ハナフサマユ

ハナフサマユ

【ハナフサマユ インタビュー】
“このアルバムがあって良かった”と
誰よりも強く感じている

なかなか思うようにならない出来事が起こり続ける日々の中で、少しでも前に進もうとしている人々を描いているのが、このアルバム『Blue×Yellow』だ。各曲の中に豊かな物語が広がっていて、魅力的な登場人物たちが懸命に生きている。そんな本作についてハナフサマユが語ってくれた。

その時の気分で聴ける
いろんな曲が入っている

どういうアルバムにしたいと思っていましたか?

コロナ禍でみなさんも足を止めなければいけない日々を過ごしていると思いますし、私自身もいろんなことがなかなか進まない中での制作だったんですけど、“一歩でも進みたい”という想いがあったんですよね。だから、みなさんにとっても前を向けて、希望を感じていただけるものにしたくて、“前進”をテーマに作ったのがこのアルバムです。

今年の夏から名前の表記を“花房真優”から“ハナフサマユ”にしたのも、心機一転することによって前に進む意図があったんでしょうか?

ありましたね。もうちょっとキャッチーにしたいというのと、ロゴ的な見え方になることで、気軽に音楽を聴いていただけるようになったらいいなと思っていたので。実際、私自身も気分が変わりました。スタイリストさんも変わったので、ファッションも含めてラフになったという。

このアルバムは身構えることなく、自然に向き合える曲がたくさん収録されているように感じるんですけど、そういう変化も関係しているのかもしれないですね。

そうなのかもしれないです。その時の気分で聴いていただけるいろんなバリエーションの曲が入っていますし、何かしらのかたちで誰かの心に届けばいいなと思っています。

1曲目の「Blue×Yellow」は勇者が登場するスペクタクル作品のような力強い躍動感が印象的でした。

私はアニメや漫画が好きなので、そういう影響も表れているんだと思います。“戦うヒーローってめっちゃカッコ良い! 自分も彼らのように大胆に行動しなきゃ!”という気持ちを込めつつ、聴いてくれるみなさんが“ちょっと強気になってもいいのかもしれない”と感じていただけるような曲にしたかったんです。

アルバムのタイトルにもなっている“Blue×Yellow”に関しては、ブルーやイエローをベースとしてファッションを決めていくことがモチーフになっているそうですね。

はい。顔の写真を撮って“あなたに似合う色はこれですよ”と判定してくれるアプリがあるんですね。私もやってみたことがあるんですけど、それで似合うのがイエローベースと診断されたとしても、ブルーベースにしたっていいし、メイクとかも合わせる必要はないんじゃないかと。“自分の中でいろいろ選択をしていいのでは?”という想いを込めて、このタイトルをつけました。

勇壮なサウンドですけど、メロディーは温かくて、どこか懐かしい雰囲気も感じます。こういうテイストは他の曲に関しても言えるところですけど。

子供の頃から父の影響でサザンオールスターズさん、Mr.Childrenさん、TRFさんとかを聴いていて、そういうものが私にとって大きいのかもしれないですね。

例えば「大丈夫」はとても心が安らぐメロディーです。ハナフサさんが音楽活動をする中で悩んだ体験も反映されているように感じられたのですが。

動き出したのになかなかうまくいかなかった体験を踏まえています。“好きなだけじゃ続けられないんやな”っていうのを先輩を見ても思ったりして。10年やっていくということを考えても、やはり不安になった頃があったので。

“大丈夫”という言葉自体は、もともとはあまり好きではなかったようですね。

無責任な言葉のように感じるひねくれた自分がいましたので。でも、“こんなに温かい言葉なんや”と知れた時からは大好きな言葉になりました。自分もこの言葉に支えられたから、聴いてくれた人が“これでいいんだな”と自分自身を認められるものにもしたいという気持ちを詰め込みました。

サウンドアレンジも素敵です、ピアノとストリングスがきれいで。

ストリングスがこんなにも豪華に入ったのは、今回のアルバムが初めてなんです。「大丈夫」以外の曲も重厚感のあるものになりましたね。

作った曲にアレンジが加わるのは大きい喜びがありますか?

感激です! その瞬間が一番好きじゃないかっていうくらいなので(笑)。ひとりの力ではできないものがかたちになる喜びを、今回のアルバムで改めて感じました。「Blue×Yellow」と「大丈夫」のアレンジはスタジオジブリ作品『ゲド戦記』の音楽を担当された寺嶋民哉さんにお願いしましたし。
ハナフサマユ
アルバム『Blue×Yellow』

OKMusic編集部

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