古田新太×尾上右近がW主演で親子役
 悪人だらけの欲望にまみれた物語を
描く、ミュージカル『衛生』の上演が
決定 

2021年7~8月、東京・大阪・福岡にて、古田新太✕尾上右近のW主演のミュージカル『衛生』が上演されることが決定した。
古田新太が出演し、福原充則が脚本を手がけた舞台『いやおうなしに』の上演がきっかけで、「汚いミュージカルをやろう」という構想が2015年に膨らみ、企画が立ち上がった本作。この度、6年の歳月を経て上演する。
脚本・演出は、2018年に『あたらしいエクスプロージョン』で岸田國士戯曲賞を受賞し、連続ドラマ『あなたの番です』の全話を執筆した福原充則。福原が書き下ろし、初となるミュージカル作品の舞台化で、全ナンバーの作詞も手がける。排泄物を肥料として扱う業者一家の悪行三昧を、ポップかつグロテスクに、それでもどこかあっけらかんと、音楽に乗せて描いていく異色ミュージカルとなる。
『衛生』東京公演プロモーション動画
主演は、演劇界きってのスターで本作の構想にも関わった古田新太と、歌舞伎俳優であり、唄い手として清元栄寿太夫を襲名した尾上右近。汲み取り業を契機に、事業を拡大する「諸星衛生」の経営者親子を演じる。また、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆが対照的な二役に挑む。そのほか、近年、つかこうへい作品などで俳優としても注目を集めるNON STYLEの石田明、映画・ドラマ・舞台と、活躍の場を広げ続けるともさかりえ、福原作品『その夜明け、嘘。』『俺節』に出演した六角精児らが「“汚い”ミュージカル」の住人として加わる。
音楽は「いきものがかり」の水野良樹と益田トッシュに決定。透明感のある旋律が、悪行を積み重ねる家族の横暴ぶりといかに重なり合うのか。
本作では、悪者たちの過剰な自己主張、常人の理解を超えた悪行の限りを描く。そんな姿を目撃するうちに、観ている者はかえってすがすがしい気分となり、やがて客席は逆説的な爽快さに包み込まれるだろう。どんな公演になるのか期待が高まるばかりだ。
脚本・演出:福原充則 コメント
福原充則
古田新太さんと舞台『いやおうなし』でご一緒した際、「世界一汚いミュージカルをやろう」という話になったことがきっかけで『衛生』の実現に至りました。昔気質の悪党たちが跋扈する内容で、人間の欲望を描くとすれば、“排泄”を題材にできないだろうか、と思案して書いたのがこの作品です。この作品には悪人しか出てきません。多少の個人差はあっても、だれもかれもが、悪いやつです。けれども、そんな悪いやつらがどこかヒロイックに見え、圧倒的な悪で突き進みながらも、音楽の力が加わり高揚感に包まれる̶。これまで音楽の要素を含んだ芝居はたくさん作ってきましたが、本作で初めて「ミュージカル」と謳います。わざわざ謳わなくてもいいのですが、出演者は全力で歌います。
音楽:水野良樹(いきものがかり) コメント
水野良樹(いきものがかり)
台本を読み“始めて“「えらい仕事を引き受けてしまった!」と思いました。台本を読み“終えて“「……すごい仕事を引き受けてしまった……」と思いました。この作品を通る前と、通った後とで。心のなかにうごめく感情の密度の違い。台本の文字からさえもモクモクと立ち込める、咳き込むくらい濃い、悪と欲望の煙。それらに飲み込まれて、舞台が終わったあと僕らは何に呆れるでしょうか。結局、生きることを肯定するためなら、悪も正義も、違いはないんじゃないか。悪も正義も、汚いものも美しいものも、本音も取り繕いも、すべてが混濁して混ざり込んでいるような、まさしく人間らしい主題曲をつくろうと思っています。
音楽:益田トッシュ コメント
益田トッシュ
すみません、「悪」に実は凄く興味があるんです。ちゃんと安全な所に帰って来られるのに、毎日悪と共に創造活動が出来るなんてとてもワクワクします。今回のストーリー&キャラクターの中に存在する底なしのエネルギー、ほとばしる感情、ダイナミックなカオス感、それらすべてと自分の作るサウンドがひとつになることの喜び!音楽がみなさまの感情の引き金となり、何かを感じて頂ければ嬉しいです。Rhythm and Vacuumって、これはとんでもないことになりそうですね!
出演者 コメント
■古田新太
古田新太
人間というか、動物なら必ずしてしまう糞尿。
それをお金儲けにしようとする人々。
それを楽しいミュージカルにできないか。
できるかできないかはこれからだ。
できるかな、できないかな。
■尾上右近
尾上右近
僕は「歌舞伎界のプリンス」とメディアで紹介して頂く機会が多くございます。
実際は黒さや品のなさが内在した一人の人間です。
今回のお役を通して自分の中の闇や毒をここぞとばかりに曝け出し、元来の歌舞伎にもある、ダークな内容やタブーにどんどん触れ、観る人の心に突き刺さるよう、本当の歌舞伎役者スピリッツに則ってこのお芝居にチャレンジさせていただきたいと思います!
■咲妃みゆ
咲妃みゆ
未開の地に踏み出すような高揚感に包まれています。台本を読ませて頂く中で、個性豊かな登場人物たちの破茶滅茶な思考に私個人としましては共感しづらい瞬間が多々ありましたが、何故か最後には“直向きな人々の勇ましい姿”が印象に残りました。不思議なパワーに満ち溢れた作品だと感じます。演じさせて頂く2役は私にとって相当な新境地ですが、苦戦することすらも楽しむ覚悟で務めさせて頂きます! どうぞ宜しくお願い致します。
■石田 明(NON STYLE)
石田明
「衛生」で代田貞吉役をやらせていただくことになりましたNON STYLE石田です。
今回、ミュージカルということで僕は怯えていました。
正直、歌が得意でないので心底怯えていたんです。ですが、先日台本が届き、僕の心は軽くなりました。「思ってたミュージカルと違う!」 正直、1ページ目で笑ってしまいました。ただ笑ってしまうだけでなく、人間の本質の部分がたくさん描かれていて演じるのが楽しみです。
■ともさかりえ
ともさかりえ
とんでもない座組みだなと今からドキドキが止まりません。ミュージカルファンの私は、歌ありの芝居には絶対立ち入ってはいけないと心に固く誓っていたのですが……とうとう誓いを破ってしまいました。どうなるのか恐ろしくてたまりませんが、憧れの福原さん、大好きな古田さんをはじめ、すてきな皆様とご一緒できることは素直に楽しみに感じています。『衛生』の一員になれるよう、精一杯つとめさせていただきます。
■六角精児
六角精児
「悪役」という言葉の響きとその存在が大好きな自分にとって今回、舞台上でなんの気兼ねも無しに思う存分、汚れた悪役を表現出来る機会を与えて頂いたことは喜び以外の何物でもありません。華と実力を備えた共演者と経験豊富なスタッフが創る、優しさや癒しなぞ何処吹く風の物語は、必ずや観客を魅了し、生きる勇気と明日への清々しい希望を与えてくれる筈です。「甘口の出し物はちょっとなぁ」と仰る皆様、劇場に御来場あれ。

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