ビージーズ、貴重な初期オーストラリ
ア活動期のベスト盤発売

ビー・ジーズの活動最初期にあたる1963年から1966年までの音源によるベスト・アルバムが11月15日に発売される。
「マサチューセッツ」「メロディ・フェア」「傷心の日々」「愛はきらめきの中に」「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」など、数多くのヒット曲を持ち、日本でも人気を博したビー・ジーズ。一般的にビー・ジーズは1967年5月の全世界デビュー曲「ニューヨーク炭坑の悲劇」からの活動が広く知られているが、実はそれ以前の1960年代初期から1966年までは、当時の居住国オーストラリアで活動をしており、地元のテレビやラジオでもレギュラー番組を持つほどの人気グループであった。1963年にはオーストラリア国内のレコード会社と契約を交わしデビューすると、たくさんのヒットを飛ばしオーストラリアでは国民的規模の人気を博していた。しかしながら、その時代の音源は1990年代を最後に日本国内はもちろん世界でもほとんど発売されておらず、巷では大変貴重な音源として中古盤の価格が高騰するなどの現象を起こしていたようだ。
そんな中、オーストラリア活動期の音源27曲を集めたベスト盤 ザ・ビー・ジーズ『アンソロジー 1963-1966』が、最新のデジタル・リマスタリング音源で発売される運びとなった。収録されている楽曲は、この時期のヒット曲や重要な楽曲は全て網羅していると考えてよいという。1966年9月にリリースされたビー・ジーズのオーストラリア時代の最大のヒット曲であり、彼らを名実共にオーストラリアのトップ・アーティストにのし上げた要因とも言える曲「スピックス・アンド・スペックス」、後に映画『小さな恋のメロディ』のオープニング・シーンで流れることになる「イン・ザ・モーニング」の貴重なオリジナル・バージョン、文字通り真のデビュー曲となる1963年作の「バトル・オブ・ブルー・アンド・グレイ」と「三つのキス」、日本でもシングルカットされた「ふりかえった恋」など、興味深い作品が並ぶ。
1963年のデビュー時には長男のバリーが16歳、双子の弟ロビンとモーリスはまだ13歳という若さ。つまり、この活動期は3人共にティーン・エイジャーだったのだ。しかしながらほとんどの楽曲がバリーのペンによるオリジナル曲で、そのクォリティーも非常に高い。瑞々しい歌声やハーモニーは新鮮であり、後の彼らのウリとなるヴォーカル・スタイルを予見させる。楽曲的には「ステイン・アライヴ」や「恋のナイト・フィーバー」のような要素は微塵もなく、エヴァリー・ブラザーズからの影響が見てとれたり、ソフト・ロック、もしくは初期のビートルズ・サウンドのような、60年代初期という時代を反映した作品が多い。しかし、ビー・ジーズとしての個性はこの頃からしっかりと刻まれており、キラリと光る作品ばかりだ。
なお本作は日本独自の企画で、ジャケットも新たに作られたオリジナルであり、音源もオリジナル・マスターを日本で丁寧にリマスタリングしているとのこと。

ザ・ビー・ジーズ 『アンソロジー 19
63-1966』

THE BEE GEES ANTHOLOGY 1963-1966

2017年11月15日

テイチクエンタテインメント/インペリアルレコードより発売

2017年デジタル・リマスタリング

解説:中村俊夫

歌詞付き

全27曲収録/総収録時間66分39秒
【収録楽曲】

01.Spicks and Specks (スピックス・アンド・スペックス)

02.The Battle of the Blue and Gray(バトル・オブ・ブルー・アンド・グレイ)

03.Three Kisses of Love (三つのキス)

04.Take Hold of That Star (あの星をつかもう)

05.Claustrophobia (閉所恐怖症)

06.Could It Be I'm In Love With You (恋の予感)

07.Turn Around, Look at Me (ふりかえった恋)

08.Theme From Jaimie McPheeters (ジェイミー・マックフィーターズ)

09.Every Day I Have to Cry Some (涙の二十四時間)

10.You Wouldn't Know (知っちゃいない)

11.Wine and Women (ワインと女)

12.Follow the Wind (風を追いかけて)

13.I Was a Lover, a Leader of Men (アイ・ウォズ・ア・ラヴァー)

14.And The Children Laughing (子供たちの笑顔)

15.I Don't Think It's Funny (おかしいなんて思わない)

16.How Love Was True (恋は真実)

17.To Be Or Not To Be (トゥ・ビー・オア・ノット・トゥ・ビー)

18.I Want Home (おうちが欲しい)

19.Monday's Rain (月曜日の雨)

20.How Many Birds (ハウ・メニー・バーズ)

21.Playdown (プレイダウン)

22.Second Hand People (セカンド・ハンド・ピープル)

23.I Don't Know Why I Bother Myself (アイ・ドント・ノウ・ホワイ)

24.Big Chance (ビッグ・チャンス)

25.Glass House (グラス・ハウス)

26.I Am the World (アイ・アム・ザ・ワールド)

27.In The Morning (イン・ザ・モーニング)

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