『怒髪天 delivery 響都ノ宴 “カラ
ダ立ち入り禁止。第一回、タマシイ限
定ライブ。カモン!俺達界隈(魂のみ
)。”』ーー多くのバンド、アーティ
ストが思うようにライブができない今
、ついに怒髪天が動き出す

来る2020年7月26日(日)に開催される怒髪天の約半年振りとなるライブは、2008年秋より京都磔磔で毎年開催されている恒例企画『響都ノ宴』のスペシャル版、初の無観客ライブ生配信である。題して、『怒髪天 delivery 響都ノ宴 “カラダ立ち入り禁止。第一回、タマシイ限定ライブ。カモン!俺達界隈(魂のみ)。”』。俺達界隈は怒髪天のファンを指す言葉だ。
この『響都ノ宴』とは、一風変わったワンマンライブからジャンルを超えたドリームマッチ、トークイベントに至るまで何でもありの内容で、宴会好きな怒髪天らしいユーモアさと、元酒蔵の磔磔が放つ特異な雰囲気が融合した大祭である。2017年には10年目に合わせて『夢十夜』と題し、10日連続で開催されたことも話題となった。振り返れば、SAやBUGY CRAXONEといった親交の深いバンドをはじめ、OUTRAGEにKEN YOKOYAMA、ウィルコ・ジョンソンから夏木マリ、ひいては宮藤官九郎にリリー・フランキーに至るまで、様々な分野から、『響都ノ宴』に招かれた錚々たる顔ぶれを挙げればキリがない。まさに宴に相応しく、ジャンルレスで「いいものはいい」というテーマを掲げながら多彩な側面を見せてきたイベントなのである。
怒髪天『RISING SUN ROCK FESTIVAL』より
さて、今回の『響都ノ宴』は生配信。怒髪天の配信ライブだからこその演出にも注目したい。増子直純(Vo)が、ふんどし隊に担がれた神輿に乗って登場した『RISING SUN ROCK FESTIVAL』、やぐらを組んでの回転ステージと、そこに不釣り合いなセクシーなサンバダンサーまで入り乱れた『SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU”』、昨年行われた結成35周年の「ドハツの日」は、「坂詰の日」と言わんばかりの坂詰克彦(Dr)フィーチャーの内容で、LAメタルバンドさながらにドラムセットが上昇、リフトアップの中でドラムソロを披露、といった予想だにしない斬新な演出で観る者の度肝を抜いてきた彼らだからこそ、今回は何をやらかしてくるのか楽しみで仕方ない。
「猫も杓子も配信だなんてやっていて、いろいろ観たけど面白いのひとつもないね。俺達、怒髪天が配信をただやるわけがない」(増子)
このご時世、数多くのバンドが試行錯誤しながら配信ライブを行なっている。そうしたなかで自らハードルを思いきり上げて意気込む増子、もといフーテンの純さんの言葉を聞けば否応なしに期待してしまう。ホームグラウンドというべき京都磔磔から配信する意味、秋のお祭りである『響都ノ宴』をこの時期に行う意図、そしてお客さんを入れないからこそできること……などなど、考えれば考えるほど今回の配信ライブが楽しみになってくる。だが、あれこれ考えてみたところで、それは意味のないことなのかもしれない。我々の想像を遥か斜め上から返してくるのが、怒髪天というバンドなのだから。
また、今回の配信ライブをさらに満喫できるように用意された、特典付きチケットも見逃せない。その名も「お茶の間満喫券」。各メンバーセレクトのおつまみ、手を汚さずにお菓子が食べられるフリッツトング、そしてアウトドアシーン御用達の保冷効果のあるドリンクカバーのクージーといった、おつまみと缶ビール片手に配信ライブが楽しめるグッズの数々。実に怒髪天らしい発想である。
5月に配信リリースした『チャリーズ・エンジェル』では己に向かってのエールとファンへ向けた愛情という、この状況下だからこそ聴きたい歌を届けてくれた。そんな怒髪天が送る初の無観客ライブ生配信ときたもんだ。これはタマシイ飛ばして大はしゃぎするしかないだろう。
文=冬将軍

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