取材:石田博嗣

今の自分を切り取ったようなリアリティ
ーのあるシングル

たくさんライブをやっていて、その中で“これが自分たちの表現だ!”という力強い曲を書きたかったので作りました。

…とニューシングル「そして、一瞬のひかり」について大迫章弘(Vo&Gu)は語る。地方出身者である彼が、東京という大都会で生活する中で抱いた孤独感や葛藤。そういった感情が、表題曲には綴られていた。

その時にふっと思ったことを素直に書いてみました。孤独や葛藤は誰しもあるはずで、問題はそれとどう向き合うかだと思います。そのきっかけになればいいですね。

“曖昧で不確かな消えそうなストーリー 望んだ時から遠ざかって”と歌いつつも、彼は夢を追うことを諦めたりはしない。もがきながらも、手を伸ばし、歩き続けている。そんな姿が、「そして、一瞬のひかり」には描かれているのだ。

そこに望んだものがあるかどうかは分からないけど、僕はそうしたことで現在があると思っていて、これまで積み重ねてきた年月がムダじゃないと思えるからこそ、こんなふうに歌うんだと思います。

今作は他にも3曲を収録している。木漏れ日がもれる並木道を自転車で走っているような、季節を感じる曲をイメージしたという「春の陽」。少し憂鬱なところがポイントの「雨のち曇り時々晴れ」。そして、「東京」。特に「東京」は「そして、一瞬のひかり」に通じるものを感じた。

周りでバンドを解散して辞めちゃったり、田舎に帰ったりする人が多くて、ひとつの転換期を目の前にした友人たちの話を聞いた中でできた曲ですね。

また、そんな楽曲で興味深いのは、バックのサウンドが、まるで情景描写するように歌の世界観を音でもって表現しているということ。

例えば『東京』は都会の喧騒をギターを数本重ねたウォールサウンドで表現してみたり、曲に対して忠実なアレンジができればそれが一番いいと思ってます。

リアルな4曲を収める本作。まさに、日記のような作品に仕上がったと言えるだろう。

東京で暮らしてきた日々の記録ですね。今の自分を切り取ったようなリアリティーのあるシングルになったと思います。
e-sound speaker プロフィール

イーサウンドスピーカー:広島県出身の大迫と、東京都出身の並木で構成されるバンド。“emotional sound speaker=感情を音にする”という意味のバンド名の通り、心情的な歌詞が多く、サウンドも優しい曲から感情をさらけ出したものまで幅広い。e-sound speaker オフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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