【rieco】『「So right」Release Li
ve』2014年8月12日 at 南青山Future
SEVEN

撮影:NAITO/取材:桂泉晴名

 ポジティブなエネルギーにあふれ、聴き手の気持ちを明るくする福岡出身のシンガーソングライターrieco。7月30日には初のミニアルバム『So right』をリリースした。この作品には福岡にいたこれまでの自分と、これから向かっていきたい自分を込めたという。リリースを記念して開催されたライヴは、彼女が大好きなカントリーの音が詰まった「Forever I’m yours」からスタート。冒頭から嬉しくてたまらない、という笑顔を見せるrieco。一緒に立つバンドメンバーは、彼女がずっと“一緒にライヴをしたい”と考えていた豪華な面々だ。レコーディングにも参加している彼らとは息がぴったり。バンドとコーラスが彼女の歌声を華やかに彩り、会場全体がハッピーな空気に包まれる。

 一方、ピアノの弾き語りでは、ひとりでオーディエンスの心と向かい合う。明日が見えないと思った時、彼女がずっと大切に歌ってきた「雨」。柔らかく心を包むやさしい音から始まり、次第に力強い歌声に変化していく。置いてきた過去をあえて振り返る詞がダイレクトに響いてきて、脳裏に大切な思い出が蘇ってくる。そして、riecoの妹が落ち込んだことがきっかけで作ろうと思った楽曲「KIBOH」。彼女のファンが東日本大震災の際に被災地へ赴き、その時の体験を教えてもらうことで、曲を完成させたという。祈るように歌うrieco。深い悲しみを少しでも癒すことができれば…という、彼女の思いが伝わってきた。

 途中のMCタイムでは“せっかくだから即興しようかな”と提案。オーディエンスからテーマをもらうと、riecoはその場で音を探しメロディーを組み立てていく。まさにライヴならではのパフォーマンスを見せてくれた。

 “自分の道がたまに「間違っているのかな」「このままで大丈夫だろうか」と思うことがたくさんありましたが、「この私が信じて進んでいる道は、きっと確かなものだ。So rightなものだ」と思って作った曲です”。本編ラストに紹介されたのはアルバムのタイトル曲でもある「So right」。情熱的に歌う彼女の姿から、自ら決めた道を迷いなく進もうとする意志を感じた。悩み傷付きながらも感じた思いを丁寧に拾い上げ、歌に託していく。そんな彼女の真摯な姿勢が、同じように悩みを持ちながらも一生懸命前を向こうとしている人たちに届き、深い共感を生んでいるのがよく分かるライヴだった。

セットリスト

  1. Forever I’m yours
  2. Crazier
  3. Over Again
  4. Don’t forget about….
  5. KIBOH
  6. So right

OKMusic編集部

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