽくなり過ぎずに、より素直でストレートなことが書けるようになったと思います。
L.N.K
ライヴのことも見据えて幅広く曲を作ったので、ライヴでも進化したものが見せられると思います!
KAME&L.N.K プロフィール

カメ・アンド・リンク:幅広いジャンルのトラック、純粋でストレートなリリックが人気のユニット。5/16(土)大阪CLUBDROP、5/23(土)渋谷BOXX、6/06(土)名古屋OZONでのワンマンライヴが決定!KAME&L.N.Kオフィシャルサイト

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