『千と千尋の神隠し』、橋本環奈/上
白石萌音(Wキャスト)主演で2022年
に舞台化決定

宮﨑駿監督の大ヒットアニメ映画『千と千尋の神隠し』が、2022年、東宝創立90周年記念作品として初めて舞台化される。主演は、橋本環奈上白石萌音(Wキャスト)。本作の製作を手掛ける東宝が、2021年2月26日に発表した。
『千と千尋の神隠し』は、2001年封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞。日本での公開から18年が経った 2019年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が世界中で愛され続けてきた。
映画『千と千尋の神隠し』ポスター  (c)2001 Studio Ghibli・NDDTM
舞台化にあたり翻案・演出を手掛けるのは、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担い、そのほか『ナイツ・テイル』や『ダディ・ロング・レッグズ』などを生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード。かねてより『千と千尋の神隠し』の大ファンだったジョン・ケアードは、来日の折にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対話、宮﨑駿監督との対面も果たし、舞台化の許しを得た。
主演の千尋は、人気と実力を兼ね備え、今回が初舞台となる橋本環奈と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げる上白石萌音が、Wキャストで演じる。
橋本環奈は「舞台は今回が初めてとなります。それも歴史と伝統のある帝国劇場で初舞台を飾る事ができ、女優というお仕事に携わらせて頂いている身としてはこんなに幸せな事はありません」「映画を観た時はまだ小学生だった私がこの千尋を演じるんだなと思うとまさに感無量の一言に尽きます」と述べ、上白石萌音は「言わずと知れた名作のタイトルロールを演じる日が来るなんて思っていませんでした。時代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。既に緊張していますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます」と意気込む。
少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころとなるだろう。
世界初演となるこの公演、2022年2月・3月の帝国劇場を皮切りに、4月に大阪、5月に福岡、6月に札幌、6月・7月に名古屋で順次上演がおこなわれる。
世界的なコロナ禍を経ての舞台上演について、橋本環奈は「期待通りであったり、予想を裏切ったりが生のエンターテイメントであってその完成に不可欠のお客様をお迎えして初めて成立するものが舞台というエンターテイメントではないかなと常々思ってきました。是非私たちと共に同じ空間、同じ時間をお客様にも私達役者を通して存在し生きて頂きたいなと思います」と述べ、上白石萌音は「人と人との距離が遠くなってしまった今、同じ空間で過ごせることがいかに尊いか痛感しています。本作の上演の頃には、皆様が安心して劇場に足を運べる世の中になっていますようにと切に願っております」とのコメントを寄せた。
舞台『千と千尋の神隠し』ティザーポスター
以下、スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー、翻案・演出:ジョン・ケアードから届いたコメントを紹介する。
■スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー
(翻案・演出の)ジョンはいい奴です。
ぼくも宮﨑も彼のことを気に入りました。
カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。
今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい。
■翻案・演出:ジョン・ケアード
『千と千尋の神隠し』初の舞台化に関わっていることに大変興奮し、光栄に思います。長い間、宮﨑駿さんを映画界における卓越した天才、アニメ分野における最も偉大な主唱者だと考えてきました。
私は、宮﨑作品の主要なテーマ全てに同調しています。『千と千尋の神隠し』の世界の核をなすテーマ —— 環境を慮る、自然を敬う、我々に宿る善良な精神の力を信じる、そして世界を良い方向へ変える権限を若者に与える、というテーマに。
スタジオジブリ、その寛大かつ独創的なチーフ・プロデューサーである鈴木敏夫さんとの新たな関係を通じて、「東宝」の愛する友人たちとのパートナーシップを深めることを心待ちにしています。
千尋役はダブルキャストになっていますが、『ナイツ・テイル』で楽しく共同作業をした、素晴らしくて魅力的な上白石萌音さんと再び仕事できるチャンスを得るのと同時に、才能豊かで活き活きと感動的な若手女優、橋本環奈さんとも同様の機会を持つことが可能になりました。
すでに『千と千尋の神隠し』に千時間を費やしていますが、これから費やす幾千という時間も楽しみでなりません。

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