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【majiko インタビュー】
ちゃんと自分というものを
分かってあげる
ちゃんと自分を大切にしてあげる

全曲の作詞作曲を自身が手がけた2ndフルアルバム『世界一幸せなひとりぼっち』。ニコニコ動画に“歌ってみた”動画を投稿して以来、その音楽的センスは多くの人に認められてきたmajikoだが、本作はその才能が大きく開花し、ついに完全覚醒の時を迎えた記念碑的アルバムになったと言って間違いないだろう。時代を象徴する傑作の誕生である。

現場でも“前を超えよう”という
意気込みがすごくあった

今作は完全にmajikoさんの最高傑作と言っていいのではないかと思います。こういうアルバムを作るために、ここまでひとつひとつ音源制作を重ねてきたのではないかと思ってしまったほどです。

それは嬉しいです! 今はまだ“作り終えた~!”って感じなんですけど(笑)、全曲が自分のオリジナル曲というのは今回が初だったので、“嬉しいな”って気持ちと“大丈夫かな?”って気持ちが半々にあって。…でも、以前に全曲を自分で作詞作曲したミニアルバム(2017年2月発表の『CLOUD 7』)を出したんですけど、あの時よりかはるかに成長できたという手応えはありますね。とにかく“あれをまず超えなくちゃ”というのがあったんですよ。というのは、“聴く人のことを全然考えてないアルバムだったな”と思ってて(苦笑)。自分の中の悲しみとか怒りだけをワーッて出しただけのものになっちゃってたんで、それを反省したというか、今回はちゃんと聴き手のことも考えつつ、この2~3年で勉強して得た知識だったり、技術的なところも盛り込めたから、今回のアルバムは絶対に成長できてると思っています。

過去作は自分が思ったことや言いたいことを音源に落とし込むだけで精いっぱいだった?

自分の伝えたいこともよく分かってない…まぁ、今でもそんなによく分かってないですけど、当時は今よりもはるかに分かってなくて、“分かる人だけ分かりゃいいんだ”みたいな考え方をしていたんです。それって分からない人への攻撃だと思うから、ちゃんとみんなが分かる曲を書いてみたいし、その上でカッコ良いものを作ってみたいという目標ができて、今回はそれに挑みましたね。

なるほど。ちなみに前作『寂しい人が一番偉いんだ』(2019年6月発表のアルバム)は、今言われた“ちゃんとみんなが分かる曲を書いてみたい”という方向へ大きく舵を切った作品だった印象があります。

とっ散らかってたりはするんですけど…うん、そうですね。そう思ってます、私も。いろんな方からいい感想もいただきましたし。

今作はもっと良くなったと私は思うんですが。

良かった(笑)。今作はより自分というものが前に出た作品だと思ってて。それは自分で作詞作曲しているからなのかもしれないんですけど、現場でも“前作を超えよう!”という意気込みがすごくあった…ただ、“めちゃくちゃいいじゃん”っていう感想をいただいたのが、チーム以外ではこの取材が初めてなんですよ(苦笑)。

でも、充実度は高いでしょ?

はい。とても高いです!

今作のどこがいいかと言うと、まず押し引きのバランスが絶妙ではないかと。前作はわりと詰込み型でしたが、今回は出すところは出して、引っ込めるところを引っ込めるといった具合に、しっかりとメリハリが効いているところが、アルバム作品として素晴らしいと思いますよ。

あぁ、良かった〜。自分ひとりだけじゃなくてチーム全体で作り上げたアルバムなので、いろんな意見があって…“こうしたほうがいいんじゃない?”とか言ってくれるダークホース的な存在もいて(笑)、“そういう人の意見もやっぱ聞かなきゃな”と思って参考にしたんですよ。アレンジだったりとか、曲順だったりとか。

全曲をmajikoさんが作詞作曲しているので、全てmajikoさんがひとりで作業に集中したと思いきや、周りの意見を取り入れながら臨んだんですね。

曲作りはひとりで黙々とやるんですけど、曲をフルに仕上げたら、いつも一緒にやってくださってる木下 哲さんに相談して、“どう思いますか?”というやりとりをして…どうしても自分だけになっちゃうと視野が狭くなっちゃうのは、もう過去作から癖として分かってたので、第三者の意見とか、自分よりも経験がある人の意見をもらっていたりしました。

なるほど。具体的に言うと、「Once Upon A Time In TOKYO」のような、あらゆるサウンドを詰め込んだものがある一方で、「エンジェルナンバー」のようなストレートであまり捻った印象のないアレンジのナンバーがあったり。また、「神様でもあるまいし」や「エスカルゴ」といった…これは誉め言葉としてなんですが、妙なサウンドもある。しかも、それらで「Once Upon A Time In TOKYO」を挟む曲順になっていて、起伏にも富んでいますし、アルバム作品としてとても素晴らしいです。

ありがとうございます! 自分でも“これしかないだろう”という順番にしたので。
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OKMusic編集部

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