【androp】
NGなし! 真剣なバカで殻を破った
斬新コラボのサマーチューン

新曲「SOS!」は、なんとフィーチャリングCreepy Nuts! R-指定のラップと内澤崇仁(Vo&Gu)の歌声が“夏嫌い”と“夏大好き”の視点を乗せてぶつかり合い、未だかつてなくカラフル&ポップなビジュアルを含めて、彼らの新たな一面を楽しむことができる。

Creepy Nutsとのコラボというだけで驚きなのに、この夏満点のビジュアルはイメージ変わりすぎじゃありません?

佐藤
今までの僕らを知ってる人ほど驚くでしょうね。でも、せっかくCreepy Nutsと一緒なんだからとことんやり切りたかったんです。“ウェイ!”なサマーチューンでいくんだったら、もう、真剣にバカをやって自分たちの殻を破ろうと。
前田
もともとは僕がCreepy Nutsのイベントを観に行って、物販でCDを買いがてら挨拶したところで交流が始まったんですよ。R-指定くんは若手の中でも一番技術のある新世代ラッパーで、トラックも同世代の子が作っているというから注目していたんです。で、いつか一緒にやれたらいいねと話していたら、今回、お互いのタイミングが合ったという。
内澤
“じゃあ、ラッパーとロックが融合した音楽で歴史に残るすげぇヤツってなんだろう?”っていう話し合いをした時に、挙がったのがRun-D.M.C.とエアロスミスの「Walk This Way」だったんです。ただ、彼らは両方とも名のある人たちだし、そもそも曲自体がすごく有名だったから、同じニュアンスでやっても僕らじゃパンチがない。だったら、誰しもが知っているキャッチーな曲を使おうと、映画『2001年宇宙の旅』のテーマにもなっている「ツァラトゥストラはかく語りき」をヒップホップの手法でサンプリングすることにしたんです。その上で僕らのサマーチューンにできたらいいなと。
伊藤
それを内澤くんが大まかなデモに組み立てていったので、普通にandropの新曲を作るのとはまったく違う発想で生まれているんです。そこは一番デカいところじゃないかな。

そもそもandropの曲にR-指定さんのラップが入っているという構図自体が斬新すぎるのですが、おまけにそのラップの内容が“みんながお前を待ってるわけじゃねぇぞ”と夏をディスりまくっているもので度肝を抜かれました。

内澤
最初に打ち合わせをした時に、R-指定くんが“俺はもともと夏が好きじゃない。ウェイウェイやってる感じのものには、ケッ!と思ってるタイプの人間だった”っていう話をしてくれたんです。それでandrop側のパートとCreepy Nuts側のパートとで、夏を楽しんでいるヤツと夏が苦手なヤツっていう真逆の視点をぶつけてみたら面白いんじゃないかと。要するに、自分の心次第で夏に対する見方は変わるんだと伝えることで、それは夏に限らず全ての物事において同じなんじゃないか…っていう、普遍的な部分まで歌えると考えたんです。そこに“SOS”を頭文字にしたフレーズを散りばめて、人それぞれの夏を表現したんですが、とにかくR-指定くんは本当に頭の回転が早い人で! ラップの一文が出てくる直前まで、どの言葉をチョイスしてどういう雰囲気に持っていこうか?っていうことをフルスピードで考えているんです。それを身近で感じることができたのが、自分にとってはすごく刺激になりました。
佐藤
歌録りも一緒にやったおかげで、その場で歌パートがふたりの掛け合いバトルになったり、どんどん柔軟に変えていけたんですよ。MVも撮影の前日に監督から“今回の企画は何も考えていません”と言われて! みんなで“どうする?”と考えた結果、夏の切り取り方は人それぞれという曲のテーマから、大雨が降る海を全力で楽しむ映像になったんです。映像で観るより横殴りの雨で、砂が体中にバシバシ当たるわ、めちゃくちゃ寒いわ、だいぶ撮影は過酷でしたけどね(笑)。
前田
2017年の夏の思い出を作るっていう隠れテーマもあったので、僕らの思い出ムービーを全力で撮りました(笑)。
伊藤
おかげで忘れられない日になりましたし、ここまで従来のイメージとは違う方向に振り切って、新しい挑戦をさせてもらえたのはありがたかったです。

ええ。今まで築き上げてきたスタイリッシュなイメージを、ここまでブチ壊すとはすごい勇気ですよ。

内澤
常に新しいことだったり、自分のイメージにないものにはトライしていきたいので。あと、この曲は僕らの曲であり、Creepy Nutsの曲であり、聴いてくれる人の曲でもあってほしいという想いから、基本的にライヴでは撮影フリーにしたんです。それも初めての試みですね。
佐藤
もう、今回に関してはNGなしなんで。バンドロゴの書体や色も初めて変えました! 

そこに続くカップリングの「Sunrise Sunset」も、かなり夏な曲じゃありません?

内澤
リズムもめちゃレゲエですしね。実は曲自体はずっと前からあって、本来は『blue』(2016年10月発売ミニアルバム)に入れる予定だったんです。ただ、あの作品が制作するうちに闇に向かっていったので、これは合わないなと収録を見送って。ライヴではずっとやっていたんですが。
伊藤
明るくて陽なエネルギーがある曲ですけど、ライヴではワッと盛り上がるというよりは、身体を揺らして自由に楽しめるヨコノリな曲になってますね。
前田
ライヴの中でどんどん進化していった曲なので、ぜひライヴで観てほしいです。特にギターソロがカッコ良い!(笑)
内澤
3曲目に前作シングル「Prism」のライヴバージョンを収録しているのも、ライヴを通しての進化を示したいという想いからなんです。10月28日には日比谷野外大音楽堂で初の野外ワンマンも控えていますが、今まで歴史的なライヴが何度も繰り広げられてきた場所なので、androp史上のみならず音楽シーンでも歴史に残るライヴにしたいと思っています。
佐藤
ここ最近はライヴハウスツアーをしていたこともあり、あまり演出に凝ったライヴをしていなかったんですが、がっつり演出をしたライヴも、4人の演奏だけで魅せるライヴも両方できるバンドでありたいので。夕暮れから真っ暗になる空だとか、そういう自然も演出の一部としてとらえたライヴに今回はしたいですね。

取材:清水素子

シングル「SOS! feat. Creepy Nuts」2017年8月23日発売 image world/ZEN MUSIC
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • UPCH-7346 ¥2,484(税込)
    • 【通常盤】
    • UPCH-5920 ¥1,296(税込)

ライヴ情報

『androp presents " A+ "』
9/16(土) 愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
9/17(日) 大阪・UMEDA CLUB QUATTRO
9/23(土) 東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO

『one-man live 2017 at 日比谷野外大音楽堂』
10/28(土) 東京・日比谷野外大音楽堂

androp プロフィール

アンドロップ:2009年12月に1st アルバム『anew』でデビュー。ジャンルレスかつ緻密なサウンドアプローチとその傑出した音楽性でシーンに頭角を現す。数々の映画やドラマ主題歌、CMソングを手がけ、MVもカンヌ国際広告祭(フランス)、One Show(アメリカ)、Webby Awards(アメリカ)ほか国内外11のアワードで受賞するなど、その映像世界やアートワークでも世界的な評価を得ている。2021年12月に6thアルバム『effector』をリリース。androp オフィシャルHP

OKMusic編集部

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