川畑 要

川畑 要

【川畑 要 インタビュー】
音楽の力でみんなに
元気になってもらいたい

1月28日に初の生配信ライヴ『KANAME KAWABATA LIVE 2021 “Never Been Better”』を開催する川畑 要。2020年10月に個人事務所を設立し、11月に「Crossroads」、12月に「FLASH BACK」を連続で配信リリースし、今回の配信ライヴはまさに大きく一歩を踏み出した彼の方向性を示すものになりそうだ。2020年の活動を振り返りつつ、今回の配信ライヴに懸ける想いを聞かせてもらった。

ライヴができることって
当たり前ではない

初の生配信ライヴのことをメインに聞かせてもらおうと思ってますが、まずは2020年を振り返ってもらえますか?

今年の3月にCHEMISTRYが20周年を迎えるんですけど、19周年から1年かけて盛り上げていこうという予定でした。でも、まさにその頃から新型コロナウイルスの影響で、今まで通りのライヴができなくなってしまったんです。

こればかりはどうしようもないですからね。

そうなんですよね。日本だけじゃなくて世界中で起っていることだし、どれだけ気をつけていても、いつ自分が感染するか分からないですからね。じゃあ、家にいてじっとしていればいいのかというと、僕自身はそういうのができないタイプなので、“アーティストとして今できることは何か?”ということを考えていろいろやり始めました。

YouTubeチャンネルを始めたのもコロナ禍の中でしたね。

ライヴができない状況の中、何かを発信することでファンの人たちも安心してくれると思ったんです。でも、自分たちの価値というか、自分を商品として考えた時、毎日ただ配信していく感じにはしたくなかった。ちゃんと配信する内容を考えて届けたいと。いろいろ考えましたけど、YouTubeはずっとやってみたいことだったので、このタイミングで始めることにしました。

音楽に限らず、いろんな価値観や基準が変わった年でもありましたね。

そう思います。伝え方が大きく変わった一年でしたね。ポジティブに考えると、いろんなことが整理されたと思うんです。なんとなくやっていたことって意外とたくさんあって、それが本当にやる必要があるのかを考えたら、よりやりたいことが見えてきました。

“当たり前のこと”が当たり前でなくなった年でもありましたし。

ライヴがそうですよね。ライヴができない期間が続いて、ライヴができることって当たり前ではないと改めて気づかされました。でも、逆にライヴの価値が上がったような気がしているんです。この前、CHEMISTRYで300人ぐらいの有観客ライヴを行なったんですけど、ものすごく感動的で、1曲目から涙する人もたくさんいたんですね。観に行きたいけど新型コロナのことを考えると怖くて行けないという人もいたと思います。そんな状況の中、足を運んでくれた人たちに僕たちができるのは精いっぱい歌うことなんです。

生でしか味わえないものがあると。

はい。でも、CHEMISTRYでは配信でもライヴを届けたりしていて、配信の良さも分かったんです。ツアーとかだと東名阪だったりの大きな都市しか回れなかったりしますけど、配信だったら遠くて観に行けないという人、移動が大変で会場に行けないという高齢の方にも楽しんでいただけたので、新型コロナが収束したあとも配信という手段は残すべきだと思っています。

在宅勤務でリモートワークを始めた人も多いので、配信ライヴを観る環境が整っている人が増えているというのもありますね。

それはすごく大きいですよね。いきなり配信ライヴを始めても、環境が整ってなかったり、観る方法が分からない人が多かったりすると一緒に楽しめないですから。

楽曲も配信リリースというのが今や特別なことではないので、ライヴの配信も手段のひとつとしてありですよね。そんな中、昨年の11月と12月に楽曲を配信リリースして、今年1月には配信ライヴを控えているわけですが、10月に独立されてからのスピード感がすごいですね。

今、楽曲配信の申請とかも自分で全部やってるんですよ。独立して、そういうことを自分でやってみたことで、自分の曲の大切さが改めて分かった気がします。配信のスケジュールも自分で考えましたし。11月にリリースした「Crossroads」は昨年1月の自分の誕生日にライヴで初披露して、“リリースします”って言ってた曲なんですね。でも、そうは言ったものの、すぐにリリースできず、“いつリリースするんですか?”って声も増えてきて、このままだと“口だけ野郎”になってしまうと思って(笑)。それで独立第一弾として11月に配信リリースしたんです。

ファンの人たちが首を長くして待ってた曲だったんですね。

そうなんです。独立は以前から考えていたことで、「Crossroads」はその決意表明を歌にしたものだったので、このタイミングに出すのが一番いいのかなと。

久しぶりのMVもありますね。

これにもひと工夫あって。僕のソロはインディーズなのでスポンサーを募りました。MVのスポンサーになってくれた会社や企業の名前を載せて作るというのが、今、アメリカでは主流になってきてるんです。格闘技の選手のトランクスに企業名が貼ってあったりするじゃないですか。あれを音楽でもできないかというのはかなり前から考えていたんです。その当時はイメージが湧かなかったんですけど、その後、YouTubeでそういうことをやっている人が多くなってきて、“これはいつか応用することができる!”って思いました。それが今回実現した感じです。こういう新しいかたち、新しい動きを、下の世代の人たちにも挑戦してもらいたい想いもありますね。

配信リリースの話に戻りますが、続く「FLASH BACK」は「Crossroads」とは全然違うタイプの曲ですね。

この曲はデビュー前の自分のことを歌っていて、2017年に作って、すでにライヴでも披露していたんです。この曲こそ“いつ出るんですか?”って言われ続けてきた曲なんですよ(笑)。だから、2021年に持ち越したくなくて、12月31日に配信リリースしました。この曲はMVを作ってないんです。デビュー前の自分のことを歌った曲のMVに今の自分が出るというのがイメージできなくて。その代わり、ジャケットはインパクトのあるものにしたいなって。

確かに、タイトルとリンクするイメージのジャケットはインパクトあります。

新しい曲も作っているので、「Crossroads」も「FLASH BACK」も2020年のうちに出しておきたいという気持ちもありました。2021年は新しい曲で始めよう!って。

そういうリリース計画も川畑さん自身が申請をしたり、スケジュール管理をしているからこそできることですよね。

はい(笑)。配信リリース、配信ライヴという流れがスピーディーにできていて、充実感があります。
川畑 要
配信シングル「FLASH BACK」

OKMusic編集部

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