100byKSR Directory No.63 – 67 島
田理貴、ISEKAI、DJ MISTA SHAR、EG
L、FRank Logunにインタビュー。アー
ティスト支援企画『100byKSR』特集第
14弾

レーベル/プロダクション〈KSR〉によるアーティスト支援プロジェクト、 『100byKSR』(https://100byksr.com/) の2次採用楽曲が10月2日(金)、9日(金)と2週連続で31曲がリリースされた。

AwichkZmなど〈YENTOWN〉関連の作品やJP THE WAVY、YOSA & TAARなど、多岐に渡るアルバムなどの作品リリースを手がけている〈KSR〉。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、音楽活動の場所や機会が奪われているアーティストへの生活支援を目的として立ち上げられた本プロジェクトでは、アーティストから楽曲を募集・選考の後、採用された楽曲に対して制作費15万円を支給。合計100曲の楽曲の採用とリリースを行う。
Spincoasterでは本プロジェクトに採用されたアーティストたちにショート・インタビューを敢行。第14回目となる今回は、第一次採用枠でリリースを行ったaiverのメンバーでもある島田理貴、今回初のシングル・リリースとなったピアノ & ボーカル・ユニットのISEKAI、〈TREKKIE TRAX〉からのリリースやレーベル〈KERV〉の主宰としても知られるEGL、B.I.G.JOEやサイプレス上野とロベルト吉野などにもトラック提供を行ってきたDJ/プロデューサーのDJ MISTA SHAR、ELIONEやBilly LaurentらとSolid Sky Entertainmentの一員としても知られるFRank Logunの5組が登場。それぞれのルーツやバックグラウンドを紐解く。

Text by Takazumi Hosaka


島田理貴

(1)簡単な自己紹介をお願いします。

“AI、VR、ブロックチェーン、ジェネラティブ・アートといった先端技術の領野を背景に持つバンド/アーティスト・コレクティブのaiver”にて、ブロックチェーンを担当する23歳。

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

13歳の頃に『けいおん!』の影響でギターを買い、バンド活動を開始。インターネットとアニメと音楽と思想の狭間で青年期を駆け抜け現在に至る。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

V6とジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)。ソロ・プロジェクトにおいては、よりパーソナルな問いや社会的な問いと向き合うことを通じて、JPEGMAFIAやAgainst All Logic(Nicolas Jaarの変名)、James BlakeBattles、Richie HawtinFlying Lotus中村佳穂といったリスペクトする音楽家たちの企てに身を投じることに重きをおいています。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

たぶん、Twitterを見てくれれば、「こんな曲作りそうだなこいつ」ってなるので、ぜひTwitterをチェックしてみてください。全部予約投稿ですが。

(5)今後の展望は?

『令和2年度文化芸術活動の継続支援事業』の第3次募集の申請書を頑張って書いて20万円貰う。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

今回の「母船より」はふたりとも『ファイナルファンタジーX』が好きで、とくに「ザナルカンドにて」というトラックがあるのですが、もうあれが好き過ぎてああいうこの地球には存在していないような情景、つまり異世界感と共に染み入ってくる曲を作りたいという想いでふたりとも挑みました。頭で考えずに制作のファースト・パワーというか最初の勢いみたいなもので作りました。作っていくうちにどんどんふたりの世界観が削り出されていって、でき上がった時には宇宙を旅して放浪している宇宙船みたいな情景が浮かんできたので、「母船より」というタイトルにしました。

(5)今後の展望は?

「母船より」は実は1年以上前にすでに仕上がっていたんですが、お互いの活動がある中で予算の面や時間や体力の面などでなかなかreleaseできるタイミングがなくて今回やっと世に出せるー!ってことになり本当に100byKSRの企画に感謝しています。今後も流行り廃りには影響されない部分で、自分達の中にある「異世界」の情景を描いていけたらいいなと思っています。もうすでに何曲かあるのでいいタイミングでrelease出来たらいいねーと話しています!

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

90年代のUSヒップホップの魅力にハマり、レコードを集めだしてから、Technics SL1200 Mk3 2台とVestaxのDJミキサーを買い揃えて、どっぷりDJの楽しさを知ってしまい、仲間とパーティしていたら自然と活動してました。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

SNSでこの企画の情報を知って、ステイホーム期間で時間もありそうだし、是非参加したいなと考えていました。ある日、SATOSHIから別件で電話がきた時に、この企画の話しを僕が思い出して相談したら引き受けてくれたって感じです。ビートも最初暗い感じだったんですが、今回のモノに変更したり、楽しくやらせてもらって感謝しています。

(5)今後の展望は?

レコードや配信でシングルをリリースしつつ、溜まってきたらアルバムにしたいなと考えています。基本的にはビートの依頼がきたら動いたりしていたんですが、そろそろ自分名義でキッチリ出したいなと思っています。
ダンス・ミュージックとしてのトラップや、LAビート・シーンに多大なる影響を受けました。2012年のRL Grimeの『Boiler Room』に全てが詰まっています。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

コロナ禍で今後の音楽シーンが霞んで見える中、家で「Hazy IPA」を飲みながら制作しました。ビールのお共にでも、リラックスしたいときに聴いてもらえたらと思います。

(5)今後の展望は?

現在EPを制作中です。

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

元々、いとこの影響で中学の頃にヒップホップを聴き始めました。ヒップホップ自体はめちゃくちゃ好きだったんですけど、当時はラップをしたいとは思っていませんでした。単純にカルチャーが好きだっただけで、ヒップホップというゲームをずっと観戦していたい、みたいな(笑)。そんな感覚でした。

16歳の頃に隣町にブラジル人の友達ができて、彼がラップをしていました。初めて生で聴かせてもらったラップに喰らったのを覚えています。彼と頻繁に遊ぶようになって、気づいたら僕もラップをするようになっていました。最初は遊びがきっかけで、それだと物足りなくなったから東京に上京して本格的に取り組むようになった。僕が東京に行っても快く応援してくれる地元の仲間や先輩たちがいたので。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

今も、ですけど、ヒップホップを聴き始めた頃はFabolousがめちゃくちゃ好きでした。派手なのにクールで。そのコントラストにやられました。僕がヒップホップを聴き始めたのが2000年代終わりくらいだったから、2000年代のヒップホップには世代的に影響を受けているんじゃないかなと思います。他には先輩に教わった2PacやNasにもハマりました。リリカルな詩が好きだったので。
ある意味リリックはメッセージでもあると思うので、僕自身、歌詞を書くという工程は曲作りにおいても一番大切にしているつもりです。そういう意味では今でも定期的に聴く2PacやNasにも影響を受けているかもしれないです。もちろんトラップが流行り出してからはトラップにもハマりました。

そう考えると、聴いてきた、感じてきたヒップホップ全てに影響を受けているかもしれないですね(笑)。おれ、影響受けやすいかもしれませんね(笑)。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

実はこの曲は1年前の夏にできた曲なんです。真夏の熱帯夜にクラブで聴きたくなるような曲を作ってみたいな、と思って制作しました。友達と遊んだことや、その頃思っていたことを内容にリリックを書いてボーカルのレコーディングが終わるまでを含めて、大体30分くらいで曲が完成しました。リリースをしていないだけで曲は日常的に作っているので、そのストックの中の一曲、という感じです。夏は終わったけど、聴いてくれるみんなは夏っぽいシチュエーションで聴いてくれたら嬉しいな(笑)。バーベキューしてる時とか(笑)。

(5)今後の展望は?

これは僕が、というよりも僕と僕の周りの皆んなが言っていることなんですが、日本のヒップホップで今までにない規模のフェスをやってみたいです。アメリカでいうと『Rolling Loud』みたいな。その年のフレッシュな若手もバンバン出るし、OGのラッパーの方々たちもバチバチにカマしてちゃんとみんなが聴いて食らってノレて楽しめるようなイベント。そのイベントのオーガナイザーは僕でもいいし、僕じゃなくてもいいと思っていて、単純に日本のヒップホップのシーンがそのレベルまで盛り上がることができたらラッパーにとってもリスナーにとっても、最高な未来なんじゃないかなって僕たちは思っています。

そのためには、僕含めプレイヤーとしてヒップホップに関わる人たちのレベルアップと、ヒップホップを愛してくれる人たちの数を増やすことが必要不可欠。だから今は、僕個人としてはとにかく曲を作って外側に発信したい。ヒップホップというカルチャーがいかにカッコいいか、少しでもみんなに理解してもらえたら嬉しいです。今回は僕の楽曲を採用して頂きありがとうございました。

Spincoaster

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