取材:ジャガー

包み隠さず自分たちを表現することで、
聴いてくれる人との距離を埋める

歌声に重みがあって、曲自体も攻撃的なものだったので、初めて聴いた時は驚きました(笑)。パンチの効いたユニットですよね。

NAT
よくふたりでクラブに行ってたんですけど、KAZが“歌いたい!”って私に声をかけてきたのが始まりで。KAZはもともとボブ・マーリーが好きで、私はジャパニーズレゲエにハマってる時だったんで、自然に“歌う=レゲエ”ってなりました。
KAZ
あと、男性DJのガラ声の高速ラガマフィンへの憧れと、年間100本のライヴをして声がガラガラになったのとで、必然的に今の“女前(オトコマエ)”なスタイルは確立させれました(笑)。

歌声やメロディーでは“強くてたくましい”という印象を受けつつも、詞には悲しみやつらさなどの弱い部分が表現されていて胸にグッとくるものがありました。

NAT
背伸びをせず、等身大のありのままの自分たちを書きました。
KAZ
人間なんでヘコむ時もあって、それを包み隠さず表現することで、“BROWN SUGARも私たちと同じ気持ちになるんだ~!”っていうように、聴いてくれる人との距離を埋められるかなと。
NAT
歌詞って誰かの何かを変えるきっかけとなる要素や影響力を持っているので、知らず知らずのうちに、目には見えない凶器にもなり得るんですよ。だからこそアーティストは発する言葉ひとつひとつに責任を待たなきゃいけなくて。
KAZ&NAT
落ち込んでる時には元気を、楽しみたい時にはパワーを、迷ってる時には休息を、泣いてる時には笑顔を、頑張ってる時にはエールを、そして全ての人に愛を届けたい!

前作以上に、フロアがめちゃくちゃに踊り出すだろうなっていう激しいナンバーが目立ちますが、やはり制作していく上で意識されましたか?

NAT
もちろん。“ライヴで歌う時を想像して作る!”っていうのが一番にあります。結成してクラブでずっと歌ってきた現場叩き上げユニットなので(笑)。
KAZ
ライヴでお客さんとヴァイブス(テンション)の交換をして、そのヴァイブスで新しい曲を作る。それで生まれた曲を持ってライヴする…というサイクルは変わりません。
NAT
お客さんと同じ空間で、同じ音楽を共有するのが大好きなので、ライヴがBROWN SUGARの原動力なんです。楽曲制作とライヴは切っても切り離せない。

楽曲制作、アレンジを担当しているDigital_Zさんとのフューチャリング作品も収録されていますね。

KAZ
彼のハングリー精神、独特の音楽性、歌詞の世界観にはいつもヤラれます。
NAT
作品に対する姿勢や責任など、音を通じていろいろ教わりました。私たちのいろんな可能性を引き出してくれるので、彼をなくしてBROWN SUGARは語れませんね。

では、タイトル“L.E.D.”に込めた想いとは?

KAZ
LEDは“Light(光)/Emitting(放つ)/Diode(半導体)”の略で、いち人間である私たちの感情の裏も表も表現しました。
NAT
悩んで壁にぶつかってどうしていいか分からないこと、音楽や仲間への熱い想い、大切な人がいつも心にいて支えになっている切ない女心、家族や仲間に日ごろ恥ずかしくてなかなか言葉にできない感謝の気持ち…ふたりの想いをぎっしり詰め込んでいます。
KAZ
ちなみに、LEDは1つの光の粒子だととても弱い光なんですが、その光の粒子が集合体になると強い光を半永久的に放つんです!
NAT
私たちの感情、そして支えてくれている全ての人のヴァイブスが合わさって、強く光輝く…そんな想いも込めてます。
BROWN SUGAR プロフィール

01年6月に福岡で結成されたKAZ(カズ)&NAT(ナツ)による日本一“タフ&セクシー”なフィーメール・レゲエ・ユニット。“ココナッツの香りのする女の子”という意味からBROWN SUGARと命名。活動スタイルは、ダンスホール・レゲエを主体とし、DEE JAYとSINGERを合わせた“SING JAY”。そんじょそこらの男子を圧倒す津心を突き抜く野太い声でたたみかける様はまさに「女前」。そんな強さを持ちながらも、一度聴いたら耳から離れないキャッチーさをも兼ね備えている。

06年4月、自主制作CD『DA LIGHT』を福岡県内の専門店やアパレル・ショップ及びライヴ会場での手売りのみで発売。07年4月には、初の全国流通作品として1stミニ・アルバム『BS』をリリースし好評を博す。07年7月に発表された1stフル・アルバム『LOVIBE』は、発売1週目にしてオリコン・インディーズ・アルバム・チャート3位にランクイン。オリコン誌からも注目アーティストとして取り上げられるなど幅広い注目を集めることで、福岡のみならず全国に彼女たちの音楽が波及することに。全編に渡り上げ下げのテンションが絶妙な中毒性の高いダンスホール・レゲエ・チューンのオンパレードで、彼女たちの“LOVEなVIBES”を表現した今までに無いオリジナル・スタイルが追求されている。

08年4月には、日本人アーティスト唯一のゲスト・アクトとして、ショーン・キングストン初のジャパン・ツアー全日程に出演。そして、同年4月〜7月にかけて配信限定シングルを3枚リリースし、着うた(R)サイトなどの配信サイトで軒並みトップ10内にランクインするという好調なセールスを記録した後、7月には2ndフル・アルバム『L.E.D.』をリリース。テンションやクオリティー、そしてポピュラリティー性が高く、レゲエ・ファン以外にも直撃するインパクトを持つ15曲を収録し、前作に並びオリコン・インディーズ・アルバム・チャート2年連続で初登場3位を獲得した。

その後も、野外や屋内のレゲエ・イベントをはじめ、クラブ系専門人気番組『流派-R』が主催するイベント『R-FESTA』をはじめ、FM局主催大規模イベント、大手CDチェーン主催イベントなどに出演を果たし、日を追うごとに知名度と人気を高め、確かなものにしている。同年12月には、初のワンマン・ライヴ『DRUM Be-1』を開催し大成功を収める。
2人の太く力強い歌声と圧倒的なステージングは、福岡のみならず各地のリスナーの心に焼き付いて離れない。彼女たちが放つ等身大かつポジティヴ、そして愛に満ちたメッセージ性の強いリリックは、年齢や性別を超え、数多くのリスナーの共感を呼んでいる。BROWN SUGAR オフィシャルサイト
BROWN SUGARAオフィシャルサイト

OKMusic編集部

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