【sakelime】ちゃんと自分が詰まって
るなって実感できた


取材:ジャガー

情報過多の社会で、音源だけが頼りというアーティストは数少ない。さらに、その音楽性だけで十分に勝負できるとなると、かなり絞り込まれてしまう。しかし、sakelimeは自信と実力を兼ね備えた希少なユニットだった。ことの始まりをshota(Gu)に訊いた。

もともとは僕が音楽プロデューサーのマリオ中島さんによく音源を持って行って、指導してもらってた時に、“彼女の歌すごく良いから何かやってみたら?”と紹介してもらったところから始まったんです。最初に聴かせたもらったデモの声が本当に良かったんで、紹介してもらっていきなり曲を作り始めていった感じでしたね。だから、プライベートなことはお互い分かんなくて(笑)。でも、僕は彼女の才能にベタ惚れで、僕の作曲した曲をどう歌うのかも楽しみでした。

音楽で引き合わされたふたり。この時点では、そもそもユニットを組んでこれからやっていくのか、この曲をリリースするのか、何も決めていなかったらしい。

漠然とtomocoと何か面白い作品を作ろうと思ったんです。彼女の声からイメージを受けて曲を作ったんですけど、それが2~3年前で。リード曲の『circle』は気持ちの上がるポップスを作りたいなと最初は考えてたんですよ。それに彼女が歌詞を付けて…彼女の歌声を信頼しているので、歌詞もイメージは伝えましたけど基本的に委ねました。今回のような全編英語の歌詞でも、日本語の歌詞でもどちらも好きだったので。僕が曲を書いて、彼女が歌詞を書く。作業量はふたりで分担するから多いけど、そこにはふたりの純粋な意見しかないのが良かったんでしょうね。

純粋に音を楽しむ中で誕生した珠玉のナンバー「circle」は、聴き心地はさわやかでかつ内から込み上げてくる熱を持ち合わせる。

作っている当時、ふたりともに“何とか這い上がってやろう”みたいな精神がありました。そういう意味で、歌い方や一音一音への熱は結構入ってるかもしれない。それは後々聴き返してみると、嫌みじゃなくて心地良いグルーブになっていて。僕自身としてはギタリストだけでなく、作曲やディレクションも行なっているので自分のやりたかった音楽が初めてひとつに凝縮されたような感覚で。当時は気付かなかったけど時を経て改めて聴くと、ちゃんと自分が詰まってるなって実感できたんですよ。だから、時間は経ちましたけど、ちゃんと世に残るようにかたちにしたかったんです。
sakelime プロフィール

サケライム:現在イギリス在住のヴォーカル・tomocoと十代よりギタリストとして数々のバンドでプレイし、その後アーティストへの楽曲提供やアレンジなど多岐に渡って音楽に携わってきたギター・shotaからなる男女ユニット。2007年より活動を開始、その他の情報は未だ公表されておらず謎が多い。音楽だけでなく、自己を主張するアイテム(ジャケ写等)は細部にまでこだわりを感じさせる。オフィシャルHP

OKMusic編集部

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