L→R 小泉貴裕(Dr)、飯田祐馬(Ba)、谷口 鮪(Vo&Gu)、古賀隼斗(Gu)

L→R 小泉貴裕(Dr)、飯田祐馬(Ba)、谷口 鮪(Vo&Gu)、古賀隼斗(Gu)

【KANA-BOON】新たな生命を注ぎ込ま
れた幻の名曲

シナリオアートとのスプリットシングルとしてリリースされる最新作「talking」は、“ノイタミナ”アニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』のオープニングテーマ。インディーズ時代から温められてきたこの曲の制作の背景とは?
取材:田中 大

どういう経緯でスプリット盤を出すことに?

谷口
僕ら、今までに結構シングル出してきたので、そろそろ何か変わったことをしようということになりまして。シナリオアートとは縁も深いですし。同じオーディション(2012年に開催された『キューン20イヤーズオーディション』)に参加してたんですよ。
小泉
シナリオアートとは飲みに行ったこともあります。
飯田
そういうの、あんまりないことやな?
谷口
そうやな。バンド同士全員で一緒にというのは珍しい。
古賀
あの時、意外にバンドや音楽のことを喋らなかった気がする。何を喋ったか覚えてないけど…。
谷口
学生みたいなノリだったんでしょうね(笑)。

その姿、目に浮かびます(笑)。ところで「talking」はインディーズの頃からあった曲ですよね?

谷口
はい。大阪にいた頃に5カ月連続で自主企画のイベントをやったんですけど、それと同時に毎月1枚リリースもしてまして。そのうちのひとつがこれです。当時から気に入っていて、いつか出したいと思っていたんですよね。

ファンキーなサウンドなのが印象的でした。

谷口
作った頃は特に深く考えていたわけではなく、“こんなのができたわ”って感じだったんですけど。
飯田
昔は拍のニュアンスとか、裏拍のノリとかを深く理解していなかったですからね。
小泉
当時は気付けなかったグルーブを今回出せたと思います。昔の音源を聴いて“まだまだだな”と思ったところを良いものにしてやろうと思って取り組みました。
古賀
僕も、当時は直感的に弾いていただけですからね。でも、今は裏拍もちゃんと理解していますし、そういう成長も今回、反映されたと思います。“休符が鳴ってる”みたいな。
谷口
休符が鳴ってる? …“名言を言ってやった!”みたいな顔するな(笑)。
古賀
そんなつもりはない(笑)。

(笑)。歌詞は昔のままですか?

谷口
昔のものと比べると、ちょこちょこと変えているんですけど、基本の雰囲気はそのままです。
飯田
言葉遊びの感じとか、昔から鮪が持っている良さなんですよね。そういう部分も今回の歌に出ていると思います。
谷口
ウチのバンドはそれぞれの楽器にも個性がどんどん出てきていますから、そこに負けないようにしたいんですよね。

小洒落たシティーポップを聴きながらブランドバッグを選んでいる未来にはなっていたくない…という描写が出てくるのも、この曲の印象的なところなんですけど。

谷口
そこは、もともとは違う歌詞が乗っていたんですけど、こういうものを書いてみました。実際、今日の僕が持ってきたのも思いっ切りスター・ウォーズのカバンですからね(笑)。
古賀
僕のシャツもよく分からんところで買っていますから。でも、今日のシャツはボタンが表から見えないヒフクタイプなんですよ。あれ? ヒヨクタイプって言うんだっけ? まぁ、ヒフクかヒヨクです。(※“比翼”が正解)
飯田
それくらいファッションにうといバンド(笑)。
古賀
そんな僕らがブランドのバッグを持ったら、ただただ面白いんでしょうね。

突然、スティックケースがルイ・ヴィトンになったり?

小泉
それはやばいですね(笑)。

(笑)。では、カップリングのお話へ。「ぬけがら」(初回生産限定盤A&通常盤に収録)は、温かいサウンドが胸に染みました。

谷口
僕らはいろんなタイミングで“大人になっていく”とか“大人になる”っていうことを描いてきたんですけど、この曲はそういうことを経て、すでに大人になった人の歌ですね。僕らもまだ成長過程ですけど、大人になった感覚もあるので。

初回生産限定盤Bに収録される「PUZZLE」は?

谷口
「talking」はアニメの『すべてがFになる』のオープニングですけど、書き下ろしではないので、この曲で作品に寄り添ってみたいと思っていました。

だから、ミステリアスな雰囲気だったり、少しずつ手がかりを見つけて謎を解き進めるイメージの歌詞なんですね。

谷口
そうですね。あと、自分の歌詞を作る時のイメージも入っています。あれもパズルゲームのような感じなので。合うピースを頭の中のどこかから持ってくるような果てしないあの作業は、一種のミステリーです。

『すべてがFになる』のアニメをきっかけにKANA-BOONと出会う人もいるんじゃないでしょうか。

谷口
ぜひ、いろんな人に聴いてほしいです。
古賀
僕もアニメの放送を絶対に観ます。『すべてがFになる』が放送される“ノイタミナ”の作品が、もともと好きなので。『PSYCHO-PASS サイコパス』も好きだったんですよ。ああいう“ちょっとだけ頭使う系”が好きで。
飯田
“ちょっとだけ頭使う系”ってなんや?(笑)

(笑)。このスプリットシングルを出した後のKANA-BOONの活動は、どんな感じでしょう?

谷口
今回、こういうスプリット盤という今までとは違ったことをしてみたので、それを踏まえてまた何かじっくり考えたいです。ライヴもしばらくは落ち着くので、次にやることを考える期間に入ると思います。制作もいろいろ進めているところですし。その辺も期待していてください。
古賀
あっ! このスプリット盤が出る11月11日って、『ポッキーの日』なんですよ。僕らとシナリオアートとの仲もポッキリいかないように頑張りたいと思います!
一同
……(漂う沈黙)
飯田
ぜひ、この気まずい雰囲気で記事を締めてください(笑)。
「talking / ナナヒツジ」2015年11月11日発売Ki/oon Music
    • 【初回生産限定盤A(DVD付)】
    • KSCL-2631 1998円
    • 【初回生産限定盤B(DVD付)】
    • KSCL-2633 1890円
    • 【通常盤】
    • KSCL-2635 1512円
KANA-BOON プロフィール

カナブーン:大阪・堺出身のロックバンド。2012年に開催された『キューン20イヤーズオーディション』にて4,000組の応募者の中から見事優勝し、13年9月に1stシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビュー。14年8月には地元大阪で野外凱旋ライヴを行ない、デビューから1年足らずでありながら16,000人超を動員。15年には大阪城ホールと日本武道館での単独公演を、16年には初の海外公演を含む全21公演の全国ツアーを敢行し大成功を収めた。そして、18年にメジャーデビュー5周年を迎え、5シーズンにわたる5リリース・5イベントを企画し、現在遂行中!KANA-BOON オフィシャルHP

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