交わりにより確立された、大日禰宜の
オリジナリティ

個性は自分のなかにない

「自分探しの旅に出る」は、自身のアイデンティティーに悩む人がとる行動のひとつ。しかしながら、個性なんてものは旅に出ただけでは見つからない。自分ではない何かと交わることによって、時間をかけて確立されていくものなのである。多角的に活動を展開している大日禰宜も、そうやってアイデンティティーを育ててきたクリエイターのひとりだ。

そもそも彼は、米津玄師になりたかった。音楽を作り、イラストを描き、映像も制作し、グッズだって自身で手掛ける。幅広く0から1を行ってきた米津玄師に憧れたからこそ、音楽を作り、3Dを操り、デザインも手掛ける大日禰宜という存在が生まれたのだ。
彼はそこから音楽理論も勉強し、“自分らしさ”を確固たるものにしている。退廃的なサウンドに気だるげなフロウは、間違いなく彼の個性。年内で音楽活動を辞める話も匂わせていたが、虎視眈々と自身の表現を熟成させていることは間違いないだろう。

先日配信が開始された「movie」は、楽曲制作からアートワークまで大日禰宜が手掛けた作品。淡々と刻まれるリリックは前向きで、彼のなかに沸々と燃える野心が反映された1曲だ。

大日禰宜 アーティストページ

提供:BIG UP!zine
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