取材:武市尚子

ツアーとの連動を意識したSHOW要素の強
い作品

3月8日の札幌を皮切りにスタートしたZEPPツアー『six point killer show』でも“killer show”ってワードが使われていたけど、そこは今作とリンクしているの?

RUKA
アルバムタイトルを付けたのは俺なんだけど、正直なところ最初はそこまで深くつながりを考えてたわけじゃなかったんだよね。一番最初にツアータイトルが浮かんで、ツアー自体をそういうSHOW要素の強い感じにしたいねっていうことになって、そこから“アルバムタイトルも『killer show』でいいんじゃね?”ってことになっていって。ツアーの流れからアルバムにつなげていけたら面白いんじゃねぇかなって発想になってったんだよね。
YOMI
そう。アルバム制作に入ったのが去年の秋くらいからだったこともあって、ツアーと並行しながらの作業でもあったから、自然とライヴを意識した感じになってた。
Ni-ya
曲順にもライヴっぽさは出てたりするよね。ZEPPツアーのセットリストは「DIRTY」が2曲目だったんだけど、その癖がついてか、自然と今回曲順決める時、全員一致で「DIRTY」が2曲目だったりしたからね(笑)。
咲人
そうだったよね(笑)。曲作り的にも、そこまでライヴを意識した曲出しってわけではなかったけど、結果そうなってたっていう。
結果的に激しい曲が集まったっていうね。今回のアルバムはシングル曲が多かったりもすることもあってか、1曲1曲が立ってて、強い印象もあるしね。

“killer show”っていうタイトルからして、コンセプチュアルになるんじゃないかっていう予想もあり、SEが入るかと思ってた。

RUKA
インストのSEは入ってないね。でも、これもみんな一致だったんだけど、1曲目の「パンドラ」をSE的な役割として置こうってことにしたんだよね。
咲人
「パンドラ」はフェードインで始まっていく感じがSEっぽいっていうか、このアルバムの導入部分って感じなんだよね。実際、みんなが感じてくれたように、この曲はアルバムのSEになるような1曲目を作りたいなって思った曲だったから、狙いが伝わったのはうれしかったかな。歌詞は、音楽ビジネスのシステム的なことを書いてみたって感じ。
この曲は力強くもあるけど、聴き手に対して間口を広げた曲でもあったっていうか。個性的ではあるけど、そこまで主張が強くない感じっていうかね。アルバムの幅を広げる1曲ではある気がしてるんだよね。
Ni-ya
だね。地味に苦労した曲だった(笑)。だってこの曲テンポ速ぇんだもん。
YOMI
俺的にはメロがすごく歌いやすかった。けど、頭のニュアンスを掴むのが難しい曲だったね。
咲人
普通に歌っちゃうと、のっぺりしちゃうからね。今回この曲に限らず、YOMIが曲ごとのニュアンスを上手く掴んだボーカルを乗せてくれてることもあって、曲の表情が広がった感じはしてるかな。

そうだね。今までにありそうでなかったアプローチが組み込まれている楽曲が目立った気がする。「ジャイアニズム罰」とか「夜想曲」とか。リード曲の「the LAST SHOW」もRUKA節のシャッフル曲だけど、管楽器があそこまで強調されてるのは新しい。

RUKA
確かに。あそこまでホーンを入れたのは初めてだったからね。それに咲人もたまにシャッフル系の曲作るし、バンド的にシャッフル系の曲って多く思われがちなんだけど、俺的には「M-aria」(03年5月リリースの『ジャイアニズム~オマエの物は俺の物~』収録)ぶりのシャッフル曲なんだよね。

うんうん。それに曲中にそれぞれの主張や成長も活かされてるしね。

Ni?ya
だね。「ジャイアニズム罰」なんてバンドとしての成長もすごく活かされてるし、個々のスキル面もアプローチしちゃってんのかなっていうね(笑)。

「ジャイアニズム罰」は今までの勢い重視のジャイアニズムではなくなってた。

間奏でリズムセッションもあるからね。
咲人
そう。それに全員で声を重ねるコーラスというか、かけ声部分なんかもあるしね(笑)。ここまで男臭い曲はナイトメアにはありそうでなかったからすごく新しいと思う。

今回の歌詞のテーマ何だったの?

YOMI
ダイエット(笑)。最近ダイエットしてて、ストレス溜まっててさぁ。そんな日頃のストレスを全部ぶちまけたって感じなんだよね。Aメロにはゾジラップ(YOMIのラップ)も入ってるし(笑)。そこも聴き所ってことで。あと「夜想曲」みたいな曲も新しいよね、ナイトメアとしては。これは本当にラストで歌えるような曲として作られたものでもあったのね。このアルバムがリリースされた後には、またツアーも始まるし。さらに幅の広がったナイトメアを感じてもらえるようなライヴにしていけたらいいなと思ってます。
NIGHTMARE プロフィール

2000年結成。Vo.YOMI、Gt.柩、Gt.咲人、Ba.Ni〜ya、Dr.RUKA。インディーズ時代に発売した限定デモテープやシングルを次々と完売させ、03年に「-Believe-」で日本クラウンよりメジャー・デビュー。シングル8タイトル、アルバム3タイトルをリリースした。06年にはレコード会社をバップに移籍。移籍第一弾シングルとして発売した「the WORLD/アルミナ」は、アニメDEATH NOTEのOP/EDに起用され、オリコン初登場5位となる。また、アニメ『CLAYMORE』のOP曲「レゾンデートル」(オリコン初登場3位)、アニメ『魔人探偵脳噛ネウロ』のOP曲「DIRTY」(初登場8位)と立て続けにヒットを飛ばす。10年は結成10周年のアニバーサリーイヤー。1月9日の埼玉スーパーアリーナ、8月25日の日本武道館、12月25日には10周年の締めくくりとしての幕張メッセ公演を成功させた。11年にはレコード会社をavexに移籍。移籍後も精力的に活動し、シングル10タイトル、アルバム4タイトルをリリースした。2016年11月23日の東京体育館の公演をもって活動休止、ここのソロ活動期間に入る。3年の活動休止期間を経て、2020年2月11日(火/祝)横浜アリーナにて復活LIVEを開催する。NIGHTMARE オフィシャルHP

OKMusic編集部

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