【ONE OK ROCK】『THIS IS MY BUDOK
AN?!』2010年11月28日 at 日本武道館

取材:編集部

 何度目だったっけ…?と思ってしまうほどの胆力に、まったくもって驚かされた“初”武道館公演だった。
 デビューから3年半は紆余曲折のバンド道だった。昨春は不祥事によるメンバー脱退から一時活動休止を余儀なくされ、始動開始はツアー全行程の再開からだったが、これは煮詰まった鍋蓋をはじき飛ばすほどのエネルギーの放出だった。勢い余った年頭からの活動は精力的で、今日を迎えることに何の疑念も抱かせない強靭な精神力を養い鋼と化した。だが、“こんなに素晴らしい光景が広がってたと思うと、昨日、眠れなくて良かったと思う”とTaka(Vo)がしおらしいことも言ってのける。そもそも、初の武道館となれば感慨深い演出がつきものだし、軽く涙ぐんだりするもんだが、ビックリするくらい思い出めいたニュアンスなど感じさせないのは恐るべしだ。ただ、本編ラストにデビュー曲「内秘心書」を持ってくることや、アンコールの「努努-ゆめゆめ-」では、Toru(Gu)のラップリップも冴え、デビュー時のミクスチャー的要素が見えて感慨深かった。この曲のサビに“夢は見るもんじゃなく、叶えるもんでしょう”とあるが、ポテンシャルを見る限り、武道館はただの“通過点”なんだとしか感じられない。今見ている夢は“どこ”なんだろう…。本当に、のっけからアッパーチューンで炸裂させ会場の興奮を手玉に取ったスタンスは、各メンバーがプレイヤーとして成長し、”ONE OK ROCK”を腹の底から理解し運命共同体として固い絆を結んだことを感じさせた。

セットリスト

  1. Never Let This Go
  2. 夜にしか咲かない満月
  3. 皆無
  4. Shake it down
  5. 未完成交響曲
  6. カゲロウ
  7. カラス
  8. Living Dolls
  9. アダルトスーツ
  10. 完全感覚Dreamer
  11. Wherever You Are
  12. Yes I am
  13. じぶんROCK
  14. Liar
  15. アンサイズニア
  16. 恋ノアイボウ心ノクピド
  17. Viva Violent Fellow ~美しきモッシュピット~
  18. 独り言ロンリーナ
  19. 内秘心書
  20. (you can do)everything
  21. 努努-ゆめゆめ-
  22. Nobody's Home
ONE OK ROCK プロフィール

ワンオクロック:2005年結成。エモ、ロックを軸にしたサウンドとアグレッシブなライヴパフォーマンスが若い世代に支持されてきた。07年のデビュー以降は全国ライヴハウスツアーや各地の夏フェスを中心にライヴを行ない、日本武道館、野外スタジアム公演、大規模な全国アリーナツアーなどを成功させる。16年9月には静岡県の渚園にて2日間にわたり11万人規模を動員する野外ライヴを開催。日本のみならず海外レーベルとの契約をし、アルバム発売を経てアメリカ、ヨーロッパ、アジアでのワールドツアーを成功させるなど世界基準のバンドになってきている。19年2月に待望のニューアルバム『Eye of the Storm』を全世界同時リリース。ONE OK ROCK オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • PunkyFineのそれでいきましょう!~V-MUSICジェネシス日記~
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada presents / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 高槻かなこ / 『PLAYING by CLOSET♪♪』

新着