ドン・フェルダー「僕がご飯食べに行
っている間に、ドン・ヘンリーが歌っ
てしまった」

元イーグルスのギタリスト、ドン・フェルダーが、イーグルスの5枚目のスタジオ・アルバム『Hotel California』(1976年)に収録された「Victim Of Love」の誕生秘話を明かした。当初は、彼が歌うはずだったが、食事に出かけた間にドン・ヘンリーがヴォーカルを録音してしまったそうだ。
フェルダーは『Ultimate Classic Rock』のラジオ番組で、こう話した。「あのアルバムのために14、15曲作り、カセットに録音して、みんなにコピーを配った。ドンとグレン(・フライ)が最も気に入ったのが、“Hotel California”と“Victim Of Love”の2曲だった。で、歌詞を書き始めたとき、J.D.サウザーが“ここにあるvictim(犠牲)って言葉、気になるな。いいと思う。この歌のサビになる”って言い出した。それで、僕らなんの犠牲なんだってことになり、ヘンリーだったと思うけど“愛の犠牲だ”って言ったんだ。それで、タイトルが決まった」

インストゥルメンタルはいつもと違い、5人のメンバー全員が揃いライブで録音したそうで、「『Hotel California』のヴィニール盤を見れば、“V.O.L. is five piece live”って書いてある」という。

ヴォーカルは別にレコーディングされることになり、フェルダーは「マイアミ(クライテリア・スタジオ)に到着したとき、元々は僕が歌うはずだった」と明かした。「マイクを設置したんだけど、完成した歌詞はその日目にしたばかりで、しっくりこなかった。もう少し時間をかけたいって思った。それで夕食に出かけたら、その間にドンが歌ってたんだ。僕に聞かせるデモのつもりだったらしい。でも、戻って聞いてみたら、素晴らしかったんだ」

同アルバムでは、5人のメンバーそれぞれが1曲はリード・ヴォーカルを担当する計画だったので、フェルダーは「本当にガッカリした」という。しかし、いまあの曲を聞き直すと「ドン(・ヘンリー)は、素晴らしい仕事をした」と思うそうだ。

Ako Suzuki

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