【May J.】感謝の気持ちを持って前に
進んでいく

セルフプロデュースアルバム『SECRET DIARY』発表後、最初の作品となるシングル「Rewind」。自分と向き合うことができた前作を受け、繊細ながらも芯の強さを感じさせるMay J.のパーソナルな部分をより堪能できる意欲作に仕上がった。
取材:ジャガー

アルバムというひと区切りがあり、意気込みも新たになった部分もあったかと思います。今作に関して何か思い描いていたビジョンはありましたか?

今の私は自分と向き合っているモードで、次の作品に向けて今も歌詞を書いているのですが、自分と向き合って本当の自分を見つめ直すことで、よりリアルな歌詞が書けると思っています。ひとりでも多くの方に感動してもらえるような歌や歌詞を届けたいと燃えています!! こういったモードになれたのも、前作で強がっているだけではなく、本当は弱い部分の自分を認めることで、真の強さを知ることができる…また、そのままの自分でいいんだよというメッセージを込めることができたのが大きいかもしれません。私自身、自分を見つめ直せたことで、失敗を恐れずに行動したり、思ったことを素直に言葉にすることの大切さを今すごく感じています。だから、今作ではそういった気持ちが前に出ればいいなと思いました。

まっすぐに正面を見据えるMay J.さんのジャケ写もこれまでとは違った一面だと思うのですが。

そうですね。今までは笑顔が多かったのですが、今作ではあえて笑顔ではなく、まっすぐ前を見て、芯の強さを表現できるように意識しました。

今作「Rewind」はバンダイナムコゲームス『時と永遠~トキトワ~』の主題歌でもありますが、楽曲制作時に同タイトルを意識することはありましたか?

先にゲームの主題歌を歌うことが決まり、『時と永遠~トキトワ~』のストーリーを読ませていただいて、そこからインスピレーションをもらいました。ゲームのストーリーとも、自分の実体験とも重なるように歌詞を書きました。

《忘れない 忘れない》《戻りたい 戻りたい》といったサビ冒頭で繰り返される言葉からは、主人公の強い思いを感じることができました。また、サビは前を向いているというか、離れてしまった好きな人への断ち切れない思いを主人公なりに昇華していっているような気がするのですが。

大切な人と過ごした時間を思い出して、あの時に戻って自分が言えなかった気持ちを伝えていれば、もしかしたら今も一緒にいることができたのかもしれない…そんな後悔の気持ちで押し潰されそうになりながらも、今の自分がいるのは彼と過ごした時間があったから。幸せも悲しみも彼が教えてくれたということに、感謝の気持ちを持って前に進んでいくという思いです。

確かに、悲しみや寂しさだけでなく、"ありがとう"という言葉で綴られているのが素敵だと思いました。離れてもちゃんとその人からもらったものは自分の糧として残る…そうやって成長していこうとする姿に奮い立たされたのですが、May J.さんご自身が特に気に入っているフレーズはありますか?

《今すぐ会いたい そんなワガママも 言えなくなっていたの》。このフレーズは自分の思いが強く出ています。自分を抑えてしまう性格で、本当はもっと甘えたいのに甘えられなくて。そんな自分が嫌で後悔してしまうことが多いですね(笑)

実際に「Rewind」を歌う際、どのような気持ちで臨まれましたか?

エレクトロなダンスチューンでもあるんですが、歌詞は後悔の気持ちを歌っているので、ノリを崩さないようにしつつ、切なさを表現できるように心がけました。

そして、ライヴでも盛り上がりそうな「Summer Breaker」ですが、原曲を聴いた時に浮かんだイメージを教えてください。

エレクトロとロックを混ぜ合わせたサウンドにしたくて、すごくこだわりを持っていました。自分のイメージに合うまで、何度もアレンジを試行錯誤したので、夏にアゲアゲになれる、力強い一曲になったと思います。

曲、歌詞ともに落ちるところがない楽曲ですが、歌詞を書くにあたり気を使った点を教えてください。

今まで自分はできないと思っていたことや諦めかけていたことに挑戦しよう!という気持ちと、夏を思いっ切り楽しもう!というふたつの要素で歌詞を書きました。この曲を聴いた人が、"何もしないなんてもったいない! 今まで諦めていたことに挑戦しよう!"という気持ちになってもらえたら嬉しいです。それと、Bメロのラップでもしっかり韻を踏みつつ、ノリを出して遊び心も忘れないようにいろいろな要素を詰め込みました。

今回のシングルでは、「Rewind」「Summer Breaker」に加え、ダニエル・パウターさんとのコラボを披露した「Back To Your Heart feat.Daniel Powter(English ver.)」も収録されていますね。それぞれどういったシチュエーションで聴くと一番映えるか、オススメはありますか?

『Rewind』は失敗してしまって前に進みたいと思っている時に聴いてほしいですね。『Summer Breaker』は天気の良い日に車の中で聴くとテンションが上がると思います。『Back To Your Heart feat.Daniel Powter(English ver.)』は夜の帰り道にふと好きだった人のことを思い出したながらぜひ聴いてください!
「Rewind」2012年10月10日発売rhythm zone
    • CD+DVD
    • RZCD-59114/B 1800円
    • CD
    • RZCD-59115 1260円
    • CD -トキトワ Edition-
    • RZCD-59116 1260円
May J. プロフィール

1988年生まれ。
日本、イラン、トルコ、ロシア、スペイン、イギリスのバックグラウンドを持ち多彩な言語を操るマルチリンガルアーティスト。日本で生まれ育ちながらも、家庭環境により培われた語学力、和の心を持ちつつ様々な経験によりソングライティングやダンス・パフォーマンス、ピアノの弾き語りをもこなす。

2006年にミニアルバム「ALL MY GIRLS」でデビューし、現在までにシングル3枚、ミニアルバム1枚、アルバム1枚、DVD1枚をリリース。
自身の作品では、Verbal(m-flo)、KEN-U、TARO SOUL等と共演、REMIXではSTUDIO APARTMENT、FPM、BUZZER BEATS、 DJ WATARAIらも参加。また、feat.での参加作品はZEEBRA、DJ PMX、”E”qual、 WISE、クレンチ&ブリスタなどのHIP HOPシーンから、キマグレン、鈴木雅之などのポップフィールドまで、多くのアーティストと共演する。

ずば抜けた歌唱力と表現力、また彼女独自のエキゾチックなフレイヴァを武器に、2008年、rhythm zoneに移籍。また、同年より世界180の国と地域に放送されているNHK WORLDの音楽番組「J-MELO」のVJを務める。(NHK総合テレビでも放送)May J. オフィシャルHP(アーティスト)
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