2年ぶりの獲れたて“米ディ”! 『
RICE on STAGE「ラブ米」~Rice wil
l come again~』ゲネプロレポート

『RICE on STAGE「ラブ米」~Rice will come again~』が2020年11月19日(木)、品川プリンスホテル クラブ eX にて開幕した。お米を擬人化し、独自の世界観で展開するコメディ作の第三弾。初日直前にはゲネプロが行われ、約2年ぶりとなる新作公演が披露された。
テレビアニメ『ラブ米 -WE LOVE RICE-』が原作。前作に続き、村井雄(KPR/開幕ペナントレース)が脚本・演出・作詞を手がけている。米の品種を冠したキャラクターたちが登場し、芝居やライブパフォーマンスで味わい深いストーリーを織りなす人気シリーズだ。
炊飯ジャーの蓋が開く瞬間を心待ちにしてきた観客、通称“グルメ”たちが続々と着席。円形ステージを囲むように、稲穂が揺れている。よく見ると、会場内の至るところに米モチーフが散りばめられおり、開演までの時間も余すところなく楽しめる。
冒頭からラブ米ワールド全開。お米ユニット・ラブライスが登場し、風のように爽やかで、太陽のようにまぶしい歌声が響き渡る。天真爛漫で元気いっぱいの「ひのひかり」(田村升吾)を筆頭に、博識で冷静沈着な「ささにしき」(星乃勇太)、ノリがよく社交的な「ひとめぼれ」(前川優希)、優美な雰囲気を醸し出す「あきたこまち」(白石康介)、可愛さ振りまく「にこまる」(佐野真白)と味わい深い面々が一気に会場を魅了する。
舞台オリジナルのユニット・ST☆RICE(スターリッス)からは平山(川上将大)、キヨハタモチ(北乃颯希)が参戦。合鴨ブラザーズの弟鴨(福島海太)も加わり、急速モードでストーリーが進む。お米にちなんだギャグやフレーズが飛び交い、表情筋が休まる暇はない。
2年の“保温”期間を経てパワーアップしたコメディ展開。そこに、関西からの“穀物留学生”として「日本晴」(吉澤翼)、「はしつも」(永田聖一朗)が現れる。2人が紡ぐハーモニーには、おいしすぎるパロディ要素がてんこ盛り。
同じく新キャラクターとして登場するのが、伝説の陸稲米・陸稲耕二郎(岡幸二郎)。穀物や鳥たちを圧倒する重厚な佇まい、漂うカリスマ性には思わず息をのむほど。数々のミュージカル作品で培われた歌声を堪能する時間は極上だ。
そんな彼らの前に、強敵のスズメ・雀鬼(加藤良輔)が立ちはだかる。“雀”にちなみ、麻雀用語を自在に操りながら場をかき乱していく。
芝居パートの1部が終わると、2部はお待ちかねのライブパート。穀物たちが自身の美味しさをアピールする「ハーベストショー」が山盛りだ。各ユニットの個性あふれる楽曲に、グルメたちはくぎ付けに。
最初から最後まで、笑いっぱなしの約2時間。キャストのひたむきな全力さが、グルメたちの心を奪う疾走感を生み出していた。今回もしっかりと磨き上げられ、ふっくらとおいしく炊き上がった“ラブ米”。何度でも、何杯でも、おかわりしたい。
ゲネプロ終演後には、炊き立てホヤホヤのキャストコメントが到着した。
ひのひかり役:田村升吾
なんと言っても約2年ぶりに、ラブライス、スターリッス、合鴨ブラザーズが帰ってくることができました! 新しく登場するキャラクターも含め、カンパニーみんながお米として旨味を増しながらも成長してきたと、稽古をしながら思ってきたので、舞台上でもその成果が発揮できるように頑張ります! 僕自身もひのひかりとして、もっともっと作品を引っ張っていける存在になれるよう、千秋楽まで一生懸命やり遂げたいと思います!
平山役:川上将大
演出の村井さんの元、稽古でも事細かに色々な見せ方を徹底してきました。本番ではカンパニー一同、ラブ米の醍醐味である集団芸というところをバシッと決めていきたいと思います。個人的なみどころは、僕自身過去作でも新しい一面をみせることができたシーンが今回もあるので、グルメの方を良い意味で裏切れるように、進化したところをおみせしたいです!
弟鴨役:福島海太
3作目となりましたが、弟鴨としてラブ米の世界に立てることを嬉しく思います! 本作ではさらにパワーアップしていますが、特に稽古の段階からみんなであわせる団体芸やチームワークを大事にしてきました。公演のみどころとしては、ラブライスの成長はもちろん、個人的に観ていただきたいところに弟鴨が成長していくシーンもあります。その中で、グルメには兄鴨(滝口幸広)の存在が温かくみえてきたら良いなと思います。岡 幸二郎さんをはじめ、新たなキャストたちが圧倒的なステージをみせてくれると思うので、僕たちとの化学反応をお楽しみいただけたら嬉しいです!
日本晴役:吉澤 翼
ラブ米は初参加ですが、稽古序盤でラブライスをはじめとした団体芸の息が見事に合っていてびっくりしたことを覚えています。僕たち関西米が新しく登場することになって、はつしも役の永田聖一朗くんとは2人で色々話し合いました。その結果として、2人の息がさらに合ったところを舞台上で発揮できるのではないかなと思っているので、楽しみにしていただけたらと思います! 自分たちが稽古してきたことを楽しんでいれば舞台上で出せると思うので、グルメにも楽しんでいけるように頑張ります!
陸稲耕二郎 役:岡 幸二郎
「ラブ米」初参加、新米の岡 幸二郎です。いよいよ開幕となります! 世の中はまたまた COVID 君が大暴れし、何だが何もかもが沈んでいる様に感じる昨今、劇場に入って舞台セットを見ただけで顔が綻んでしまいました。シンプルな、そして可愛い色目の「ラブ米」ステージ!! そして場あたりでは出番が無い時は客席で観ていたのですが……。「大人が真面目に馬鹿やるのって、何て愛おしいのだろう」と。自粛明けの一発目の舞台がこれで良かったと思えた瞬間でした。お客様は劇場では大声を出して応援はできませんが、終演後マスクの下は必ず笑顔になっているはず! 大声手放しで「ぜひお越しください!」とは言い辛いですが、元気を貰いにぜひ体感してください。舞台上から元気パワーをおくります!!
取材・文・撮影=潮田茗

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