【ANATAKIKOU】ANATAKIKOU 代々木Zh
er the ZOO 2007年3月27日

text:高岡彩子

一ヶ月間に渡って行なわれている代々木Zher the ZOOの2周年記念イベント。“HELLO!DEAR MY ROCK’N ROLL FRIENDS”と題されたこの日は、The Strikers、talk to me、ANATAKIKOUという、キャッチーなメロディーを軸にしながら、個性的なパフォーマンスを武器にロックンロールをぶつける3組が登場した。 そんな強者ぞろいの出演者の中でも特に観客の目を釘付けにしていたのが、トリを飾ったANATAKIKOU。1曲目から「かくれんぼう」の軽快なリズムで、すでに温まっていた客席の温度をさらに上昇させると、観客をぐいぐいと引っ張っていく。とは言え、彼らの楽曲の魅力はまずなんと言っても、儚く美しいコーラスとメロディーだ。そして、どんなに弾けたノリのいい曲でも、根底には切なく、甘い雰囲気が漂い、そこに松浦正樹(Vo&Gu)と北條真規(Vo&Gu)の描く少しひねくれた詞世界が重なることでより一層胸を締め付ける。さらに、「ジャノメ傘」や新曲「潮騒のまま」などの松浦&北條がつま弾くギターの繊細な旋律もまた、しっかりとそうしたANATAワールドを表現していた。もちろん、彼らのライヴではお馴染みの関西弁バリバリのおもしろトークはこの日も炸裂し、会場は大爆笑の渦に。さすが関西人!!と思わされる軽快なトークで盛り上げながらも、ラストは今や彼らの代表曲とも呼べる切ないラブソング「シンデレラ」でしっかりとイベントを引き締めていた。摩訶不思議で一度観たら病み付きになるANATAKIKOUのステージに、本編終了後もアンコールのかけ声と手拍子が鳴り止まなかったのは言うまでもない。
ANATAKIKOU プロフィール

何語なのか分からぬ呪文のようなバンド名が気になってしょうがない方は聴いてみた方がいい。関西出身の北條真規(vo&g)、松浦正樹(vo&g)、藤井寿光(d)からなるATANAKIKOUは、01年に顔見知りの3人がとあるイベントで急遽バンドを組まなければならなくなったことから始まる。これがいい感じだったので「よし、バンド組むか!」となったところでなぜか1年間活動休止状態に。02年になって「このままではアカン!」と思った彼らは無理やりデモ音源をリリース。これが口コミとレコード店の試聴機から火がつき、好セールスを記録しデビューのきっかけをつかんだ。そして、05年1月に『sweet montage A』でメジャー・デビューを果たした。不思議な詞とけれん味のあるサウンド、味わい深いヴォーカルが印象的。情景が目に浮かぶ文学的な世界は日本のロック・シーンに話題を巻き起こすだろう。ANATAKIKOU Official Website
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