初のビルボードライブ東京 誰も見た
ことがない新しいGARNiDELiA配信ライ
ブ『東京紅夜』収録現場をレポート

2020.07.21(Tue)GARNiDELiA『東京紅夜』 収録 @ビルボードライブ東京
2020年8月29日(土)、GARNiDELiA(ガルニデリア)のライブ『東京紅夜』が日本・中国に向けて、日本ではイープラスの「Streamin+」中国ではテンセントの『QQ音楽』で配信された。2020年に結成10周年を迎え、全国ツアー『star trail』を1月より開催していたGARNiDELiA。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、数々の公演が延期や中止が決定し、本来8月29日にパシフィコ横浜で開催される予定だったツアー・ファイナルも中止となった。けれどまさにその8月29日、新たに開催されたのが今回のストリーミング配信ライブである。SPICE編集部は、今回このライブを、収録が行われた7月21日(火)、ビルボードライブ東京にて現地取材。収録の模様や、その見どころをレポートしていく。

ミスしたら場面転換前からやり直し!? 生の熱量をそのまま伝える収録模様に密着
収録は、ライブのストリーミング配信が予定されている時間とまったく同じ18:00から開始された。当日は朝からリハーサルが行われ、収録開直前にもスタッフたちが世話しなく動き回っていた。
撮影:福岡諒祠
撮影:福岡諒祠
ライブ会場は、当然ながら無観客。しかし今回のライブはそれを逆手に取り、本来ならば客が座っているステージ前の空間まで広々と使ってライブは行われた。ステージの前に並ぶ障子を前に、流れるオープニングSEに合わせて踊る、和の衣装とキツネ面のダンサーたち。やがてステージに現れる、煌びやかな衣装に身を包んだメイリア。音楽も、衣装も、舞台も、和の要素をふんだんに盛り込んだ『東京紅夜』がいよいよ開催される。
撮影:福岡諒祠
楽曲は、プログラムの順番通りに演奏されていく。それも1曲ごとに撮影を止めるのではなく、止まるのは場面転換が入るときだけだ。しかし実際に、場面転換の後に起こったハプニングで曲が中断されたとき、転換する前の楽曲から撮影のやり直しが入ったのには驚いた。収録ライブとは言っても、生の熱量をそのまま伝えるための措置なのだろう。
撮影:福岡諒祠
ミスをしたらその直前からではなく、通しで直す。それゆえ曲によっては3、4回とテイクを重ねられたものもあるが、どの演奏をとってもダンサー一人一人の動きにキレがあり、メイリアの歌声は高らかに伸び、楽器の音色は厚く響き渡る。素人目には何がミスだったかわからないような、常に緊張感にあふれ、興奮に満ちたパフォーマンスが続けられていた。
東京の夜景をバックに、美しく奏でられる楽曲たち
今回のライブは、舞台の背景にもこだわりがたくさん。和のイメージを取り入れた唐傘や桜、和太鼓、墨を散らした壁紙なども雰囲気たっぷりだ。さらにライブの中では、それらの装飾を取り払い、全面ガラス張りのステージ奥に見える東京の夜景をバックに楽曲が披露される、幻想的なシーンもあった。
撮影:福岡諒祠
撮影:福岡諒祠
初めてのビルボードライブ東京での開催ということで、普段のライブとは違い、文字通り都会の真ん中で笑顔を見せながら歌うメイリア。現地で見ていたSPICE編集部はもちろん、配信で見る人々の目と心にも、しっかりこの映像が焼き付けられることは間違いないだろう。

撮影:福岡諒祠
ファンが見て、初めて完成するライブ
ライブ収録後、GARNiDELiAのメイリア・tokuは、Twitterで「みんなが見て、初めて完成するライブです」とツイートしていた。収録が終わった瞬間ももちろん感動に満ち溢れていたが、これから配信で見ると、またどんな印象に変わるのだろうか、想像するだけでワクワクが止まらない。まず間違いなく、SNSはファンの興奮の言葉で埋め尽くされることだろう。そのときこそ本当に、このライブは「完成」するのである。
撮影:福岡諒祠
撮影:福岡諒祠
ライブの合間に収録されたインタビューで、メイリアは「私たちは歩みを止めない」という言葉が強調されていたのも、また印象深い。まだまだ世間は新型コロナの影響が続いていく。不安になっているファンや、他のアーティストも多いことだろう。正直、このレポートを書いている我々も同じ心境だ。ただ、だからこそ、このライブを観るべきと言える。
撮影:福岡諒祠
音楽で世界は救えないかもしれない、社会は何も変わらないかもしれない。しかしこの希望に満ちたライブを観ることで、一人一人の気持ちは変えられる。我々の心に大きな力が生み出される。それこそが、世界を明日へ一歩進ませ、そして歩みを止めず前へ前へと運んでいくための活力になる。それだけは間違いない。
撮影:福岡諒祠
撮影:福岡諒祠
取材・文:平原 学 撮影:福岡諒祠

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