【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#187
歌手・八代亜紀の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

自分の歌を聴いた人が、『これは私の歌
だ』と、そう思ってもらえたら、そこに
私が歌う意味があるような気がするの

より

2020年にデビュー50年周年を迎えた、演歌の女王・八代亜紀。インタビュアーが八代の驚異的な足跡を讃えると、八代は、「自分がこういう歌を歌いたいとか、歌で自分自身を表現したいとか、そういうことは今まで一度も思ったことはないの。私は、表現者というより代弁者でありたい」と明かし、今回の名言に続く。そして、スターと呼ばれる存在について八代は、「何か自分には人とは違う特別な才能や価値があると思っちゃうのよね。でもそれはよくない」、「私はステージの上では、その歌の心を伝える代弁者であって、私がスゴいわけでもなんでもないの」と主張。天才と呼ばれる人物の、常人には伺いしれない謙虚な姿勢に驚かされる。
八代亜紀(やしろあき)
1950年生まれ、熊本県八代市出身。歌手、女優、タレント、画家。小学5年生の時に、ジュリー・ロンドンに憧れて、歌手になることを夢見る。バスガイドを経て銀座のクラブ歌手となり、1971年に「愛は死んでも」でレコードデビュー。同年『全日本歌謡選手権』(読売テレビ)のグランドチャンピオンとなる。1973年に「なみだ恋」の120万枚を超える大ヒットから、「しのび恋」、「愛ひとすじ」、「おんなの夢」、「ともしび」、「花水仙」、「もう一度逢いたい」「おんな港町」など、ヒットを連発し、一躍スターダムにのし上がる。1979年、新境地となった初の男歌「舟唄」が大ヒット。1980年に「雨の慕情」で第22回「日本レコード大賞」を受賞する。2013年、ニューヨークの名門ジャズクラブ『バードランド』でライブを開催。女優、画家としても、一流のパフォーマンスを発揮する。2020年12月9日、ニューシングル「居酒屋『昭和』」をリリース。現在もなお、精力的に音楽活動を続けている。
仲村 瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『昭和歌謡文化継承委員会』を発足し会長として活動中。

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