【WEAVER】『WEAVER “ID” TOUR 20
14 「Leading Ship」』2014年10月21
日 at 渋谷公会堂

撮影:TEPPEI/取材:高良美咲

 今年1月末から半年間のロンドン留学を経て、約1年半振りに行なった全国ツアーの最終日。6月にリリースしたベストアルバム『ID』収録曲を中心にした集大成的なセットリストで、さらに全編を通して計3曲の新曲を披露。英詞やテクニカルな演奏を活かしたメロディーなど、留学から受けた影響を反映させて作られた曲たちからは今のWEAVERのモチベーションが図らずともうかがえた。

 また、自らの楽曲「新世界」とcoldplayの「viva la vida」のマッシュアップという新しい挑戦も。映画『アナと雪の女王』の「Let It Go」のフレーズを練り込んだり、メンバー3人で並んでピアノを演奏したりと、遊び心満載のアレンジとプレイで会場を沸かせると、続く「BLUE」ではピアノのフレーズを録音してループさせながらそれに合わせて音を重ねていくという新しい試みを見せた。留学中のリリースということでもどかしさを感じていたというシングル曲「こっちを向いてよ」では、待ってましたと言わんばかりの歓声が会場を包み込む。それぞれがいろいろな思いを噛み締める中、ラストに向けて怒涛の流れで楽曲を披露し、客席の大合唱、割れんばかりのクラップを誘い、白熱した展開を繰り広げた。

 本編最後に杉本雄治(Piano&Vo)が漏らした“やってて良かったよ、本当に”という言葉は、この日メジャーデビュー5周年を迎えた彼らの嘘偽りないメッセージだったように思う。アンコールではファンからのお祝いのメッセージが詰まったバックドロップが登場し、メンバーが思わず涙する場面も。さまざまな経験を経て原点に還ったとも感じる、オーラスを締め括るデビュー曲「白朝夢」には幸せと温もりが満ちあふれていた。

セットリスト

  1. 新曲
  2. 66番目の汽車に乗って
  3. Hard to say I love you ~言い出せなくて~ 
  4. ティンカーベル
  5. Shall we dance
  6. 新世界(Mashup ver.)
  7. BLUE
  8. Whistling in the dark(Acoustic ver.)
  9. キミノトモダチ
  10. こっちを向いてよ
  11. 新曲
  12. 夢じゃないこの世界
  13. Free will 
  14. Shine
  15. トキドキセカイ
  16. Hope~果てしない旅路へ~
  17. <ENCORE>
  18. 僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~
  19. 新曲
  20. 白朝夢
WEAVER プロフィール

ウィーバー:兵庫県出身の3ピースピアノロックバンド。2004年に高校の同級生で結成。09年10月に配信限定シングル「白朝夢」でメジャーデビュー。国内外での活動が活発になる中、14年1月末からロンドンへ留学することを発表し、彼らがリスペクトする音楽の刺激を受けながら、半年間語学の勉学に励み7月に帰国。その間にも6月には初となるベストアルバム『ID』をリリース。17年5月にファッションなどでシーズンアイテムを表す言葉に着目したEP『S/S』、続いて9月にEP『A/W』をリリース。2作のアートワークではファッション誌『NYLON JAPAN』とタッグを組むなど、音楽に止まらない新たな表現にも取り組んでいる。WEAVER オフィシャルHP
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