【ザ・クロマニヨンズ】ザ・クロマニ
ヨンズ SHIBUYA-AX 2008年1月7日

撮影:柴田恵理/取材:高木智史

 ロック原人の雄叫びが会場中に響き渡り、桐田勝治、小林 勝に続き、バンダナ頭で首もとの大きく開いたTシャツという永遠のスタイルで入場のマーシー。そして白シャツの前をはだけ、タイトなパンツをはき、頭をふりながら現れたヒロト。それだけで起こる大歓声。まず1曲目の「ギリギリガガンガン」。のっけからの“今日は最高”の大合唱で、新年早々、ロックンロールを叫びまくる一夜が始まった。次々と楽曲が演奏され、その骨太なロックサウンドとキャッチーなメロディーに熱気はどんどん上昇する。彼らの楽曲は欲求とか願望とか欲望とかの想いを、ありのままに歌っているから自然とサウンドもキャッチーなものになる。そこに歴としたクロマニヨンズの音楽が確立されていて、聴く者の心をダイレクトに打つ。会場は1階2階関係なく揺れていたのだった。その盛り上がるファンを見ていると、あることに気付く。サラリーマン風の観客が多いことに。それもそのはず、ブルーハーツ、ハイロウズと時を共に大人になった当時のロック野郎が駆けつけているからだ。そして彼らは家族を持ち、その子供であろう小さなロック原人も声を上げ、拳を上げていた。そんな熱くも温かい雰囲気に包まれて、楽しくないはずがない。マーシーのギターには温かさを感じ、チューニングの時にはストーンズの「Satisfaction」をつま弾く。その姿はまるでギターを初めて鳴らした喜びを表すかのように僕には映った。ヒロトはファンから告げられる“愛してる”の言葉に本当に照れながら、自らも“愛してるぜー”とはにかむ。ロックンロールはこんなにも温かいものなのだと思えたライヴだった。

セットリスト

  1. ギリギリガガンガン
  2. 東京ジョニー ギター
  3. メガトンブルース
  4. はさんじゃうぜ
  5. レフュージア
  6. 悲しみのロージー
  7. ゴーロマンス
  8. チンパンマン
  9. うめえなあもう
  10. むしむし軍歌
  11. こたつねこ
  12. 土星にやさしく
  13. エレキギター
  14. グレート
  15. ゼロセン
  16. 笹塚夜定食
  17. やわらかい
  18. 弾丸ロック
  19. 夢の島バラード
  20. タリホー
  21. 紙飛行機
  22. クロマニヨン・ストンプ
  23. <ENCORE>
  24. いきなりくる
  25. くじらなわ
  26. 歩くチブ
  27. あさくらさんしょ
ザ・クロマニヨンズ プロフィール

ザ・クロマニヨンズ:2006年7月23日13時41分、『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006』に出現。その後、数々の夏フェスにも出現し、デビュー前から話題を呼んだ。そして、同年9月に待望のシングル「タリホー」でデビュー。20年5月 新型コロナウィルス感染拡大の影響により『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』の中止を発表(12公演)。それに伴い、同ライヴ音源を収録したライヴアルバム『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』を9月に、同年12月には14枚目のアルバム『MUD SHAKES』をリリース。さらに、12月11日には初の配信ライヴ『ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 全曲配信ライブ』を実施。21年は2月に東京ガーデンシアターにて『ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021』ライヴ&生配信し、8月より6カ月連続シングル発売する企画『SIX KICKS ROCK&ROLL』始動。年を跨いで22年1月にSIX KICKS ROCK&ROLL第6弾シングル「ごくつぶし」と15枚目のアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』を同時リリース。ロックンロールをこよなく愛する4人が最強のロックンロールを響かせる!ザ・クロマニヨンズ オフィシャルHP

OKMusic編集部

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