フリースタイルピアニスト・けいちゃ
ん、初ワンマンライブを開催! 「革
命を起こしに来た」たまアリからの生
配信ライブをレポート~12/13(日)
までアーカイブ配信あり

進化形ピアニストけいちゃんが2020年12月3日(木)、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で、ピアニストとして初となる単独公演を開いた。「革命を起こしに来た」と話したステージでは、ポップス、ジャズ、クラシックなど13曲を披露。〝フリースタイルピアニスト〟としての幅広さを見せつけた。約1時間40分に渡って繰り広げたワンマンライブ『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』の様子は、イープラスStreaming+を通じて全国へ配信。ライブは同年12月13日(日)23時59分 まで、Streaming+でアーカイブ視聴できる。
『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』
けいちゃん初のワンマンライブが行われた「さいたまスーパーアリーナ」は、コンサート時には3万7000人を集客する巨大な場所。新型コロナウイルス感染防止の観点から〝無観客〟で開催されたライブは、これを活かし通常観客を入れるアリーナ部分にセットを組む異例なもの。歴史に残る〝同会場初のピアニスト単独公演〟は、開演時刻の19時ジャストに、オリジナル曲「√Future」で幕を開けた。バンドメンバーである、ギター、ベース、ドラム、マニピュレーターを率いて始まったライブは、躍動感あふれるもの。グランドピアノを囲むように設置されたライトはクリスタルのように輝き、異空間を生み出していた。ピンク色に染められたステージでは、「千本桜」(黒うさP)を演奏。感想を投稿するライブチャットでは、喜びの声と共に、たくさんの桜の絵文字が寄せられ桜が満開になった。
『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』
けいちゃん
2曲を終えたけいちゃんは「いきなり高カロリーな曲。もう終わりでしょうか…」と言いながらもうれしそうに、「見て下さい、この会場」と周囲をぐるりと見渡した。「まさか自分がこの会場をこんなに贅沢に使える日が来るとは思わなかった。今日は僕が主役。存分に楽しんでいきたいと思います」と再び鍵盤へ。ジャズ風にアレンジした「動き出すラボラトリー」では、中盤からショルダーキーボードに持ち替え、哀愁あるアコーディオンの音で、ウッドベースやドラムと掛け合い。合間に「トルコ行進曲」(モーツァルト)のフレーズを奏でるなど、遊び心が炸裂。そのまま、キーボードを背中に回すと、右手を後ろ手にして演奏を継続。グランドピアノに戻ると、左手をその鍵盤に置き〝二刀流〟の演奏で、見ている人の度肝を抜いた。
町にやってきたサーカス団が、とっておきの曲芸でわかせてくれるように。想像を超えるアイデアで、心を奪っていくけいちゃん。激しい旋律で始まる「革命のエチュード」(ショパン)では、真っ赤に燃え上がる舞台で、風を切り裂くような激しい演奏で圧倒した。大学時代に作曲した「思い出に添えて」はリアレンジされ、癒やしの音色でフロアを包み込んだ。
『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』
「フリースタイルピアニストを名乗るけいちゃんの底力を見せる」と臨んだブロックでは、夜の街に音符が駆け出していくような「夜に駆ける」(YOASOBI)や、心地よいグルーブ感を生み出した「Billie's Bounce」(チャーリー・パーカー)、透明感ある音を膨らませた「月の光」(ドビュッシー)など異なるジャンルの楽曲を次々に披露していく。ラストを飾った「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)では、再び手にしたショルダーキーボードで、ギターの門間由哉と向き合い、ギターバトルを展開。暴れる右手に、チャット上では「今日自体が神話」と賞賛の声が投稿されていた。
ヘッドマイクをセットした新曲「浄土」では、本邦初公開という弾き語りにも挑戦。「進化したけいちゃんを見せたい」と、自ら歌唱しつつ、初音ミクとコラボレーションするなど、想像を超える演出でわかせた。
Streaming+より提供

Streaming+より提供
「(ライブの)最終局面に豪華な楽器を用意しました」とバイオリンやチェロなど6人のストリングスチームを呼び込んで始めた「白日」(King Gnu)では、壮大な旋律の中に「月の光」(ドビュッシー)をはさむなど、フリースタイルピアニストとしての真価を発揮。自由に音を楽しむ素晴らしさを再認識させた。

『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』
宝探しに出かけていくような高揚を感じる「HIRAKE-GOMA」では、身体を大きく揺らして笑顔に。「これからも皆さんと繋がっていけるように」と願いを込めて演奏した、本ライブタイトルの由来だという「World & Me」では、虹色に輝く照明が、さいたまスーパーアリーナと、それぞれの場所で視聴するファンを繋いだ。
約1時間40分、駆け抜けたけいちゃんは「ストリートピアノを始めたときは、最初のワンマンをさいたまスーパーアリーナでできるなんて思っていませんでした。皆さんの応援のおかげです。人生で一番楽しい時間でした」と感謝。終演後のアフタートークでは、「年始に『革命の一年にする』と宣言したことが、有言実行できた。来年は”浄土”な一年にしたい」とさらなる飛躍を誓っていた。
『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』
取材・文=Ayano Nishimura 撮影=池上夢貢

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