【カルト歌謡カルタ】内田裕也「いま
、ボブディランは何を考えているのか
?」

いつまでも人々の心の片隅に残り続ける珍曲や迷曲たち。売れることを考えて作られたとは思えない破天荒な作品に、その時代の心の豊かさと歌謡界の度量の大きさを感じる。いまこそ、その真髄を継承すべく、魔法のカルタで拡散!

「いま、ボブディランは何を考えている
のか?」

1978年発表 歌:内田裕也/作詞・作曲:かまやつひろし/編曲:ジョニー大倉

「♪テニスコートに春がくりゃ〜」ではじまる、この曲のフレーズを聴くと、レナウンのCMソング「ワンサカ娘」のパクリなんじゃないかと驚く。そのことが気になり調べてみると、これがまさにパクリであることが濃厚になり、さらに驚く。

「ワンサカ娘」は、小林亜星による作詞・作曲で、1961年から起用されているCMソングである。時代とともに、弘田三枝子やシルヴィ・ヴァルタンなど様々なアーティストが歌っているが、初代は、なんとムッシュ(かまやつひろし)なのだ。で、この曲の作詞・作曲を手がけているのがムッシュであることで、この件はとりあえず腑に落ちる。許諾を得ているかどうかは定かでないが。

編曲はなんと、キャロル時代の矢沢永吉の曲作りの相棒であるジョニー大倉である。この曲に関係するメンツだけみてもカルト歌謡感が十分に伝わってくるではないか。内田裕也の名プロデューサーっぷりが、存分に発揮されている作品といえるだろう。

ちなみに、内田とムッシュは、1960年にサンダーバードという同じバンドのメンバーだったことがあるのだ。

そして、曲名にボブディランの名前が入っているのに、歌詞の中にそれらしき表現がないことにも驚かされる。なぜ、歌詞でやたらと「ポパイ」を強調するのか? 驚きの連続だ! ムッシュは、何を考えていたのか? さあ〜、ムッシュが残した、謎解きゲームのはじまりはじまり〜。

解説:卯村
イラスト:はらめがね

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