人生は悲劇か――ハマったら最後抜け
出せない?!熱狂を呼ぶ耽美かつ残酷
な世界<TRUMPシリーズ>とは?/TR
UMP解体新書 Vol.1【入門編】

6/16発売のTRUMP series Blu-ray Revival第一弾<Dステ12th「TRUMP」TRUTH>Blu-rayプレゼント企画あり! 詳細はページ下部 概要欄にてご確認ください。

繭期のみなさんも、繭期でないみなさんも、こんにちは。本日から、<TRUMPシリーズ>Blu-ray Revival発売記念連載『TRUMP解体新書』がスタートします。
この連載は、2021年6月16日(水)から毎月1タイトル、8か月連続リリースする舞台<TRUMPシリーズ>について、毎月1回、脚本・演出の末満健一さんのインタビューと共にたっぷり、じっくり振り返っていくというものです。
え? 繭期? TRUMPシリーズ? なになに? という方。まずはこちらをご覧ください。
ドドーン!
TRUMP series Blu-ray Revival各作品パッケージは、『マリーゴールド』でアートワークを手掛けたグラフィックデザイナーTRMNによる描きおろしイラスト
これは今回発売していくBlu-rayのパッケージです。「あれ、この感じ好きかも」とピンときた方、ぜひこの連載から<TRUMPシリーズ>を知って、実際にBlu-rayなどで触れてみてほしいです。なぜならこのシリーズは、一度体験すると「繭期」としてどっぷりハマるファンが続出してしまう人気作。Blu-ray発売が発表されたときには「TRUMPシリーズ」(トレンドトピック:あなたの繭期はどこから)「LILIUM」「グランギニョル」の3件がツイッタートレンド入りするほど反響があった作品なのです。そもそもBlu-rayが「8か月連続リリース」される舞台シリーズなんて、それだけでも気になりませんか!?
というわけで、まずは<TRUMPシリーズ>ってなに? というところからお伝えしていこうと思います。
◎<TRUMP(トランプ)シリーズ>とは?
シリーズの戯曲集も発売されている
劇作家・末満健一がライフワークに掲げ、2009年より展開する演劇オリジナルシリーズ作。吸血種と人間種が共存する社会で、不死を失った吸血種《ヴァンプ》たちが、永遠の命を持つとされる吸血種《トランプ》の不死伝説に翻弄されていく様を描く。(出典:https://trump10th.jp/

どうしてこのシリーズが生まれたか、ストーリーについて、などは次回から末満さんご本人に語っていただきますが、概要としては、2009年から現在までに(再演を含めた)全12作が上演されていて、毎回好評を博しているシリーズです。演劇公演のほか、小説、配信、展覧会、コンサートと、多岐にわたり作品世界を拡大し、昨年(2020年)からは漫画誌『ヤングエース』にてコミカライズ化(第1巻が、角川コミックス・エースより発売中!)もされていたりと、大きく展開されています。
今、「もう12作もやってるの? 今さら入っていけないじゃん」と思った方、お待ちください! この作品はいわゆる「続きもの」とは違うので、心配はいりません! そのことについては後ほどご説明しますが、その前に、シリーズの世界観にまつわるいくつか基本的な用語や末満さんのご紹介から……。
◎<TRUMPシリーズ>生みの親・末満健一
末満健一
末満健一(すえみつ・けんいち)
脚本家・演出家・俳優/1976年6月18日生まれ、大阪府出身。演劇ユニット「ピースピット」主宰。主な作品に、舞台『Equal-イコール-』、舞台『刀剣乱舞』シリーズ、舞台「鬼滅の刃」シリーズ、『K』シリーズ、『夕陽伝/幽悲伝』、『有毒少年』、『悪辣The Dirty Play』、『れみぜやん』(以上脚本・演出)、アニメ『ボールルームへようこそ』(シリーズ構成・脚本)など。

もしかしたら末満さんの名前は知らなくても、舞台『刀剣乱舞』や舞台「鬼滅の刃」は知っている!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今や2.5次元舞台のイメージも強い末満さんですが、もともとは大阪の小劇場出身で、「惑星ピスタチオ」という劇団を経て、演劇ユニット「ピースピット」を旗揚げし、今では東京でも活躍されています。<TRUMPシリーズ>の第一作目も、2009年に大阪で「ピースピット」の作品として上演されたもの。「もっとたくさんの人に観てもらうには?」というところから、当時東京で人気を集めていた2.5次元舞台(という言葉はありませんでしたが)を意識してつくられた作品なのです。詳しくは次回以降の末満さんのインタビューで……!
<TRUMPシリーズ>もそうですが、脚本家としての末満さんが生み出す世界はとにかく考察のし甲斐がすごい。そして考察すればするほどどっぷりハマっていく作品が多いのも特徴です。ただ、そういう作品は「わからない」がつきものになりがちですが、演出が繊細で丁寧なので、ご安心を。だから、例えば<TRUMPシリーズ>も、どのタイトルから観ても「どういうこと?」という疑問は起きず、なのに観る作品が増えるにつれ、見える世界が広がっていきます。
◎<TRUMP>を巡る世界&基本用語
<TRUMPシリーズ>の舞台は、「吸血種」が存在する世界。用語はこの後詳しく解説しますが、吸血種というのはいわゆるヴァンパイアですね。劇中には、吸血種、人間種、そして人間種と吸血種の混血である「ダンピール」が存在し、ダンピールはなぜか両種族から忌み嫌われています。ここでもうすでにストーリーが生まれてしまいますね……。
また、この<TRUMPシリーズ>で生きる吸血種は命に限りがあるのですが、「かつて吸血種は永遠の命を持つ存在であった」「実は今もその永遠の命を持つ存在がいる=TRUMP(TRUE OF VAMP/頭と最後の文字をとってこう呼ばれている)」ということが、信仰につながったり、誰かの運命を狂わせてしまうのです。
『SPECTER』パンフレットより
そして吸血種といえば「咬む」「咬まれる」にまつわるエピソードはやはり重要。咬んだ者が咬まれた者の「イニシアチブ」を握る=咬まれたほうは絶対服従となる、という設定があり、これがまたとんでもない悲劇を生むのです。シリーズの原点でもある作品『TRUMP』(Blu-rayシリーズは、6月に「TRUTH」版、7月に「REVERSE」版が発売)でも早速このイニシアチブが生む悲劇を体験できるので、ぜひ観ていただきたいです。
さらに、この作品を語るうえで欠かせないのが、吸血種やダンピールが、ある時期を迎えると陥る「繭期(まゆき)」の症状。冒頭のご挨拶でチラリと登場させた言葉ですが、これはもはや<TRUMPシリーズ>の合言葉のような存在になっています。繭期は、人間で言うところの思春期。人間もいろんなことを考えたりこじらせたりする時期ですよね。ただ吸血種たちのそれは人間と比較にならないレベル。とても通常通りの生活は送れないので、繭期を迎えた彼らは「クラン」という施設に送られます。学校のような場所です。前出の『TRUMP』の舞台になるのもこのクラン。ここでどんなことが起きるのかは……ぜひBlu-rayで!
公演パンフなどにはたっぷり掲載されていますが、ここでは基本的なワード5つを抜粋して紹介します。
【TRUE OF VAMP(トゥルー オブ ヴァンプ)】
吸血種の始祖。TRUMP(トランプ)、真なる吸血種、はじまりの吸血種、原初の吸血種、など様々な呼称で呼ばれる。吸血種が失った永遠の命を持っていると伝えられる。また、すべての吸血種たちのイニシアチブの頂点にあるとされている。吸血種・人間種の双方に、TRUMPを信仰する者たちがいる。
【イニシアチブ】
吸血種は、咬んだ者と咬まれた者の間にイニシアチブと呼ばれる強制的な主従関係が発生する。イニシアチブを取られた吸血種(咬まれた者)は、掌握者の意思に絶対服従となる。イニシアチブの掌握により、対象者は行動・思考・記憶などを支配される。その強制力は意志の強さに比例し、強力なイニシアチブは細胞レベルにまで影響を及ぼすことができるとされている。一度生じたイニシアチブは消すことができないため、他人を咬む行為は血盟法で厳しく禁じられている。伝説上の吸血種TRUMPは、すべての吸血種のイニシアチブの頂点にあるとされている。
【繭期(まゆき)】
吸血種の少年少女たちが、ある時期を迎えると陥る状態。人間種でいう思春期に当たるが、その症状は人間種とは比較にならないほど強烈である。繭期の吸血種は著しい情緒不安定に陥り、極端な言動や激しい感情の起伏、強い執着や嫉妬、妄想・幻覚・虚言といった精神症状を見せるようになる。繭期の期間は大体13〜18歳であるとされているが、個人差がある。
【ダンピール】
人間種と吸血種の混血。混ざり子。忌み嫌われる存在であり、両種族の社会から迫害されることも少なくない。ダンピールであっても繭期の症状が出れば、クランに送られることが定められている。故にクランでのダンピールはいじめや差別の対象となる。その多くは短命であり、繭期を越えてまで行きていられるダンピールは希少な存在である。
【クラン】
繭期の吸血種を一時的に収容し、保護・矯正・教育を行うための施設。血盟議会直属の組織であり、厳しい管理体制が敷かれている。繭期の吸血種たちは「コクーン・コントロール」と呼ばれるプログラムの元、抑制剤の投薬による症状緩和を基本とした調整が施される。逆にいえば、クラン以外での繭期の症状のコントロールは、非常に困難とされている。年の一度、クランフェストと呼ばれる祭典が開催される。

いかがですか? 用語だけでも、少しだけ<TRUMPシリーズ>の世界観が見えてきませんか? ちなみに……シリーズにハマるファンのことも「繭期」と呼びますが、「ちょっと観てみたくなってきた」という方は、繭期の入り口にようこそ! ぜひ、今回のBlu-ray Revivalで最初に発売される『TRUMP -TRUTH-』(6月16日発売)をご覧ください。
さまざまなタイトルがありますが、『TRUMP』はすべての基本。シリーズ関連作はすべてこの『TRUMP』に帰結するようにつくられていて、関連作を踏まえて再び『TRUMP』を観ると、伏線が回収され、解釈が変わるのもこのシリーズの魅力のひとつです。
というわけで、次は<TRUMPシリーズ>の歴史をご紹介します。
◎HISTORY
このシリーズは、ストーリーや演劇表現に加え、作品ごとのキャストも大きな魅力。作品によってさまざまなジャンルで活躍されている方が参加されていて、キャストきっかけで観始める方も多いのです。なので、どれから観るか迷われている方は、キャストで選んでみてもいいかもしれません。
★マークは今回、Blu-rayが発売されるタイトル
◇ピースピットVOL.9『TRUMP』(2009.11.18-11.22)
出演:田渕法明、菊池祐太、山浦徹、赤星マサノリ、末満健一 他
※シリーズの原点となる初演。

ピースピットVOL.9『TRUMP』
STORY
不死を失った吸血種たちの 7500 年に渡る血の饗宴――。「繭期(人間でいうところの思春期)」を迎えた若き吸血種たちを保護・矯正・教育するために設けられたギムナジウム<クラン>。人間種と吸血種の混血<ダンピール>であるソフィは、「穢らわしき者」として周囲から嫌悪されていた。完全階級主義である吸血種の社会にあって指折りの名家の生まれであるウルは、忌むべき存在であるソフィになぜか友情を示すようになる。そんな中、ウルはかつてヴァンプが持っていた「不死の力」について調べるうちに、永遠に生き続けているとされる原初の吸血種<TRUMP>の存在を知り、永遠の命を渇望するようになる。不死を失った吸血種たちが、永遠の命を持つ TRUMP の伝説に翻弄されていくゴシック・サスペンス。
◇ピースピットVOL.16 『TRINITY THE TRUMP』(2012.1.22-1.30)
出演:甲斐健太、宇保允、山浦徹、赤星マサノリ、末満健一/谷野麻里江、丹下真寿美、橋爪未萠里、松永渚 他
※男性キャストによる2ver.と女性キャストによるFEMALE版の3ver.で上演。
ピースピットVOL.16 『TRINITY THE TRUMP』メインビジュアル
★Dステ12th『TRUMP』(2013.1.23-2.10)
出演:西井幸人、三津谷亮、陳内将、荒井敦史、山田裕貴、志尊淳 他
※キャストを入れ替えた「TRUTH」版と「REVERSE」版の2ver.で上演
Dステ12th『TRUMP』(撮影:渡辺マコト)
◇演劇女子部 ミュージカル『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』(2014.6.5-6.21)
出演:鞘師里保、和田彩花、工藤遥、田村芽実 他

STORY
雨が降り続ける森の奥深くにあるサナトリウム。そこは《クラン》と呼ばれ、繭期の吸血種の少年少女たちが療養しながら暮らしていた。そのクランから、シルベチカというひとりの少女が失踪する。友人であるリリーはシルベチカを探し求めるが、サナトリウムの仲間たちは誰も彼女を知らないという。シルベチカとは、リリーの妄想が生み出した幻なのか。疑念に駆られるリリーであったが、スノウという少女がシルベチカのことを覚えていることを知る。また、ファルスと名乗る少年がリリーに近づくのだった……。少女たちの秘密が明かされるとき、残酷な運命の扉が開く。
★Patch stage vol.6 『SPECTER』(2015.3.18-3.22)
出演:中山義紘、三好大貴、竹下健人、松井勇歩、山浦徹 他
Patch stage vol.6 『SPECTER』

STORY
「この村は死んでいるのと同じだーー」
人里離れたネブラ村で、村人たちの心臓が抜き取られるという猟奇的な連続殺人事件が起こる。それは「繭期(人間でいうところの思春期)」を迎えた吸血種の少年少女たちを収容する施設<クラン>から脱走した 4 人の吸血種たちの仕業であった。著しい情緒不安定に陥る繭期の少年たちは、ある目的のために凶行を重ねていた。ひとりの村人が掟を破り、事件解決のために<ギルト>から派遣された部外者である<ヴァンパイアハンター>の萬里と石舟を村に招き入れる。なぜか調査を妨害しようとする村人たちにも阻まれ、彼らは犯人の行方を一向に突き止められずにいた。やがて調査が進むうち、村人たちが抱える秘密の蕾が緩やかに綻びを見せていく。
◇NAPPOS PRODUCE『TRUMP』(2015.11.19-12.6 )
出演:高杉真宙、早乙女友貴、陳内将、武田航平、田村良太、平田裕一郎、吉田メタル、岡田達也、末満健一 他
★ピースピット2017年本公演『グランギニョル』(2017.7.29-8.20)
出演:染谷俊之/東啓介、田村芽実/愛加あゆ、陰山泰/三浦涼介 他
ピースピット2017年本公演『グランギニョル』

STORY
貴族の、貴族による、貴族のための残酷劇<グランギニョル>――。
特権階級の家督者でありながら、吸血種の統治機関<血盟議会>の若手議員でもあるダリ・デリコ。ダリはあるスキャンダルの責任を取らされる形で<血盟議会>より停職処分を受ける。だが停職中であるはずのダリは、上司ヨハネスよりある事件を秘密裏に捜査することを命じられる。それは、各地で発生していた、吸血種の少年少女失踪事件の真相を究明するというものであった。ダリは、下級議員マルコと、合同捜査官として派遣された<ヴァンパイアハンター>春林・歌麿と捜査チームを結成。事件を追う中で、<黒薔薇館>という社交倶楽部が捜査線上に浮かび上がる。ダリはその黒薔薇館で、同期でありライバルでもあるゲルハルトの姿を見つける。互いに認め合いながらも反目するふたりには、想像もつかぬ悪意が差し迫っていた。
★ミュージカル『マリーゴールド』(2018.8.25-9.2)/​TRUMP series 10th ANNIVERSARY
出演:壮一帆、田村芽実、東啓介、愛加あゆ、三津谷亮、宮川浩、吉野圭吾
ミュージカル『マリーゴールド』

STORY
母と娘には互いが必要であった。青年はその母を自由にしてやりたかった。少年たちは娘に「同じ夢を見よう」と語りかけた。
人間であるアナベルにはひとりの娘がいた。ガーベラという名の娘は、アナベルによってマリーゴールドの花に囲まれた屋敷に閉じ込められるようにして暮らしている。人間種と吸血種の混血<ダンピール>であるガーベラは、「窓際の化け物」と呼ばれ、街中から忌み嫌われていた。アナベルは「ダリ・デリコ」というペンネームで、永遠の命を持つ吸血種<TRUMP>の伝承を主題とした作品で人気を博す小説家であり、吸血種の間で実しやかに囁かれる<繭期少年少女失踪事件>を次なる題材に選ぶ。その頃アナベルは、自身の大ファンだというふたりの少年、ソフィとウルに出会う。母子を取り巻く人間関係の中で、錯綜する数々の‘愛’ が辿り着く結末はーー。
★Patch ✕ TRUMP series 10th Anniversary『SPECTER』(2019.3.19-4.21)
出演:松井勇歩、竹下健人、三好大貴、田中亨、中山義紘 他
Patch × TRUMP series 10th Anniversary『SPECTER』
★『COCOON 月の翳り星ひとつ』(2019.5.11-6.5)
出演:安西慎太郎、宮崎秋人、荒木宏文、細貝圭、染谷俊之 他
※シリーズの人気キャラクター、アンジェリコとラファエロの友情と決裂を描く「月の翳り」編、呪われた少年ウルの結末を描く「星ひとつ」編をダブル上演
『COCOON』月の翳り
『COCOON』星ひとつ

STORY
■『月の翳り』
幼馴染のアンジェリコとラファエロは、繭期を迎えた<クラン>で再開する。そこで出会ったディエゴ、エミール、ジュリオという上級生たちと共に、友情のような絆を育んでいたはずだった。ある日起こった「とある事件」をきっかけにその友情は脆くも崩れてしまう。『TRUMP』で対立関係にあるアンジェリコとラファエロの束の間の友情と決裂を描く物語。
■『星ひとつ』
『月の翳り』編のその後の物語として、『TRUMP』のもうひとりの主人公・ウル、そしてデリコ家の知られざる父子の想い・結末を、『TRUMP』とは違う目線で切り取る。呪われた少年ウルの慟哭の結末を描く物語。
◇shared TRUMPシリーズ 音楽朗読劇『黑世界~リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について~』(2020.9.20-10.20)
<雨下の章>脚本:中屋敷法仁、降田天、宮沢龍生/末満健一
出演:鞘師里保、樹里咲穂、池岡亮介、大久保祥太郎、新良エツ子、宮川浩、中尾ミエ、松岡充
<日和の章>脚本:岩井勇気、葛木英、来楽零/末満健一
出演:鞘師里保、上原理生、MIO、YAE、三好大貴、中山義紘、新良エツ子、朴璐美
『黑世界』<雨下の章>
『黑世界』<日和の章>
シリーズ作『LILIUM』で望まず不老不死となった少女・リリーのその後の旅を描き、『LILIUM』より100年後を描いた<雨下の章>と200年後を描いた<日和の章>の 2作を同時上演。シリーズの初の試み<shared TRUMPシリーズ>として、複数の作家が一つの世界観を共有して創作を行う「シェアードワールド」手法にて、短編オムニバス形式で上演。

並べてみると圧巻ですね! 最初に「続きものではない」と書きましたが、あらすじだけでも、そこはなんとなく感じ取っていただけるのではないでしょうか。登場人物が作品をまたいで登場することはありますが、一作だけ観てもちゃんと理解できるようにつくられているので安心してください。ストレートプレイなのか、ミュージカルなのか、役者なのか、あらすじなのか、気になった作品をいきなり観て、十分に楽しめるシリーズです。
それでも「どのタイトルから観たらいいの~」と迷われる方に向けて、今回のBlu-ray化作品に限っての話ではありますが、本家本元の末満さんに直撃してきました!
末満健一
「観た順番で、作品世界の印象ががらり変わるので、どの順番から観るのも捨てがたいです。それぞれの観た順番が、あなただけのTRUMPシリーズです。でも、敢えてお薦めするなら発表された順ですかね。それが一番オーソドックスな観方です。『TRUMP』も「TRUTH」「REVERS」の順番がいいと思います」
とのこと。ちなみに、「人とああだこうだ言いながら観る面白さもあるので、友達とか家族と観るのもオススメです」だそうです。
さてさて、興味は湧いてきましたか? ここで改めて、Blu-rayシリーズの発売日とタイトルをご紹介します。

・Dステ12th『TRUMP』TRUTH(発売日:2021年6月16日)
・Dステ12th『TRUMP』REVERSE(発売日:2021年7月21日)
・Patch stage vol.6『SPECTER』(発売日:2021年8月18日)
・ピースピット2017年本公演『グランギニョル』(発売日:2021年9月15日)
・ミュージカル『マリーゴールド』(発売日:2021年10月20日)
・Patch ✕ TRUMP series 10th ANNIVERSARY『SPECTER』(発売日:2021年11月17日)
・『COCOON 月の翳り』(発売日:2021年12月15日)
・『COCOON 星ひとつ」(発売日:2022年1 月19日)
次回からは、<TRUMPシリーズ>誕生の背景や、ベースにある死生観など、末満さんへのインタビューを掲載していきます。どうぞお楽しみに!
取材・文=中川實穗 撮影=iwa

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