アーティスト写真上から 晨(Ba&Cho)、みっちー(Vo&Gu)、ジョン=エブリバディ(Dr&Cho)

アーティスト写真上から 晨(Ba&Cho)、みっちー(Vo&Gu)、ジョン=エブリバディ(Dr&Cho)

【シンガロンパレード
インタビュー】
ひとりでライヴハウスに
来ている人を応援したい

全部が“単純”に
集約されたようなアルバム

アルバムの中盤は、そこからファンキーなナンバーが続きますが、そこもまたダンサブルでいいですよね。M6「NOW LOADING」もカッコ良いです。

みっちー
僕、「NOW LOADING」は今回の中で一番好きです(笑)。もともと一番好きなリズムがこういうものなんです。
ジョン
アルバム全体の曲調を考えたら、ミドルテンポでカッコ良くノれるものを作りたいという想いが先にあって、そこからできた曲ですね。サウンドとして、まず自分たちがノってカッコ良い、弾いてて楽しい…というのが「NOW LOADING」にも前提としてあると思います。

M4「カメレオン」からM5「what we are」を挟みつつ、M6「NOW LOADING」、M7「BIG wonderland」と続く、グイグイと来る感じはたまらないですよね。しかも、M7「BIG wonderland」はだいぶポップに仕上がっている印象があって、また違った良さがあるんですよね。ギターはちょっとマイケル・ジャクソンっぽいところもあります。「Black or White」でGuns N' Rosesのスラッシュが弾いたフレーズですね。

みっちー
あそこは確かに、今まで聴いてきたいろんな曲たちが俺に“これをしろ!”と言ったんだと思います(笑)。“これで間違いないから”と。僕はそれに素直に従っただけです(笑)。だから、大発明なフレーズでは決してないと思ってるんです。痒いところに手が届くというか、“そうそう! それそれ!”という。

それは分かります。突飛過ぎないフレーズと言いますか。

みっちー
単音で、超オーソドックスなところに指を当てている感じなんで。でも、それが良かったんですね、あの場合は。

なるほど。晨さんが“時間的に追い詰められながら作ることが多かった”とおっしゃっていましたが、そういうところが関係したのかもしれませんね。でも、それはアルバムに良い作用を及ぼしていると思いますよ。あと、「ルートA」のシンガロングのところもいいですね。あそこはアルバムの山と言ってもいいと思います。

みっちー
そうですね。あそこはもともとお客さんの声を入れたいというだけの企画だったんですけど、思わぬところでアルバムを締めてくれた感じはします。
うん。狙ってやったわけでもなく、自分たちの想像以上の役目を果たしてくれたと思っていて。
みっちー
最近、何となく“こういう人に向けて歌いたいな”と思っているのは、ライヴハウスに限った話で言うと、ひとりでライヴハウスに来ている人を僕は応援したい側で。何かシンガロンパレードのライヴって、初めて観に来る人は“ひとりでは行きづらいな”と。それが当たり前だと思うんですけど、僕はそもそも普段ひとりで行動することが多いタイプで、どこへでもひとりで行くほうだから、ひとりで観に来て、誰とも“シンガロンパレードのライヴ楽しかったよね?”みたいな感想を共有しない人って絶対いると思うんです。その人に向けても歌いたいし、ライヴハウスを群れなきゃいけない場所にはしたくないんですよ。僕らが壇上でやっていることを、そっちで好きなように観てもらえたら、それが一番嬉しくて、“(ライヴへ来るのが)ひとりであろうと、ふたりであろうと、それは関係ないよ”と最近すごく思うので。“ひとりじゃダメ”って普段思っている人にはぜひ聴いてもらいたいです。

今の話を聞くと、余計にM16「ルートA」でのシンガロング箇所が重要であることが分かりますね。あそこは今みっちーさんがおっしゃられた、ひとりひとりの声の集まりと受け取っていいわけですもんね。

みっちー
はい。
あそこは実際、お客さんひとりずつにiPhoneとかで録ってもらったものをエンジニアさんに合わせてもらったもので、1+1の連続なんですよね。それが集まってシンガロングしているというのは意義があることだと思います。

そういう録り方でしたか!? だからこそ、あそこが余計に感動的なのかもしれませんね。失礼な言い方になりますが、あの合唱自体はことさら珍しいものではないと思います。でも、あれがとても感動的なんですよ。最初に聴いた時は正直言って鳥肌が立ちました。素晴らしいです!

みっちー
ほんまに全部が“単純”に集約されたようなアルバムではあると思うんですね。それは“浅い”ということでもなくて、いろいろと考え込んだ時に“いや、でもシンプルでいいよね?”っていうことで帰結できるようなアルバムやと僕は感じてます。開き直っているというか(笑)。
ジョン
今の僕らでいうと、複雑にしても僕ららしくないというか、“(複雑にしても)いいことないよね”みたいな感じもあったので、自分たちの地に足が付いてきた感じも出ているのかなと思います。

意識的に何かを仕掛けるのではなく、自然体でできる限りのことをやるということが、単純に感動を生むんでしょうね。

みっちー
確かに10年間やってきて、メンバー全員、今が一番自然体やと思っているんで。

OKMusic編集部

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