L→R 本郷 信(Gu)、Kyoko(Vo)、MARCH(Ba)、高橋宏貴(Dr)

L→R 本郷 信(Gu)、Kyoko(Vo)、MARCH(Ba)、高橋宏貴(Dr)

【Scars Borough】メンバーそれぞれ
が全て開けっぴろげになった

バンド始動から1年、待望のフルアルバムが完成した。全国40カ所を回った対バンツアーやフェス等のライヴで成長し、さらにバンドが密になったことで、より強烈なロックンロールが詰まった作品に仕上がっている。
取材:石田博嗣

結成から1年が経ちましたが、バンドも変わりました?

本郷
ミニアルバムを作って、ツアーで全国40カ所を回ったんで、変わったっていうか、Scars Boroughがどんなバンドなのかっていうことが、より濃く理解できたと思います。“ウチらにとってのロックロールってどんなものなんだろう?”というのがよく分かったというか。

前回のインタビューで“サウンド的には徹底的にロールしたい。ロックというよりはロールに意味がある”とおっしゃっていただけに、ツアーを行なったことで、そこが明確になったという感じですか?

本郷
そうですね。音楽的にロールするロックというのものがウチらの大事なテーマとしてあるんですけど、それをライヴとかで表現することによって、メンバーがそれぞれのロールっていうものを実感できたんじゃないかな。この4人が醸し出す雰囲気として、開けっぴろげなところがあるんですけど…それは人としても、ミュージシャンとしても。そこがすごく魅力的だと客観的に思えたので、そういう雰囲気を作品として出そうとしたのが今回のフルアルバムなんですよ。それがコンセプトだったというか。

個々のキャラや魅力がより分かったことで、曲作りにも変化がありました? より歌が前に出ている印象があるのですが、それはKyokoさんの武器であり、魅力がより分かったからなのかなと。

本郷
そうですね。曲を作る時に、まずKyokoが歌っているところを想定していたというか…“Kyokoがこういう曲を歌ったらカッコ良いな”とか“色っぽいだろうな”っていうイメージでやってましたね。ウチらは歌ありきのバンドだと思っているので、Kyokoが魅力的に映るようにってのは考えてました。
Kyoko
だから、今回は自分でも“ここはこうしたい!”っていうのがあったんですよ。前回も楽しかったんですけど、今回はもっと楽しく歌えましたね。

では、サウンドを組み立てる時に意識したことは?

高橋
グルーブをドライブさせることをすごく意識してました。例えば、サビになると速くなるっていうのは普通のことだと思うんですけど、そのためにはサビの入口までにグルーブを構築しておかないと、聴いている人にサビになって走ったと思われる。でも、そう思わせないということは、聴いている人も一緒に盛り上がっているっていうことなんで、そこを意識しましたね。あと、よくドラムとベースのコンビネーションが大事だって言われるけど、そこは合っていて当たり前だと思ってるんで、まずは歌とかギターを大事にしたいと思ってるんですよ。

そういう意味では、ベースもギターも歌ってますよね。

本郷
僕は個人的に楽器が歌ってるのがすごく好きなんですよ。それがガッと集まるっていうのが、いわゆるロールしているってことなんだろうなって。だから、そこは大事にしてましたね。

まさに、それがかたちになって出たと。

本郷
バッチリ出てますよね。“MARCH、いいベース弾くよな~”って、ほんと惚れ惚れしますよ。
MARCH
ずっとニヤニヤしてやってましたからね。すごく楽しかったんですよ。だから、レコーディングをしている緊張感があまりなくて(笑)。レコーディング中もずっとライヴのことを考えてました。
本郷
“この曲、早くライヴでやりたいっすよ”とか言ってたもんね(笑)。

ギターもすごくドライブしてるし、前作以上に歪みまくってますが。

本郷
ギターは相変わらずなんですけどね(笑)。でも、今回は特に遊びすぎた…スタッフにファズ系のエフェクターを作るマニアみたいな人がいて、“バカじゃないの!?”っていうものを作ってたりするんですよ。“だけど、面白いから使おう!”って(笑)。もう楽しくてしょうがなかったんで、好き放題にやってました。

それは好き放題にやっても大丈夫なぐらい、バンドが育っていたってことですよね。

本郷
そうなんですよ。他がドライブしてなかったり、テンションが行ききってないのに、ギターだけが好き放題にやってたら浮いてしまいますからね。だから、ギターを弾きながら、すごくいいテンションの音が録れている実感がありました。

今のテンションのマックスを詰め込んだアルバムが完成したということですね。

高橋
今の俺たちそのものですね。この1年でいろんなことを経験して成長していると思うので、今の俺たちの全てが詰まっている。それはバンドとしても、個人単位でも。前作を作った時よりもいろんなことが明確になったし、迷いもなくなってきてるし…ありきたりですけど、等身大の俺たちそのものですね。
Kyoko
この作品はこの作品で、“そんなの自分勝手でいいじゃん。そういうものがロックンロールじゃん”っていうものが表れていると思うんですよ。それは人間関係もより深くなって、より分かり合えたから出せたもので…だから、“単純なことじゃん!”っていうのが素直に出せてると思います。
本郷
自分の中ではバンドらしい自由感というか、メンバーそれぞれが全て開けっぴろげになったという意味では、百点満点のものができたと思いますね。
MARCH
制作に入る前に本郷さんにはカラフルな作品にしたいって言ってたんですけど、すごくカラフルで軸もあるアルバムになったので、これは名盤なんじゃないですかね。

その名盤を引っ提げたツアーが控えてますが、どんなライヴが期待できそうですか?

本郷
今日にでもツアーに出たい気分なんですけどね。実はもう、ほとんどの曲をライヴでやっちゃってるんですよ。レコーディングの時から“早くこういう曲で第二期Scars Boroughのライヴをやりたい!”って思ってたから、かなり前からライヴで披露してるんです。この曲を引っ提げて、前回のツアーの時のように野獣みたいなライヴをやったら無敵でしょうね。なので、あのテンションで今回もやろうと思ってます。
Scars Borough プロフィール

スカーズ ボロ:2009年、それぞれのバンドの活動休止をきっかけに、本郷 信(THE TRANSFORMER)、高橋宏貴(ELLEGARDEN)、Kyoko(minimal Hugg)、MARCH(minimal Hugg)の4人がROCKしようか?”という言葉の下に集結。同年4月にミニアルバム『Scars Borough』 を発表すると、全国40カ所の対バンツアーを敢行し、その圧倒的かつ野獣的なライヴパフォーマンスによって高い注目を集めた。Scars Boroughオフィシャルサイト
オフィシャルHP

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