【プロフェッショナル修斗大会見所コ
ラム到着】3・20修斗後楽園、王者・
岡田が元DEEP王者・大塚を迎え撃つ!
超新星・平良達郎vsレジェンド・前
田吉朗も!

プロフェッショナル修斗2021年の第2戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.2 Supported by ONE Championship』(3月20日、東京・後楽園ホール)で昨年修斗世界バンタム級王者となった岡田遼(パラエストラ千葉)の初防衛戦が決定した。元DEEP2階級王者にして昨年から修斗進攻を始めた大塚隆史(T-GRIP TOKYO)を迎え撃つ。またデビューから7戦全勝、無敗で世界フライ級1位に登りつめた超新星・平良達郎(THEパラエストラ沖縄)が登場。世界を舞台に50戦以上を戦い抜いてきたレジェンド・前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組)と対戦する。
“投神”を粉砕!バンタム級世界王者・岡田遼
▼世界バンタム級チャンピオンシップ5分5R
岡田遼(王者・初防衛戦/パラエストラ千葉)
vs
大塚隆史(挑戦者・同級1位/T-GRIP TOKYO)
小学校から高校までサッカーをしていた岡田は大学へ進むとパラエストラ千葉の門を叩く。そして松根良太(第3代世界フェザー級王者、現THEパラエストラ沖縄代表)の論理的指導に魅了され、次第に格闘技へのめり込んでいく。
千葉大卒業で同大学院で修士号(運動生理学)も取得している岡田は、綿密な相手の研究と対策による頭脳的な戦いが特徴の一つ。好きな言葉には「兵力三倍」を上げており、これは一般に戦いに勝つには相手の三倍兵力がいることを指すが、岡田は練習・思考・技術・体力・覚悟と、あらゆる要素の総合で相手を三倍上回って勝つことに置き換え、日々の心掛けとしている。過去には実績や身体能力で上回る相手を降してきたが、その裏には思考を凝らして自らを高め、相手の弱点を突く、理知的な戦いが存在していた。
しかし初のアマチュアマッチでは酸欠に陥り試合後吐いてしまうほどの敗北を喫し、プロとなっても強い意気込みで臨んだ新人王トーナメント決勝で完敗。決して順風満帆ではなく“辞めよう”という思いに駆られることも多々あったが、それを乗り越えここまで進んできた。現在は引き分けを挟み7連勝、昨年は悲願であった修斗世界王座も獲得した。
とりわけその一番、倉本一真戦は圧巻だった。レスリング出身の倉本は天皇杯全日本選手権グレコローマン60kg級を3連覇(2012~2014年)、さらに13年と14年には日本代表として世界選手権にも出場している。その後総合格闘技に転じると18年から修斗に出場し、レスリングの投げとパワーを活かして無傷の7連勝。中でも19年11月の根津優太戦ではジャーマンスープレックスを8回という総合格闘技史に残るパフォーマンスを見せ、修斗の年間MVPとベストバウトをWで受賞。倉本以外には不釣り合いであろう“投神”という異名も大袈裟ではなく、最高に幻想の高まった状態で岡田戦を迎えた。
しかし試合は岡田が倉本のジャーマンを完封し、消耗を呼んだ上での2R KO勝ち。身体能力と勢いを技量と戦略で上回る、格闘技の奥深さを見せた。
DEEPからの侵略者・大塚隆史!
それから10ヵ月、岡田初防衛の相手は外敵・大塚隆史に決まった。DEEPの元バンタム&フェザー2階級王者である大塚は「修斗のベルトをもらいにきました」と語っており、昨年11月の初参戦では修斗バンタム級環太平洋王者で世界ランキング1位の安藤達也と対戦。相手のふくらはぎを狙うカーフキックは大晦日・堀口恭司の勝利により一気にメジャーな技となったが、大塚はこの試合で安藤にカーフでダメージを与え、右足負傷によるTKOを呼び込み勝利した。
DEEPファイターの誇りを持つ大塚は「修斗、修斗、うるせーな」と修斗愛を持つ修斗勢をけん制。安藤戦の勝利で世界ランク1位の座をものにし、今回目論見通り世界王座挑戦が実現した。
倉本戦で勝利した後、「修斗バンタム級、激戦区と言われてます。けど、倉本、安藤、ラカイの化け物、祖根、藤井、みんな俺に勝てないよ。なぜ勝てないか? 彼らより俺のほうが修斗を愛しているから」とマイクで叫んだ岡田。大塚より修斗愛が深いのは言うべくもないが、しかしDEEPファイターである大塚は“それがどうした”とばかりににべもない。
修斗が勝つかDEEPが勝つか、互いに自身が育った団体に強い愛着を持つ2人。それぞれの信念と存在をぶつけ合い、1人だけが生き残る、まさにそんな“決戦”となる。
“超新星”平良達郎、世界王座へ王手か!
▼61.2kg契約5分3R
平良達郎(世界フライ級1位/THEパラエストラ沖縄)
vs
前田吉朗(世界フライ級5位/パンクラス大阪稲垣組)
大会メインのチャンピオンシップと並ぶ、注目カードがフライ級でも決定。デビューから7戦無敗、世界王座挑戦経験を持つ清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)を昨年破り、フライ級世界1位となった沖縄の平良達朗がパンクラスとDEEPの元王者にしてレジェンドである前田吉朗と対戦する。
平良はプロだけでなく、それに先立つアマチュア修斗でも敗北を喫しておらず、さらに柔術やアマチュアキックといった格闘技全般でも負けを経験したことがない“スーパーノヴァ=超新星”。清水戦では初回を取られるも、2・3Rとベテランに対して試合をコントロールして3-0の判定勝ち。試合後「タイトルマッチをしたいです」とマイクでアピールしており、すでに世界ランク1位であることから資格は十分だが、ここで古豪・前田を降せばいよいよ待ったなしとなる。
中学までの野球を経て格闘技経験を持たずにパラエストラ沖縄へ入った平良は、当初は総合格闘技も知らなかったといい、打撃と寝技どちらも偏りなくこなすことができるのが強みであり魅力。ストライカーは打撃で、グラップラーは寝技で試合を決めようとし、時にそれが空回りや試合の膠着を生んだりもするが、平良は総合格闘技で許されるあらゆる攻撃を使い、淀むことなく勝利へ向かっていく。1月で21歳、来年で卒業となる大学生ファイターだが、格闘技一本での生活を志し、UFC王者を目指している。
超新星を止めるか、レジェンド・前田吉朗!
しかしそんな平良に待ったを掛けるのが前田吉朗。パンクラス、DEEP、PRIDE、WEC、DREAM、戦極、修斗とプロキャリア18年、50戦以上を様々な団体で戦っており、パンチと蹴りでのKO、サブミッションやチョークでの極めとフィニッシュは多岐に渡る。勢いこそ上り調子の平良に譲るが、世界レベルの強豪と渡り合ってきており何ら臆するところはないだろう。高校1年の夏に始めてまだ5年半という格闘技歴の平良に対し、レッスンを施す内容となる可能性もある。
伝説を築きつつある平良が、前田をもその一里塚としてしまうのか。あるいは前田が快進撃を阻み、格闘技の厳しさを示すのか。
魚井vs後藤、KO必至の強打者対決!
▼65.8kg契約5分3R
魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
vs
後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A.)
▼インフィニティリーグ2020バンタム級5分2R
野尻定由(勝ち点1/赤崎道場A-SPIRIT)
vs
一條貴洋(勝ち点1/ブレイブハート)
また、岡田と大塚がチャンピオンシップを行うバンタム級でノックアウト必至の一戦が組まれた。その名の通り全力で振るうフックでRIZINでも勝利を上げている魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)と、キックボクサーとしてのキャリアも持つ後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A.)。ともにKOする力を持つ2人だが、攻撃を上下に振り丁寧な組み立てで倒しに掛かる後藤と、一打必倒とばかりに強打を振るうフルスイング、その方法論は大きく異なる。メインの両者以外にも環太平洋王者・安藤達也、田丸匠、倉本一真、藤井伸樹とタレントが揃うバンタム級でともに浮上を懸けた一戦となる。
そして歴代優勝者から新たなスターや王者を生み出してきた修斗の恒例企画「インフィニティリーグ2020」(バンタム級)も、コロナ禍による中断があったがいよいよ終盤戦。今大会で対戦する野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)と一條貴洋(ブレイブハート)はともにフィニッシュしなければ優勝の可能性が無くなり、まさに崖っぷちの対戦となる。1Rでの決着は勝ち点4、2Rでの決着は勝ち点3と異なるため、ここは両者とも1Rで早期決着したいところだ。

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