【ROCK’A’TRENCH】ROCK’A’TRENC
H 代官山UNIT 2007年4月19日

text:黒田奈保子

3月に発売されたミニアルバム『ロッカトレンチ』を携えたツアー最終日となった、代官山UNITでのライヴ。ヴォーカルの山森大輔の「楽しんでいきましょー」のひと言でライヴはスタートした。ふわふわとした浮遊感がありつつも、がっつりとした爽快なノリの良さは彼らが得意とするラテンやジャマイカンレゲエを昇華した独特の音世界によって作り上げられたものだ。春の夜の、何とも言えないうららかさも手伝ってかスタートから気持ちの良いサウンドが体を揺さぶってくる。レゲエやスカといったナチュラルに心躍る音をベースに、畠山拓也のシンセが加わった「Higher」はただただ気持ちがハイになり無我夢中で踊り、ハッピーなサウンドに決まり事はないことを存分に音で体現してくれた。5曲目ではバンド名の由来でもまるボブ・マーリーの名曲、「Trench Town Rock」のカヴァーを披露。演奏する側が気持ち良さそうだと、聴く側も笑顔で安心して音に身を預け、自然とクラップハンズで彼らに応える。ホーン隊が途中参加し、よりスピード感が増したアッパーなスカチューン「lost」、「Spit」と続き、11曲目「ニューウェーブ」ではベースの音はそのままにホーンを加えつつもシンセで見事なまでのニューウェイブサウンドを聴かせ、彼らの音楽の幅の広さを知らしめた。アンコールでは新曲「Every Sunday Afternoon」を披露。優しく澄んだメロディーと切ない歌詞に自然と涙が出て止まらなかった。本編の最後には今年7月にメジャーデビューすることを告知した彼ら。ファンやスタッフにデビューできたことへの今までの感謝の気持ちを伝えると会場が割れんばかりの拍手が起きた。これからますます大きくなっていくであろう彼らの姿をぜひ一度はチェックしてほしい。彼らにしか作り出せないハッピーサウンドに心奪われるはずだから。

OKMusic編集部

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