L→R YUKKE(Ba)、逹瑯(Vo)、ミヤ(Gu)、SATOち(Dr)

L→R YUKKE(Ba)、逹瑯(Vo)、ミヤ(Gu)、SATOち(Dr)

【MUCC】一緒に歌えるメロディアスな
一曲に仕上がった

9月にリリースされたシングル「HALO」、そして「World's End」とリリースラッシュのMUCC。メロディアスなサビの部分が印象的な今シングルは、話題のアニメ『メガネブ!』オープニングテーマとしてオンエア中。
取材:大庭利恵

ずっとアルバムの制作をしているそうですね。今回のシングルも、アニメの主題歌というタイアップを主軸に作られたものではないという感じですか?

ミヤ
そうですね。結構早い段階で出来上がってて、確か「HALO」(前シングル)より先だったんじゃないかな。曲ができてすぐにタイアップが決まったので、アニメ用だからああだこうだというやりとりもなく、ほぼそのままに。

歌詞も最初から「World's End」で?

ミヤ
実は、アルバムに向けてちょっと変わったやり方をしてて。ひとり25個タイトルを持ってきて、4人で100個。そこから10個に絞って、そのタイトルから想像して曲を書いてるんですよ。

ん? というと、“World's End”というタイトルの曲が複数生まれるってこと?

ミヤ
そうです、そうです。今回は3曲。その中から自分が書いたものが選ばれたというだけで。

それは、面白い試みですね。

ミヤ
スタッフからのアイデアだったんですけど、そういうやり方はしたことがなかったんで、かなり面白かったですね。

じゃあ、ミヤさんの中の“World's End”というイメージは?

ミヤ
特にひねりはなく、“明日、生きてるのかな?”ってことですね。どんなふうに終わりを迎えて、どんな終焉なのかってことだったんで、物語調にして、サビの部分で引っかかりを持たせるようにしたかった。歌がメインの曲だし、しっかり引っ張っていってくれるんで、サウンドに関しては本当に普通にロックバンドがやってるシンプルな感じにしようと思いましたね。
逹瑯
俺は個人的に物語調に進んでいく曲は好きだし、前半部分はストーリーテラーになった感覚で歌えるのが、すごく楽しいですね。

逹瑯さんの“World's End”は?

逹瑯
俺が思い描いてた船は、ずっと空を飛んでましたね。雷が鳴り響いてる雨雲の中に向かっていってる感じで。船長に“あんなの全然大丈夫”って言われるんだけど、絶対大丈夫じゃないだろって思いながらも、うっかり乗っちゃう。きっと世界が終わる時なんて、そういう感じかなと(笑)。

SATOちさんは、どうですか? ドラムから始まる力強い曲ですが。

SATOち
無駄のない曲だったんで、あえて難しいことは考えずにストレートにやりましたね。こういう感じは久々だったから、楽しかったです。アニメにも合ってたし。

一番大事にした部分は?

SATOち
歌詞の世界観を引き立たせるようにしたところですかね。感情に波が出ないようにしました。

YUKKEさんは?

YUKKE
最初にデモの段階でアコギと歌だけで聴いた時は、もっとフォークだったんですよ。それがここまでバンドっぽく仕上がっていく流れが、すごく面白かったです。個人的にはこういう曲、特にメロが大好きなんで、聴くたびに気持ち良くなりますね。
ミヤ
前作の『シャングリラ』というアルバムは、すごくMUCCらしいんですけど、らしすぎて優等生な感じがあるんですよ。当たり前、みたいな。今はそれよりももっといろんな角度から突き詰めたいなって気持ちがあるから、よりMUCCの原点であるフォーク性を高めていければってとこもあるんですよね。

確かにメロディーはフォーキーですけど、久々に明るい曲調のものなんで、“歌える”って感じがするから、まさに狙い通りなんじゃないですか?

逹瑯
そうですね。でも、自分の中では明るいとは思ってなくて。歌詞はかなり暗いしね。ただ、キャッチーではあると思うんで、そのギャップみたいなところとサウンドの疾走感がうまい具合に耳に残ればいいですけどね。

ちなみに、通常盤にはミヤさんの「WateR」が収録されていて、初回生産限定盤のカップリングは逹瑯さんの「自演奴」。さらに、アルバム『Shangri-La』のデモ全曲ってすごいですね。

ミヤ
フェニックスってバンドのボーナスディスクにデモとか未発表曲が30曲ぐらい入ってるんですけど、俺らもアルバムとまったく同じ状態の初期デモを並べたら面白いだろうなって思ってやってみた企画ですね。

「Marry you」はまったく違ってて、この雰囲気からあんなウエディングソングに変わるのかと思ったら、びっくりしました。

逹瑯
そう。最初、このラララの状態で持っていった時は、俺の中ではイメージできてたんだけど、みんなはあんまりピンときてなかったって時のものですね。歌詞が付くのと付かないのでは、これだけ聴こえ方が違うんだよっていうのを聴いてほしくて。
SATOち
あと「乱舞」のボツになった大サビが、まだあって面白かった(笑)。

立て続けのシングルリリースから、このまま『MUCC 2DAYS CIRCUIT 2013 “Hypnos&Thanatos”』へと突入ですね。

ミヤ
アルバムに入るかどうか分かんないけどっていう新曲をリリース前にライヴでやるんですよ。リリースツアーじゃないってこともあって、なんかインディーズ時代の“新曲できた、すぐライヴでやろう!”みたいな感覚なので、今のMUCCを感じてもらうにはぴったりだと思いますよ。
「World’s End」2013年10月30日発売Sony Music Associated Records
    • 【初回盤(DVD付)】
    • AICL-2606~7 1575円
    • 【通常盤】
    • AICL-2608 1260円
    • 【期間限定生産盤】
    • AICL-2609 1260円
    • ※アニメ描き下ろしスリーブ
MUCC プロフィール

ムック:1997 年結成。日本人の心のメロディーを大事にしつつ、ロック、メタル、パンク、ダンス、ラップ、ミクスチャー…ありとあらゆるジャンルの音楽を飲み込み、常に新たなサウンドを追求し続け、“MUCC”というひとつの生命体のように、誰にも似つかない音を鳴らし続けている。国内外問わず結成以来、精力的に数多くの箇所、本数のライヴを行なっており、海外でもヨーロッパ・アメリカ・中国・ロシア・南米の計13 か国で公演を約150 本を実施。国内においても日本武道館、幕張メッセ、国立代々木競技場第一体育館などで単独ライヴを開催。また、国内外の大規模フェスにも出演し、大きな反響を得てきた。08 年には北米(34カ所)、ヨーロッパ(18カ所)を回る大型フェスツアー、『ROCKSTAR Taste of Chaos』TOUR にAvenged Sevenfold、ATREYU、Bullet for My Valentine、Story of the Year、As I Lay Dying などとともに参加。日本公演では堂々のヘッドライナーを務めた。世界を股にかけるタフなライヴバンドとして定評もあり、そのパフォーマンスへの評価は高い。MUCC オフィシャルHP

OKMusic編集部

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