すでにCMで耳馴染みのある「Sunshine Girl」と、絵本を読み聞かせられているような穏やかな気持ちになれる「Let’s dance in the moonlight」の2曲を同月に発表! 自分たちが心地良いと思えるものが明確に分かったというmoumoonに話を訊く。
取材:ジャガー

蒼井 優さんが出演する資生堂『アネッサ』のCMで放映中の「Sunshine Girl」は、テンポがいいですよね。

YUKA
音的にシンプルで、馴染みやすいんじゃないかな。昨年、それまでの私たちにはなかった夏らしいイメージで作ったシングル「On the right」があったからこそ、今回の「Sunshine Girl」が生まれましたね。中身は違うけど延長線上にはある気がして。

歴代CMの雰囲気とは違う映像に、moumoonの歌によってかわいらしさが加えられ、見事にリンクしているなと。

確かにこれまでのCMを改めて観させていただいたんですが、“夏!”というギラついた、派手でカッコ良い映像と曲がフィットしてるんですけど、初めて今年の映像を観せていただいた段階でこれまでとは違う方向性でいくことが分かったんで、これなら自分たちにもできるんじゃないかなって。
YUKA
前のちょっと派手な感じとかだったらmoumoonにないものだから、もしかしたらできなかったかもしれない。でも、今年の『アネッサ』だから、今の私たちだから作ることのできた楽曲だなっていう感覚はありますね。ただ、そこまで新しいことを求めていたわけでもなくて。
インディーズで活動していた頃はライトな楽曲が多かったので、昔の音に戻ったねって声もあります。ミニアルバム『Flowers』に収録している「mellow」とかは結構軽いノリで聴けるタイプの曲だったんで、「Sunshine Girl」はもともと自分たちの根本にあったテイストが反映されてるのかなって。途中ですごくロックなものがやりたくなったり、ちょっとクセのあるものに興味はいったんですけど、今回は本当にシンプルに。ドラム、ベース、ピアノでジャムったところにシンセが乗る音作りで。デモは緻密に作ってはいたんですけど、最終的には全部生楽器にしました。照りつけるのではなく、さわやかな風が吹く心地良いぐらいの夏っぽさが出たんじゃないかな。
YUKA
叙情的な歌詞でストリングスが歌のバックでギュインギュイン響くのも大好きだけど、それとはまた正反対なところで力を抜いて作るっていう楽しみもあるんです。

夏っぽさもありながら季節関係なく、天気のいい日に散歩しながら聴きたくなりました。自然と笑みがこぼれるような、気分を上げてくれますよね。

YUKA
曲の中で落ち込むところがひとつもないので、私も聴くとすっきりするんです。気持ち良い音になったし、リフレッシュできる曲になったなって、自分が聴いても実感しているので、みんなにとってもそうだといいな。

何度もリフレインするサビのメロディーが印象深かったのですが、特に気を使った点はどういったところでしょうか?

YUKA
蒼井さんがにっこり笑ってる姿や上品な質感など、映像から受ける印象を基に世界観を固めていきました。イメージではそこまでアウトドアじゃないけど、ブラインドを朝から開けておくようなタイプ。日差しをちゃんと浴びて生きていて、価値観にとらわれることなく、自由に飛び出していける女性で、飛び出せるからいろんな扉を開けることができる。そういう女性が素敵ですし、私もそうなりたい気持ちがあって、今言ったような女性がマイペースに歩いているのがいいなと。あと、自分の中で気に入っている“胸に秘めたるその太陽”という言葉。そんなにこれみよがしに見せるわけでもなく、ちょっと控えめな女性像が連想される…滲み出るような温かい笑顔とか、キラキラしている仕草みたいな。今作のメッセージをギュッと凝縮した歌詞だと思います。口角をキュッと上げるとか、背筋をしゃんと伸ばすとか、それが全部いいことにつながっていくんだよって。

周りを明るく照らしてくれる存在ですね。主人公である彼女と一緒にいるだけで、みんなが幸せな気分を味わえる気がします。曲自体は骨太なロックサウンドに仕上がっていますが、YUKAさんの歌声と合わさると雰囲気も変わりますよね。

デモに近い仕上がりなんですけど、そこに辿り着くまでにいろいろいじったよね。キーを変えたり、テンポを変えたり、楽器を何パターンも作ってみたり。ピアノメインになってますけど、オルガンやアコギがメインのものとか…本当いろいろ考えたんですよ。
YUKA
いつもはいろんな音が複雑に絡み合うように考えるんですけど、今回はシンプルで静かなほうが耳に残るだろうなって。例えば、つぶやくみたいに歌っているのがラジオから流れてハッとするような。
音はあんまり入れてないし、隙間もいっぱい作ったから声の質感にはすごくこだわって。意外とドラムとベースは太い音になってるんですけど、その感じが声とギャップがあって面白さも出せたかなと思います。

さらに、同月26日にはファッション雑貨ブランドのモノコムサとの企画シングルがリリースされますが、そもそもの経緯とは?

YUKA
今年発表するモノコムサの新キャラクターで、うさぎの15(ichigo)ちゃんがいるんですけど、そのテーマソングとして作った楽曲が「Let’s dance in the moonlight」で。
歌詞はすでにコムサさん側でできていたんです。普段なかなか詞先で制作することがないからどうしようか悩みました。
YUKA
歌詞の内容がすごくかわいいんですけど、自分たちが作ってきたタイプとはまた違ったものだったのと、歌詞に合わせて曲を作るっていうのも経験がなかったので、そういう点での苦労はありましたね。でも、私たちが曲を作ると、次に向こうの映像クリエイターさんが楽曲からフルCGの映像を作ってくれたので、キャラクターからミュージシャン、クリエイターと連動していくのが面白かったです。ちょうど完成形を観たんですけど、めちゃくちゃかわいくて子供も一緒に楽しめますね。
動物の名前を呼ぶ部分では、それに合わせて動物たちが登場して踊ってるのでぜひ観てほしいですね。
YUKA
すっごい弾けてるよね(笑)。歌詞通りにストーリーが進んでいるので、すごく面白いですね。
moumoon プロフィール

ヴォーカル YUKAとギター柾昊佑(まさきこうすけ)によるユニットで2005年結成。
フランス語の『mou(やわらかい)』と、英語の『moon(月)』をかけあわせて作った“やわらかい月”という意味の造語。
YUKAの柔らかく暖かな、それでいて鋭くエッジのきいた歌声と、柾が創造する印象的なメロディーが絶妙にマッチし、繊細且つ大胆なアレンジが施された楽曲が聴き手を柔らかく包み込む。

2006年7月に限定シングル「Flowers/pride」でデビュー。2007年8月ミニ・アルバム「love me?」でavex traxよりメジャーデビュー。
同年12月にリリースした1stシングル「Do you remember?」がラジオ、衛星波21局でパワープレイを獲得する。
2008年7月、自身初となるのワンマンライヴ(原宿ASTRO HALL)を行いチケットSOLDOUTとなる。同年12月(渋谷duo music exchange)、2009年5月(赤坂BLITZ)に行われたワンマンライヴでは両公演共にチケットが即日完売となる大盛況ぶりを見せた。
同年7月には通算5枚目となるシングル「On the right」のリリースが決定、10月には日比谷野外音楽堂でのワンマンライヴを行う。オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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