text:高岡彩子

今後の活躍が期待されるバンドが集う『LIVE propose passion1 ☆ビッグ・バーン』と銘打たれたイベントが行なわれた。podo、竹内電気、オトナモードと続き、この日のトリを飾ったのは福岡の3ピースバンド、アナ。映画『ゴーストバスターズ』のテーマソングとともにけたたましいサイレン音と真っ赤な照明がステージを包み、“一体今から何が始まるのか?”という期待感が観客の意識を一気にステージへと集中させていた。 大久保潤也(Vo&Gu&sampler)がハイテンションで操るサンプラーからは、まるでおもちゃ箱のように次から次へとさまざまなサンプリング音が飛び出し、その機械的な音と、肉体的なバンドの音が知らず知らずのうちに観る者を踊らせる。激しくかき鳴らされるツインギターと、しっかりと力強いビートを刻むドラムが作り出すバンドサウンドは間違いなくロックなのにもかかわらず、POPテイストのメロディーとコーラスは切なく、そして美しい。そんなギャップがまた、にくいほどにカッコ良く、ループする打ち込みの音が一緒になった彼らの音楽は、もはやミクスチャーという言葉では表現しきれない個性を放っていた。本編ラストで披露した「Inst」では、“踊っちゃってください”という大久保の言葉を合図に会場はダンスフロアへと様変わりし、盛り上がりはピークに。満杯となった客席でオーディエンスはさらに熱さを増しながら踊り狂い、終演後、彼らへのアンコールを求める拍手が鳴り止まなかったのは言うまでもない。 夏には最新アルバムのリリース予定も控えているアナ。まだまだ全国規模での知名度は限られているかもしれないが、今後、ライヴを重ねて行くことで1年後、2年後にどのようなバンドになっているのかが、個人的にも楽しみで仕方がない。まさに、これからが期待されるバンドとして、今の彼らのステージは必見である。

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