L→R Fin(Vo&Gu)、沢城千春(Vo&Gu)

L→R Fin(Vo&Gu)、沢城千春(Vo&Gu)

【STREET STORY インタビュー】
出来上がってきたイメージを崩して
もっといろんな顔を見せていきたい

全ての面に磨きをかけて、
より説得力を増していきたい

Finさんの中で印象の強いロックチューンはどれでしょう?

Fin
強いて一曲を挙げるとしたら「アオゾラビート」です。この曲は昨年の春に作ったんですけど、(まだ)こんな世界になるとはまだ予想していない時期だったんです。夏くらいにはライヴも普通にできていると思っていたので、ライヴで盛り上がれる曲というテーマで作りました。曲調もそうだし、サビの“Hey,Hey,Hey!”という合唱にも、それが表れていますよね。その後リリースはしたけど、ライヴ会場で音を鳴らして、みんなで騒ぐことがまだできていないんですよ。そんな日が一日でも早く来ることを願っています。
沢城
本当にね。歌詞に自分の実体験を入れていったほうがより伝わるんじゃないかなと感じ始めた時期ではあって、僕の私生活や仕事で悩んでいること、感じている痛みみたいなものを散りばめました。アッパーで《もっと照らせ未来を まだまだ僕らは止まらないぞ》という前向きさはあるけど、僕の中では決して軽くない曲です。

そういう歌詞のほうがリスナーに響くことは間違いないです。今作には「メリーゴーランド」と「恋雪」というバラードが収録されていることも魅力を高めていますね。

Fin
STREET STORYは個々の活動もあって年中ツアーを回ることはできないので、立ち上げから2年経ちますけど、まだ土台を作っている段階なんですよ。なので、今のふたりで表現できるものを作ってみようという気持ちなんです。今まではアップテンポの曲が多かったからバラードとかミドルテンポの曲で、歌詞も今までと違うものをどこまで作れるのかを知りたいと思って、そういう曲にもトライしました。
沢城
だから、“新しいことをやってやったぞ”という達成感もあります。今までは元気な曲が多かったけど、バラードも作れることを実感できたので今後もこういう曲は作っていきたいですね。

楽曲、ヴォーカルともに良質で、バラードはSTREET STORYの大きな柱のひとつになる予感がします。EDMが香るダンサブルな「Dance Forever」も今作のいいアクセントになっていて。

Fin
この曲は初めて千春からリクエストがあったんです。ただ単にロックなだけじゃなくて、打ち込みが多めでピコピコした曲を作ってくれないかと。それに応えて作ったので完全に新しいところに行けましたね。
沢城
今まで作ってきた曲はギターサウンドを押し出したものが中心だったけど、ちょっと味が変わるというか、広がりも見せていきたい気持ちがあったんです。『Way of life』はいろんな新しいことに挑戦したので、ずっと応援してくれている人は驚くんじゃないかな?
Fin
そうだね。1stシングル「もっと明日へ」(2019年5月発表)の時から聴いてくれているリスナーの方からすると、STREET STORYのイメージがだんだん出来上がってきていると思うんですよ。それを一枚目のミニアルバムで崩したいという気持ちがあって、今作を機に今後はもっといろんな顔を見せていきたいと思っています。

あと、ツインヴォーカルも大きな聴きどころになっていますね。男っぽい沢城さんと、柔らか味のあるFinさんの異なる個性が重なることで、独自の魅力が生まれています。

沢城
ありがとうございます。僕は歌を始めたばかりなので、胸を張って“シンガーとして”みたいなことは言えないし、自分で自分を見た時にめちゃくちゃ歌がうまいわけでもないことは分かっている。でも、役者としての自分では型にはまった演技ではなく、気持ちから出てくるものを大事にしたいと思っていて、歌も音を合わせるだけが全てじゃないということをすごく感じるんです。そういう歌に惹かれるし。尾崎 豊さんを聴いた時にその気持ちが音源からも伝わってくる人がいるということに衝撃を受けたりもして。自分も気持ちが出る歌を目指していきたいと思っています。
Fin
そういった千春の想いはレコーディングでも感じます。彼は本職が声優なので、言葉ひとつにどうやって感情を乗せるかってことにすごく向き合いながら録っているんです。[q]Finさん自身の歌についてはどうですか?

Finさん自身の歌についてはどうですか?

Fin
僕は声が高くて、女性シンガーの楽曲のほうが気持ち良く歌えるタイプなんです。それこそ子供の頃は“女の子みたいな声だね”とよく言われたし、千春みたいに気持ちを乗せて歌える人への羨ましさもあるけど、逆に自分にしかできない歌い方をとことん追求しようと思っています。

それがいい方向に出ていますね。キャラクターの異なるヴォーカルが有機的に作用し合うことで、立体的なツインヴォーカルになっていますので。

Fin
そう。僕らはこれだけ声質やタイプが違っているのに、ハモった時のハーモニーが気持ち悪くないんですよ。それはちょっと奇跡だと思いますね。キャラクターが違っていると、音程は合っているけど混ざらないということが多々あるけど、千春とハモると混ざりが良くて気持ち良いんです。

さて、『Way of life』は充実した一作に仕上がりました。本作のリリースから始まる2021年はどんな一年にしたいと思っていますか?

沢城
いい作品を作ることができたし、『Way of life』のリリースに合わせてSTREET STORYはスタッフの体制がさらに強化されるんですよ。音楽性の面でも、今までは“楽しもうぜ! イェ~イ!”とやってきたものを大人のバンドにシフトしていける年にできたらいいなと思っています。落ち着くということではなく、全ての面に磨きをかけて、より説得力を増していきたい。それが目標としてあります。
Fin
まずは早く普通にライヴできるようになってほしいという気持ちがあります。ただ、通常のバンド活動ができなかった昨年でYouTubeだったり、配信での発信方法を試したんですよ。その結果表現できることが増えたので、例えライヴができなかったとしても、昨年で上げられた自分たちのスキルを、いいかたちで見せられると思う。音楽性の幅をさらに広げていくことも含めて、次の段階にバンドを上げていける一年になるといいなと思っています。

取材:村上孝之

ミニアルバム『Way of life』2021年3月3日発売 FULL20/RAINBOW 7 RECORDS
    • TRDI-0001
    • ¥2,200(税込)
STREET STORY プロフィール

ストリートストーリー:声優の沢城千春、SEPTALUCKのFinによって結成されたツインヴォーカルロックバンド。2015年より沢城を中心に月一回のニコ生放送からゆるりとスタートし、19年からは本格的にバンド活動を開始。20年4月に「夢グライダー」、5月には「アオゾラビート」を配信シングルとしてリリースした。STREET STORY オフィシャルHP

「Dance Forever」MV

「モンスター」MV

「恋雪」MV

OKMusic編集部

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