ロイ-RöE-

ロイ-RöE-

【INTERVIEW:ロイ-RöE-】
ちょっと危ない時期の
女の子を書きたくて

アンチに対する
アンチテーゼみたいなのはあります

ーー今作「少女B *」についてなんですが、この曲はどんな時に降りてきたものでしょうか?

「これは自粛期間中の、1番うっぷん溜まっているときですね。爆発したような感じ。トイレだった気がする(笑)。トイレとかお風呂とか楽で誰にも見られてないひとりきりの状態で思いつくことが多いですね」

ーーこだわりはどんなところですか? また、トラックメーカーのIllicit Tsuboiさんとは、どのように進めていったのでしょうか?

「以前ダウンタウンさんがやっていた「GEISHA GIRLS」が、オールドスクールのヒップホップっぽくて凄くカッコよくて好きだったんですけど、そういうトラックを作りたいなと思って意識しながらアレンジしていきました。ただ、完成させていくにつれて「キエるマキュウ」のIllicit Tsuboiさんが浮かんできて、“この方とやったら絶対完璧だよな〜”って思ってメールしました。制作を依頼するときは、ふんわりした状態でお願いしたことは1回もなくて、まず“全部決まってるから、これをお願いします!”っていうのを作って、“ダメなところは強化してください”“良いところは使ってください”っていうパターンが多いかもしれないです」

——「少女B*」にはどんな想いが込められてるのですか?

「「少女〇〇」って匿名性が際立っている歌だなって思っていて、SNS時代にすごいピッタリだと思うんです。ちょっと今、凶暴な人多いじゃないですか、SNSだけ。だから、私はSNSだけじゃなくてちゃんと現実でも凶暴でいますよってことであったり、そういうアンチに対するアンチテーゼみたいなのはありますね」

ーー曲を作る際にベーシックにしてるコンセプトみたいなものって?

「軸として16歳〜21歳くらいの女の子の歌っていうのが絶対にあって、1番危ない時期じゃないですか(笑)。そういうちょっと危ない時期の女の子を書きたくてそこからならどこでも行きたいです。そこをメインで女の子がヒロインっていうのは決まってます」

ーー普段はご自身で絵を描かれてることが多いと思うのですが、「少女B」のイラストはイラストレーターさんに依頼していますね

「JARRYさんはTikTokのイラストのタグで見つけて、すごくぶっとんでてサイケデリックで好きだなって思ったんですよね。DMで、“一緒にやりたいです”って連絡したらすごく丁寧な方で…。“変わってる人だったらどうしよう”とかも思ったんですけど(笑)、そういう部分もいいなって思って。自分で絵を描くのは好きだけど、女が描く女の身体ってしなやかになったりするじゃないですか。でも「少女B」で表したかったのはもっと刺激的で暴力的な女の子だったから、キュッて締まっていたり、男性目線の要素も欲しくて丁度良かったです」

ーーこの人とやりたいなって思ったら、自分から声をかけたりするんですね。

「常にアンテナは張っていますね。写真とか音楽とかイラストとか見るときもこの人と一緒にやりたいって思った人の事を好きになりやすいので、TsuboiさんもJARRYさんも好きでお願いしたので、会ったり連絡とったりするときは緊張しました(笑)。やっぱり常にアンテナを張ってるから、コラボしたい人とか絵を描いてもらいたいって思う人はまだいっぱいいる。最近4Dとかも気になってて、いい人いないかなって探してます」
ロイ-RöE-

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ーー次に「チャイナアドバイス」についてですが、この曲をカバーしようと思ったきっかけを教えてください。

「カバー企画中に“カバーしてほしいのありますか?”って感じでリクエストを募ったら来たのがきっかけです。相対性理論さんはすごい好きだったけど、あんまり壊したくない世界観だったから、ちょっと避けてたんですよね。候補には上がっていたけど“しないほうがいいな”って思っていて。でもいざリクエストが来たら、やりたくなったのでやりました(笑)」

ーーこの曲のどんなところが好きですか?

「やっぱり歌詞がいいですよね。まず背伸びした子供の女の子って感じがしますね。そこがすごく好きで…相対性理論さんの歌詞は言葉遊びがいつもいいなって思っていて、韻踏むのもすごく心地いいから聴いててリラックスして何も考えないでスっと入ってくるみたいな」

ーーライブについてもお聞きしたいのですが、MPC(サンプラー)を使っていますね。これはいつから始められたんですか?

「3年ほど前ですね。自分には打ち込みの曲も生バンドの曲もあるから、そういうのをもっとライブで魅せられる、1人でも単音でも魅せられるような楽器ないかなって探してた時にサンプラーがいいなと思って、そこから始めました」

ーーサンプラーならではの面白さや楽しさはありますか?

「ゲームみたいな感じですよね。ラブアンドベリーって知ってます? ああいう感じ! だから楽しいです。家で練習しててもゲームしてるような感じなんだけど、それを覚えるゲームですね(笑)」

ーーほかにも、珍しいAR楽器「KAGURA」(カメラの画像処理で身体の動きを認識、音楽に変換するもの)も取り入れていますね。使ってみようと思ったきっかけや、実際に使ってみてどうでしたか?

「遊びが欲しいなと思って取り入れました。聴覚は歌があるけど、視覚で遊べるもの。映像の中で手を動かしたらそれに音がついてくるとか、お客さんも一緒に楽しんでもらえるようなのがあったらいいなと思った時に見つけて。みんな楽しんでくれたのかな? 自分的には凄い上がりましたけどね(笑)」

ーーさらに取り入れていきたいような演出はなにかありますか?

「ずっとダンスをやっていたのでダンサーが好きで、コラボみたいな感じでやりたいなって思います。こんなにかっこいいアートなのになんで後ろにおる? みたいにバックダンサーで後ろにいる理由がわからないんですよね。アーティストと対等というかダンサーのワンマンとかもっとあっていいなって。そういう面では自分の音楽を使って踊ってもらったりしたいなって思いますね」

ーーそういうときって一緒に踊りたいって思うんですか?

「ムリムリ、レベル高すぎるもん。今はもう踊れないです。立つだけでボキボキ言うもん、関節が(笑)」

ーー(笑)。では、最後に漠然とした質問ですが、あなたにとって音楽とは?

「ご飯、お風呂、音楽みたいな。え、伝わらないですよねこれ…やめよ。音楽はずーっと流してるから生活の一部って感じするし、上京してきて寂しいときは支えてくれてるから…友達って感じかもしれないですね。音楽は“友達!”」

取材:丸山桃花・椎名康予
(日本工学院専門学校 蒲田校 コンサート・イベント科)
撮影:内海沙南
ロイ-RöE- × 日本工学院専門学校 蒲田校 コンサート・イベント科 学生

ロイ-RöE- × 日本工学院専門学校 蒲田校 コンサート・イベント科 学生

配信シングル「少女B* / チャイナアドバイス」2020年9月30日配信

OKMusic編集部

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