【ORESAMA】ポップを極める勢いでや
りたいなって思っている

アニメ『オオカミ少女と黒王子』のエンディングテーマが話題の男女ユニットORESAMA。ディスコ、ファンクがベースのDTMサウンドとカラフルな歌声が印象的なポップミュージック界待望の新星に話しをうかがった。
取材:山村哲也

ORESAMAは最初バンドだったんですよね。

小島
高校の時に僕がフォークソング部に入っていて、ぽんちゃんはテニス部だったんです。文化祭の時にテニス部が合唱をやったんですけど、ひとりだけすごく上手い子がいたので、声を掛けて引っ張ってきてバンドを組みました。

ぽんさんの声は合唱の中でも目立っていた?

小島
そうですね。声はデカいし、上手いし、ぽんちゃんの声しか聴こえないレベルでした。

それ、合唱としてはダメじゃないですか?(笑)

ぽん
全然ダメでしたね(笑)。もともと歌うのが好きで小学校の頃は合唱団に入っていて。あと、ダンスもやっていたので、踊りながら歌うみたいなこともしていたんです。でも、高校に入ってからはそういうことを全然やっていなかったんですけど、お母さんには“バンドをやってほしい”って言われていましたね。なので、声掛けられて“ラッキー!”って思って入りました(笑)。

お母さんがそんなふうに言う家って珍しいですよね。

ぽん
お母さんもずっと歌をやっていた人なんで。

小島さんの音楽経験は?

小島
高校に入るまではひとりでギターを弾いたりしていました。高校ではいろいろなバンドを組んだんですけど、その中でドラムとベースは固定メンバーがいたんですよ。それで、高校2年の時にヴォーカルをちょうど探していた時期にぽんちゃんの歌と出会ったと。

そのメンバーで組んだのが最初の“オレサマ。”?

小島
そうですね。

小島さんはもともとどんな音楽が好きだったのですか?

小島
昔のディスコファンクが好きで、ChicとかEarth, Wind & Fire、Michael Jacksonあたりが原点ですね。

なるほど。作られる曲にその辺の感じが出ていますよね。ぽんさんはどんなアーティストが好きだったのですか?

ぽん
私は青春時代はフジファブリックしかないぐらいの感じで。詞を書く上でも志村(正彦)さんの“でも”とか“だって”とかそういう言葉や世界観には影響を受けていると思います。

進学で東京に出てきてふたり組になるわけですが、またバンドで活動しようとは思わなかったのですか?

小島
本当はやりたかったんですけど、進学の都合でふたりしか東京に出てこなかったので。大学のサークルでバンドもやってみたんですけど、それも続かなかったり。
ぽん
私も大学でサークルを見に行ったんですけど、重音部っていうのしかなかったので(笑)。
小島
最初はアコギと歌で活動していたんですけど、表現力の限界とかを感じて3年前ぐらいから今みたいなDTMを始めたんです。ぽんちゃんから“ライヴにVJを入れたい”という話をされて“じゃあ、カラフルな音源も入れよう”となって、今みたいな音に変わっていった感じですね。

今回の「オオカミハート」はアニメ『オオカミ少女と黒王子』のエンディングテーマですが、曲はアニメのイメージから作ったのですか?

小島
エンディングテーマだから、アニメの最後に被って曲が流れるんだろうなとか勝手に想像して(笑)。だったら、特にイントロからサビまでが重要だと思って作ってました。明るくて疾走感があるみたいな曲のイメージで、そこにきっとぽんちゃんが可愛い詞を付けてくれるだろうって思っていたんですけど、その通りの曲になったなって思います。
ぽん
個人的にサビ頭が一番気に入っているんですけど、アニメを観た人が“そうだよな”って思ってくれるように考えて書いたので、作っていても楽しかったです。もともと大好きな漫画だったので、実際のオンエアを観た時は“わぁー!”ってめっちゃ叫びました(笑)。

「カオでしょ」はカッコ良いファンクチューンですね。

小島
はい。今回収録の3曲の中では一番ディスコっぽくてギターがフィーチャーされている曲だと思います。

インパクトのある歌詞も面白かったです。

ぽん
感じたことじゃないと書けないので、多分その当時すごく腹立ってた子がいたんだと思います(笑)。
小島
歌詞に関してはすごく可愛いものを書いてくる時もあれば、こういう皮肉めいた詞を書いてくる時もあって。その時の気持ちが出ていて分かりやすいし、面白いですね。
ぽん
(小島が)曲を書くのが早いから、デモ音源がたくさん送られてくるんですよ。だから、どれをいつ書いたかはあんまり鮮明に覚えてないんです。それで溜まるとめっちゃ怒られる(笑)。
小島
でも、微妙だなって思う曲には仮歌を入れてこないんです。
ぽん
ちょっと前までは自分の好き嫌いで判断したりしてました(笑)。サビで盛り上がる曲が好きなので、そうじゃない曲とかは仮歌を入れないでおくと“あの曲だけは入れて”って言われたりして。苦労して作っているのにね、すみません(爆笑)。

「全然気にしてないから僕のことは気にしないで」は?

ぽん
デモは小島が適当に歌ったものが送られてくるんですけど、これは“全然”っていう言葉の響きが面白くて、そこをピックアップして書きました。女の子の日記みたいな歌詞は好きじゃなくて、志村さんの詞みたいなのが好きなんですけど、私はそこからはもうちょっと身近な感じで、みんなが想像できて自分にも当てはめられるようなものを書くようにしています。

過去の作品も含めて、すごくポップな音楽を照れなく堂々と楽しく聴かせてくれるユニットだなと思ったのですが。

小島
僕にとって80年代って生まれていないので、あの頃の音楽のポップさが新鮮でカッコ良く感じるんです。大人の人は懐かしがってくれて、下の世代は“何これ、カッコ良いじゃん!”って思ってくれるかもって。だから、そのポップを極める勢いで今後もやりたいなって思っているんです。あと、今後は映像+ORESAMAみたいな活動もできるといいですね。
「オオカミハート」2014年12月03日発売VAP
    • VPCG-82325 1404円
    • ※初回仕様:アニメジャケット
ORESAMA プロフィール

オレサマ:渋谷から発信するふたり組の音楽ユニット。80’s Discoをエレクトロやファンクでリメイクした音楽を発信。その新感覚はイラストレーター・うとまる 氏のアートワークやミュージックビデオと相乗効果を生み、新世代ユーザーの心をとらえている。ORESAMA オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』

新着