L→R 中田裕二(Vo&Gu)、永田貴樹(Ba)、小寺良太(Dr)

L→R 中田裕二(Vo&Gu)、永田貴樹(Ba)、小寺良太(Dr)

【椿屋四重奏】めちゃめちゃ椿屋四重
奏が出せてる

連続ドラマ『娼婦と淑女』の主題歌として書き下ろされた「いばらのみち」。中田裕二(Vo&Gu)は“改めてのご挨拶ができるものが作れた”と語った。
取材:石田博嗣

ブログでの“俺は俺のなんかようわからんジャンルをやっていこうと思う”という宣言が印象的でした。メンバーが3人になって、気持ちも新たになったところがあったのですか?

その気持ちが言わせていると思いますね。常に“ロックバンドはこうあるべきだ”って考えていて…もともと4人組のロックバンドをやるという大前提があって“椿屋四重奏”という名前にしたので、そういうことをずっと自分に言い聞かせながらやってたところがあったんですけど、なかなかギャップが埋められない…俺が観てきたロックバンドと、今のロックバンドとは違うっていうか。馴染んでないなって。そういうものをネガティブにとらえていたんですね。でも、3人になって新しい椿屋四重奏を作っていこうと思った時に、それが一番の俺の持ち味なのかなって思えるようになったんで、ロックバンドというしがらみから解き放たれたというか。

その流れで、今回の「いばらのみち」があるのですか?

そうですね。去年のツアー中に作り始めてたんで、その時点ではそこまですっきりした気分ではなかったんですけど、結果的にはめちゃめちゃ椿屋四重奏が出せてるとは思います。

昼ドラの主題歌というのも椿屋らしいですよね(笑)。

すごく俺たちに相応しい枠をいただけたなって素直に喜びましたね。『シンデレラ』をすごく気に入ってくれたそうで、あの世界観でインパクトのあるもの…今までの昼ドラの主題歌にはなかったようなものがいいって言われてたし、台本を読んだらすぐに降りてきました。ストーリーが先にあるし、キャストも決まってたから、そのままの絵が頭の中に浮かんだんで、そのバックに似合う曲っていうことで“これだな!”って。

そして、歌詞は憧れの松井五郎さんと共作という。

松井さんの歌詞で育ったようなもんですからね(笑)。何個か書いたんですけど、回りくどさがあって…それは自分でも思ったし、俺的にはこれは企画ものだと思っているんで、せっかくのチャンスだからやりたいことをやっておこうと思って、いつか一緒にやりたいと思っていた松井さんに知恵を授かりました。

サウンド的にはジャジーなアプローチをしつつも、メロディーは歌謡曲的ですよね。

“的”っていうか、歌謡曲です(笑)。俺の80年代観というか、その遺伝子を引き出しました。だから、あの時代観が分かる人は気持ち良く聴けると思いますね。

それをバンドサウンドで表現しているのが、今の椿屋四重奏なのかなと思いました。

ここで3人になったっていうこともあってキーボードも入れなかったし。ゴージャスなアプローチもできたと思うんですよ。でも、3人だけの力で…限りなくシンプルなやりかたで、どこまで世界観を作り出せるかっていう。ある意味、力試しみたいな感じだったんですけど、出来上がったものを聴いてみると、印象として派手でゴージャスなものになったと思いますね。

歪み系のギターが前面に出たカップリング「ミス・アンダースタンド」も含めて、今回のシングルでは“新しい椿屋四重奏”であり、コアな部分が出ましたね。

メンバーが抜けて3人になったんで、ここからまたスタートっていう意味もあるし、結成10周年っていうこともあるし、初のテレビタイアップでもあるんですけど、それに相応しいシングルが作れたので、すごくうれしいですね。改めてのご挨拶ができるものが作れたと思います。
椿屋四重奏 プロフィール

00年に仙台で結成された唯一無二のロック・バンド。現在のメンバーは中田裕二(vo&g)、永田貴樹(b)、小寺良太(dr)の3人。“和”を意識した楽曲、ライヴを“演舞”と呼ぶなど、艶ロックと称される強烈な個性で日本のロック・シーンに新たな風を吹き込んでいる。主に作詞・作曲を担当している中田は、安全地帯やTHE YELLOW MONKEY、CHAGE&ASKAなどに多大な影響を受けている。
02年に、幾度のメンバー・チェンジを経て、中田、永田、小寺の3人編成となり、03年8月に<DAIZAWA RECORDS>より1stミニ・アルバム『椿屋四重奏』でデビュー。アルバム全体にみなぎる初期衝動と鋭角的なサウンド、そして艶やかに非日常を歌う世界観が巷で話題を集め、その名を一躍全国に轟かす。

04年4月、1stフル・アルバム『深紅なる肖像』を発売。他の追随を許さぬハードでドラマティックな激情サウンドを確立。各地でワンマン・ライヴを成功させ、インディーズながら『ROCK IN JAPAN FES』はじめ全国の夏フェスやイベントに出演。05年6月に1stシングル「紫陽花/螺旋階段」をリリース後、全国各地でパワー・プレイを獲得、テレビ朝日系『ミュージックステーション』などの地上波テレビ出演により大反響を得る。
九段会館でのワンマン・ライヴの際に、サポート・ギタリストとして安高拓郎を新たに迎え入れる。05年9月に第一期・椿屋四重奏を総括した2ndフル・アルバム『薔薇とダイヤモンド』をリリース。その後、06年3月にSHIBUYA-AXで行われた『熱視線IV 〜ENDLESS GAME〜』公演にて、サポート・メンバーとして参加していた安高のメンバー正式加入を発表、晴れて真の「椿屋“四重奏”」となった。4人編成としての新たなスタートを切った椿屋四重奏を世に知らしめるべく放たれた2ndシングル「幻惑」では超攻撃型ロック・ナンバーを披露。同年の大晦日には、バンド史上初となるカウントダウン・ライヴ『ナカノ・サンライズ』を開催。

約3年間のインディーズ活動を経て、07年5月にシングル「LOVER」で<ワーナーミュージック・ジャパン>よりメジャー・デビュー。同年8月には、ダイナミックなバンド・サウンドと文学的に綴られた歌詞によって表現された「恋わずらい」を発表。08年3月には既発シングルを含むメジャー1stアルバム『TOKYO CITY RHAPSODY』をリリース。更に進化した椿屋サウンドとポピュラリティーが見事に結実した傑作が誕生した。このアルバムを引っさげて各地でライヴを開催、企画ワンマン・ライヴ『熱視線』も定期的に行い、シングルの発売が待ち望まれていたが、約1年半年ぶりとなる音源は、09年8月にメジャー2ndアルバム『CARNIVAL』としてリリースされた。

そして、全国31ヶ所32公演『TOUR '09 CARNIVAL』の振替公演が終了直後の10年3月1日、音楽的な方向性の違いにより安高拓郎が脱退。当初のメンバーである3人編成に戻ったものの、安高が所属した4年間を糧として精力的な活動を展開。5月には、東海テレビ・フジテレビ系昼ドラマ『娼婦と淑女』の主題歌に抜擢されたシングル「いばらの道」を発売し、今までのファンに加えて、多くの主婦層のファンも獲得した。同年8月にはメジャー3rdアルバム『孤独のカンパネラを鳴らせ』をリリースし、年末には地元・仙台で約4年ぶりとなるカウントダウン・ライヴ『SENDAI SUNRISE』を開催。作品を発表する度に進化を遂げ、バンド結成10周年を最高の形で締め括った彼らだったが、11年1月11日、永田貴樹(b)の脱退を受け、苦渋の決断とも言える解散を発表した。今後、永田貴樹(b)は音楽活動を辞め新たな道に進むことになり、中田裕二(vo&g)と小寺良太(dr)は、別の形で音楽活動を継続していく。椿屋四重奏Official Website
椿屋四重奏Official Website
椿屋四重奏オフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』

新着