取材:高橋美穂

聴いてくれた人に愛される曲にしたかっ

“Style.”という印象的なタイトルですけど、これは西野カナさんのスタイルという意味に捉えていいのでしょうか?

今回、あまり範囲は限定してないんです。うちぐらいの年齢って、これから就職したりとか、いろいろ選択していく場所に立たされるから、むっちゃ不安になったり、“何で?”って思うことがすごくあると思うんですよね。でも、それは誰しもが通るところかなって思うんです。だけど、そういうもどかしさを、みんなは言葉にしない。だから、敢えてうちが言葉にすると、こうなるっていう感じですね。今、すっごい重要なポイントにいるんやって感じてますよ。そこで自分のスタイルを見つけるんだと思うし、それを探り中の感じを書きましたね。また、大人の方々にも、当時の自分がこういうことを思ってたなって思われたら、うれしいですね。

そういう強い思いがこもってますが、歌い方も考えました?

もちろん、伝えたいメッセージは思いを込めて歌ってるんやけど、何だかんだ言って、すごくライヴで盛り上がる曲なんですよ。だから、“カミサマ いるなら聞いてよ”ってサビで歌ってますけど、そんな都合のいい話ないじゃないですか。まだまだ子供でいたい思いが出てるから、そこは可愛く、軽快に、“今が楽しくて仕方ない”アピールみたいに歌ってますね(笑)

曲をもらった時のイメージはどんな感じでした?

8月の後半の夕方くらいで、虫が飛んでて、おばあちゃん家に帰ってる感じ?(笑) ざっくりそんなイメージが沸いてきました。そっから夕焼けが浮かんできて、寂しい感じもして、でも帰ってご飯食べるみたいな楽しい感じもして…だからいろんな方向に振れるな、いろんな気持ちを詰められるなって思ったんです。

すごい具体的な風景が沸いてきたんですね!

だけどそれが全部歌詞になるわけじゃなくって、写真ならこんな感じ、みたいな。それをヒントに歌詞にする感じですね。

また、この歌詞は今までになく日本語が多いですよね。

そうなんですよ。最近気付いたんですけど、結局言いたいことは日本語になるんですよね。英語って響きが良くって魅力的なんやけど、自分が思ってることは日本人やから日本語で出てくるじゃないですか(笑)。まぁ、曲によって違ってはくるんですけど。

また2曲目の「Stamp」は、主語が“僕”ですけど。

初めて使ったんです。“君”って言葉に対して、“私”より“僕”がイコールな感じがしたんですよ。女の子のちょっと子供っぽいような、わがままな感じが出るなって。…私、昔、好きだった男の子の背中に、マジックで自分の名前を書いたことがあって(苦笑)

まさに、彼の背中に“Stamp”ですか(笑)。これは西野さんの恋愛観がまんま出てると思っていいのでしょうか?

はい。独占欲、半端ないです(笑)。だから、この曲は可愛いんだけど、結構今までよりも重い感じで作りましたね(笑)

3曲目の「September 1st」は超スウィートですね!

はい。よく考えたら、これまでラブラブな曲がなかったんで、今回は幸せになってみようと思って(笑)。“私たち今日で半年ね”ってありますけど、彼氏と付き合って半年の友達がいて、いろいろリサーチして歌詞を書いたんです。

タイトルの日付も具体的ですけど。

ね。英語の響きが良かったので、このタイトルにしました。これを聴いた人で、ほんとに9月1日に付き合い始めたカップルがいたらいいですね(笑)。そうだったら運命的ですよね!
西野カナ プロフィール

ニシノカナ:1989年3月18日生まれ、三重県出身。2度の渡米経験を経て洋楽に目覚め、クリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ロペス、シアラなどの女性シンガーをはじめ、ヒップ・ホップ、R&B、レゲエなどさまざまなジャンルの音楽にのめり込んでいく。また、日本文化に根付いたミュージック・カルチャーにも興味を持ち、日本民謡も習い始める。2005年、<Sony Music>主催のオーディションに参加。2006年に<SME Records>よりメジャー・デビューが決定。07年、デビューへの準備を進めると同時に、英文学を学ぶため大学に進学。渡米経験、日本民謡経験の2つの感性を合わせ持つ彼女は、オーストラリア人作家ユニットNERVOとメジャー・デビュー・シングル「 I(アイ)」を制作し、2008年2月に世界初のデビュー・シングル日米先行配信を敢行。本作は、ビルボード・ジャパン・トップ100にて新人アーティストとしては異例の総合チャート10位を獲得。2008年9月には、シンディ・ローパーから指名を受け、12年ぶりとなるジャパン・ツアーのオープニング・アクトを務めた。09年3月には、ラッパー・WISEを迎えた5thシングル「遠くても feat.WISE」をリリース。同年6月、デビューから通算6枚のシングルを含む1stアルバム『LOVE one.』をリリース。天性の歌声でリアルな恋愛を唄い、ケータイ世代と言われる若年層を中心に絶大な人気を集め、2010年6月にリリースした2ndアルバム『to LOVE』は、オリコン、ビルボードの両アルバムチャートで初登場1位、オリコン年間アルバムランキング3位を獲得し、95万枚の大ヒットを記録。2013年9月、デビュー5周年を記念したリリースされた、初のベスト・アルバム『Love Collection ~pink~/~mint~』の2枚は、85万枚を超えるロングセールスを記録。 同年末には『NHK紅白歌合戦』に4年連続の出場を果たし、2014年3月より、西野カナ史上2回目となる全国アリーナ・ツアー『Love Collection Tour ~pink & mint~』を開催した。西野カナ オフィシャルHP(アーティスト)
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