【布袋寅泰】『LIQUIDROOM presents
“TOMOYASU HOTEI Monthly Live”
Vol.5』2010年12月20日 at 恵比寿LI
QUIDROOM
撮影:山本倫子/取材:高木智史
“怪我を経た今、ようやくギターの面白さが分かってきた。それを試すライヴができた”。5カ月連続で行なわれてきたマンスリーライヴのファイナルにしてこう語った布袋寅泰。その言葉通り、彼が純粋に愛情を注ぐことのできるアーティストのカバーや、ライヴでは初披露となるオリジナル曲、ファン垂涎の往年、恒例の楽曲などを含めた豪華セット。彼の純粋なギターに対する愛情、そして30年のキャリアを持つ彼が“ようやくギターの面白さが分かってきた”というほど、とてつもないエネルギーに満ちたライヴだった。開演前から“HOTEIコール”を上げるファン。こちらもエネルギー大放出でスタートだ。まずは「DOBERMAN」。ソリッドなギター、TOKIEのグルービーなベース、中村達也の強靭なドラム、小島良喜のトランシーなキーボードと、最強メンバーによるサウンドが唸りを上げる。一気にオーディエンスはオイコールを上げ、熱気で会場の温度はみるみる上昇していく。ロキシー・ミュージックの「LET’S STICK TOGETHER」、エルビス・プレスリーの「ハートブレイクホテル」などのカバーでは感慨深く弾き、歌う、布袋。そして、あのリフが弾き鳴らされる。荒ぶるような大歓声。「BAD FEELING」だ。とてつもなくオーディエンスを興奮させ、またクリスマス時期ということで「HAPPY XMAS(WAR IS OVER)」も披露。随所に散りばめられた彼の魔法のようなギターの妙とともにさまざまな方向でファンを魅了したのだった。2011年は30周年のメモリアル。その第一弾として日本武道館公演が2月1日に開催される。圧巻のステージ、純粋なギターのカッコ良さをぜひ体感してほしい。
アーティスト
関連ニュース