ウォルピスカーター

ウォルピスカーター

【ウォルピスカーター
インタビュー】
いろんなジャンル、さまざまな色…
聴いて飽きさせない構成になっている

圧巻のハイトーンヴォイスがネット上で話題の男性ヴォーカリスト、人呼んで“高音出したい系男子”ことウォルピスカーターが1st EP『Overseas Highway』を完成させた。TVアニメ『デジモンアドベンチャー:』タイアップ曲他、ジャジーかつファンキーなナンバーや、ダークな曲、壮大なバラードまで、彼の新たな魅力が詰まった一枚に仕上がっている。

『デジモン』とのタイアップは
とにかく腰が引けた

今作は初のEPということでフルアルバムとはまた違った臨み方だったのではなかったかと想像しますが、実際のところはどんな心持ちだったのでしょうか?

今回のEPはちょっと特殊な制作だったというか…。僕は普段、EPにしてもアルバムにしても“作りますよ”という企画があってから録り始めたり、制作が始まったりするんです。今回はもともとどこにもパッケージ化されていない楽曲が2曲ほどあって、“それらの楽曲を出すタイミングをどうしようか?”と話し合った時に、“じゃあ、その楽曲を一緒にまとめて、新曲も何曲か足してEPとして作っちゃおうよ”という企画で動き出したんです。

録音済みの楽曲に新曲を足してEPにしたと。

そうですね。TVアニメ『デジモンアドベンチャー:』のエンディングテーマを担当させていただけるお話があって、当初はその一曲のシングルを出すという選択肢もあったんです。でも、それと同時にまだ音源化していない曲もあるということで、シングルからEPにバージョンアップさせたというかたちです。

今回新たに作った曲というのは?

3曲目の「シ・シ・シ」と、5曲目の「シオン」ですね。「オーバーシーズ・ハイウェイ」はアニメの放送スケジュールもあったから結構早い段階で出来上がっていて。なので、今回はスケジュール的には“すごく苦しかったな”みたいなのがあんまりなかったというか、納期も余裕を持って…でしたし、いつもみたく体調を崩すわけでもなく(笑)。

なるほど。その「オーバーシーズ・ハイウェイ」は社長(ウォルピスカーターの呼称)がおっしゃられた通り、『デジモンアドベンチャー:』のエンディングテーマとなっているわけですが、これに関してはどんなふうにとらえたのでしょうか?

誰もが知っているTVアニメというか、僕はギリギリ世代じゃなく、僕よりちょっと上くらいの人たちが子供の頃にどっぷり…という世代だと思うんですよ。そんな僕でもアニメを観たことがあって、ゲームもやったことがあるタイトルなので、“僕で大丈夫かな?”とは思いましたね。

歌詞先行で作られたそうですね。

そうです。僕と作曲をしてくれたOrangestarさんとの共作になるんですけど、Orangestarさんから“先に歌詞をいただきたい”という提案をいただいて。というのも、僕は曲より先に歌詞を作り始めたことが今まではなかったので。

基本的には曲先行ですか?

はい。メロディーもあって、譜割りがある程度決まった状態で歌詞を書くことが多かったんですよ。だから、“どうしたもんかな?”というか、“歌詞が先になると譜割りのこととかをどう考えたらいいんだろう?”と思って。しかも、普段聴いているOrangestarさんの歌詞には作風があって、キャラクターが特に強く出る方なので、それが僕の歌詞で崩れるのも嫌だったので、“何なら思いっ切り変えてくださいね”っていうのを前提に小説を書いたんです。

小説…ですか?

とは言っても、原稿用紙一枚分、400字くらいの短編小説みたいなものなんですけど。それをもとにさらに歌詞を書いて、“僕はこういうプロットで歌詞を書きましたけど、好きに使ってください! どう変えてもらっても大丈夫です!”と伝えました。

でも、社長的にもこの歌詞は納得されていらっしゃるわけでしょう?

もうばっちりだと思いましたね。それがOrangestarさんらしさだと思ったので。あと、めちゃくちゃキーも高くて。最初はワンコーラスでデモをもらって、それも十分高かったんですけど、“頑張れば何とかなるかな?”とは思っていたのが、フル尺はそこから1オクターブくらい上がっているような気がして(笑)。でも、それは僕を信頼してくれているのかなっていう嬉しさはありました。それも込みで“もうばっちりです! 最高です! (キーが高くて)ありがとうございます!”と。

このキーの高さが「オーバーシーズ・ハイウェイ」のさわやかさに結びついているところは圧倒的にありますよね。

やっぱり高ければ高いほど、さわやかに聴こえると思います(笑)。

この歌詞の前向きさは社長に備わっていたものと想像していましたが、お話をうかがったところではOrangestarさんから前向きさを引き出してもらったという感じなんですね。

僕ひとりでは無理でしたね。この清らかさというかパワフルさみたいなものは、Orangestarさんと一緒に作ったからこそ出してもらえたと思います。

そういう意味では、ウォルピスカーターとして新たなところへ来た感じでもあるんですかね?

もちろんそうですね。他の人と一緒に作る方法が今回でまた増えたという。それもポジティブさですけど、“またひとつ自分のキャパシティーが広がったな”という気持ちはあります。
ウォルピスカーター
EP『Overseas Highway』

OKMusic編集部

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