水樹奈々

水樹奈々

【水樹奈々 インタビュー】
枷と絆、
自分を突き動かしているのは
どちらなのか?

全力で制作して、
全力でパフォーマンスする

タイトルの“Link or Chains”も絶妙です。

歌詞に出てくる《枷か、それとも絆か》という言葉が印象的で、そこから引用しました。

どちらもつながりを意味する言葉ですけど、絶妙に意味が違うという。

“自分を突き動かしているのはどちらなのか?”。追い込まれ、状況に縛られて仕方がなく戦っているのか、自分の心が動かされるままに戦っているのか…これは日常生活においても重ねられることで、義務的にやっているのか、自発的にやっているのかってすごく大事な部分じゃないですか。きっと聴いてくださるみなさんの心境によって感じ方が変わるのではないかと思います。

物語の中で敵のクラウンがレビウスのやっていることを自己犠牲だと言いますが、レビウスはそれを否定します。仲間を信じているから信念を貫くことができるのだと。こういう感覚に、水樹さんはすごく共感されたのでは?

そうですね。私自身も周りのみなさんに支えてもらって信じているからこそ全力で頑張れると思っています。“やらなきゃ”じゃなくて、“そうしたい”と思うタイプなので。自分が受け止めた真摯な想い、逆に反面教師になったこと、さまざまな経験が自分の中で膨らんで、それぞれに恩返しがしたいという気持ちが私の中にあって。それが自分の動力源になっているからこそ、無茶なことや大変なことでも乗り越えられる。なので、レビウスの気持ちにはとても共感します。

同じ努力でも義務と思ってやると続かないですからね。それに、背中を押してくれる仲間がいることも貴重ですね。

人はひとりでは生きていけないですからね。コロナ禍になって人とのつながりの大切さはより痛感しますし、みんなに会えない日が続いて、会いたい気持ちが募れば募るほど、どれだけみんなに支えられていたのかを実感します。応援してくださるみなさんのために頑張りたいと私が思うように、きっとレビウスもそう思って動いているのかなと。

さて、昨年12月6日に20周年を迎え、21年目に入ったわけですが、今はどんな展望を持っていますか?

昨年は20周年ツアーができなかったので、今年はとにかくたくさんみなさんに会いに行けたらいいなと思っています。そして、いろいろな水樹奈々を見てもらえるようにと、新しい企画を考え中なので楽しみにしていてほしいです。20年の中で本当にたくさんの夢を叶えさせてもらってきましたが、まだ達成できていない目標や夢があるので、それをひとつずつ叶えていきたいと思います。

ちなみに水樹さんの20年の中で、最初から今も変わらず持ち続けているものは何ですか?

やっぱり“常に全力”ですね(笑)。いつ“これが最後です”と言われても悔いが残らないように、全力で制作して、全力でパフォーマンスする。デビュー当時は今みたいに定期的にリリースさせてもらえる保証なんてなかったので、常に危機感や緊張感を持っていました。今でも新曲を出す時は、みんなが気に入ってくれるのか、前回の自分を超えられているかと毎回緊張します。時を経ても、緊張感やプレッシャーは常にがあります。

時には“今日は怠けたいな”と思う日はないですか?

たまにはありますけど、基本的には怠けられない性分なんです。怠けると罰が当たっちゃうんじゃないかと思っちゃう(笑)。小さい頃、父に“せっかく毎日練習して積み上げたものも一日休むと2日分後退する”と言われたことがあって、それがずっと心に残っていて。たった一日怠けただけで倍の努力が無駄になってしまうなら、少しの時間でも頑張ろうって…もったいない精神ですよ!(笑)

先頭に立っている人間が頑張る背中を見せないと、周りに示しが付かないみたいなものもあるのでは?

いえ、本当に自分の性分なだけです(笑)。朝起きたらすぐ“さぁ、やるよ!”ってスイッチが入って、目が醒めた瞬間から動き回り、座って休んでいることがないので(笑)。ソファでゆっくりお茶を飲みながらテレビを観るなんていう優雅な朝は私には存在しません(笑)。

じゃあ、寝る時は疲れてバタンと?

気絶するように寝ます(笑)。何かやっていないと落ち着かなくて…せわしないとも言われますが、それで新しい創作意欲が湧いてきたりすることもあるので、逆にボ〜っと考えていても何も浮かばないんです。歌詞や曲もライヴのアイディアも、何かをやっている時に必ず浮かびます。お正月くらいはゆっくり休もうかと思っていたのですが、出汁からお雑煮を作ったり、ピラティスに行ってました(笑)。

取材:榑林史章

配信シングル「Link or Chains」2021年1月10日配信開始 KING RECORDS
    • ※配信先の詳細はオフィシャルHPをチェック
水樹奈々 プロフィール

ミズキナナ:声優、歌手として高い人気を誇る。声優としてのデビュー作は1997年のプレイステーション用ゲーム『NOёL〜La neige〜』門倉千紗都役。歌手としては2000年12月にシングル「想い」でデビュー。09年6月に発売された7枚目のオリジナルアルバム『ULTIMATE DIAMOND』で声優として初のオリコンチャート1位を獲得し、11年12月と16年4月には東京ドーム2デイズライヴも大成功に収めた。水樹奈々 オフィシャルHP

「Link or Chains」試聴動画

OKMusic編集部

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