【nano.RIPE】『ONE MAN LIVE TOUR
2013「スポットライター」  ツアー
ファイナル追加公演「サーチライター
」』2013年12月28日 at 渋谷CLUB QU
ATTRO

撮影:キセキミチコ/取材:榑林史章

 真っ暗な中にスポットライトが伸びるステージ。きみコ(Vo)のナレーションの導きによって、ライヴという物語が始まった。オープニング曲は「きせつの町」。イントロが始まると場内がドッと沸き、ステージは瞬く間に拍手と歓声で包まれた。続いて「面影ワープ」では、観客はオイオイと拳を振り上げ、早くもみんなの大合唱が始まった。この日はミディアムは「月花」と「パトリシア」くらいで、あとは新曲を含めてアッパーのナンバーばかり。全員が前に出て観客を煽りながら演奏した「スターチャート」、みんなでタオルを振り回してジャンプした「リアルワールド」。人気の「ハナノイロ」は、これでもか!というくらいの大合唱になった。ピョンピョンと飛び跳ねながらギターを弾くササキジュンをはじめ、ベースのアベノブユキとドラムの青山友樹も満面の笑顔。スタジオセッションのように全員で向き合って演奏する場面もあったりと、まるで遊んでるようにライヴを楽しむ4人の姿には、観てるこっちも嬉しくなった。

 頭から最後まで、口ずさむというレベルを超えて、へたすればきみコの声をかき消すほどの大声で一緒に歌い続けた観客。“みんな歌いたがりだね。ヴォーカルになっちゃえば!”ときみコ。新曲の「タキオン」ではコーラスを合唱する観客に、嬉しそうにマイクを向けていた。身動きが取れないほどの超満員の会場で、ビシビシ伝わってきた観客の期待感。その期待を上回る成長を見せつけ、より一体感を増したパフォーマンスを披露したバンド。全てのベクトルが同じ意思を持って同じ方を向き、遠くまでまっすぐと伸びているような…非常に貴重なライヴ空間だった。

セットリスト

  1. きせつの町
  2. 面影ワープ
  3. もしもの話
  4. 呼吸
  5. 月影とブランコ
  6. ツマビクヒトリ
  7. なないろびより
  8. バーチャルボーイ
  9. 月花
  10. パトリシア
  11. スターチャート
  12. 絵空事
  13. ナンバーゼロ
  14. タキオン
  15. ノクチルカ
  16. めまい
  17. サクゴエ
  18. リアルワールド
  19. ハナノイロ
  20. <ENCORE1>
  21. うつくしい世界
  22. ハロー
  23. <ENCORE2>
  24. 影踏み
nano.RIPE プロフィール

ナノライプ:前身バンドを経て2004年にnano.RIPEとなり、地元である千葉・東京を中心に本格的な活動を開始。08年、インディーズレーベルよりミニアルバム『空飛ぶクツ』を発売。草野マサムネ(スピッツ)など多くのアーティストから推薦コメントが寄せられ、話題となる。10年、Lantisよりメジャーデビュー。その後、メンバーチェンジを経て、現在はきみコとササキジュンのふたりで活動を続けている。nano.RIPE オフィシャルHP

OKMusic編集部

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