【瓜生明希葉】大事なきっかけを作っ
てくれたアルバム

これまでに映画やCM、舞台等への楽曲提供を数々行ない、存在感ある歌声で華を添えてきた瓜生明希葉。ラフな気持ちで臨めたという本作への思いを明かす。
取材:ジャガー

タイトルにある“souk”は“アラブ諸国の市場”という意味ですが、色彩鮮やかな市場に訪れたような世界観に浸れるアルバムでした。

モロッコを特集した記事をたまたま読んで以来、虜になってしまい関連雑誌を集めていたんです。その中でよく目にしたのがsoukで、美しさが鮮明に焼き付いてて。今作はいろんなタイプの美しい楽曲たちが集まったので、お店によってさまざまな商品が立ち並ぶイメージと言葉の響きもいいことから“In the souk”というタイトルにしました。“In the souk”というからには、聴いている人に旅した気分になってもらいたくて全体の流れを意識しましたね。私自身がそうなんですけど、音楽や映画や舞台などを観たり聴いたりすると束の間の非現実世界を味わえるじゃないですか。エンターテインメントはすごくトリップ感が大事だなと思っているので、私の歌を聴いている間は夢のある空間を提供していたくて。

流れを汲んでいるからこそ、起承転結がちゃんとアルバムの中にあり、ライヴの時と同じように満足感が得られました。

ポップなものも好きなんだけど、ミュージカルの“さぁ、みんなで歌いましょう!”っていう世界観もすごく好きなので、私の好みを今まで以上に色濃く出したかったんですね。それで劇場っぽいアルバムにしたかったんですよ。だから、ジャケットのデザインもシアターの幕が開くように描きました。生音も多く取り入れているので、躍動感が今までとは違ったかたちで出たんじゃないかな。

1曲目の「指先のハチミツで」がまさにミュージカル風ですよね。

頭から振りきれてますよね(笑)。バランスをとる性格なので、音楽に対しても振りきれすぎちゃうと受け入れられないんじゃないかって迷いがこれまでは多少あったんですけど、自分の好きなものをとにかくやろうと決意した作品なんで、自分に根付いている空気感を凝縮できた気がします。と、言いつつポップなものも好きなので、後半になるに連れポップになりましたね。

「バイバイ、メランコリー!」のサビのインパクトや、「水玉ドレス」の言葉と音階のハマり具合など気持ち良いですよね。「a piece of laughing」は締め括りに相応しく、コーラスワークで神聖さと温もりを表現されていて。ここまで瓜生さんが好きなものを素直に出せたきっかけはあったのですか?

歌を続ける上で、自分濃度を濃くしたいと。主張をすると周りも理解を示してくれて。ポップなものもミュージカル風なものも同居して…迷ってたんですよ、どういうところに着地すればいいのか。それが環境と自分の意志と周りの理解が徐々に集まって、歌ってきた時間によって濾過された感じがするんですよ。

中西俊博さん、斎藤ネコさん、棚橋una信仁さんらが編曲で参加されているのも、きっといいスパイスになったのではないですか?

今までも素敵な方々に手助けいただいたんですけど、今回はプロジェクトとして早い段階から一緒に作り上げていただき、自分が思ってたんだけどこれまでかたちにしきれなかったことが引き出されたり、逆に想像もしていなかったことを加えられたりと作品の仕上がり以上のことを吸収できました。大巨匠のみなさんとやらせていただいて、本当に人との出会いで成長するんだなっていうのを実感しています。今後の自分に大事なきっかけを作ってくれたアルバムですね。
瓜生明希葉 プロフィール

ウリュウアキハ:幼い頃からピアノと過ごし、感情表現のひとつとして楽曲制作を開始。少女と女性が複雑に入り混じった心情が支持される。5/28(金)東京・渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにてワンマンライヴが決定!オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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