Base Ball Bearと語る、"実験バンド
"の最新到達点『DIARY KEY』

2001年11月11日、高校の文化祭で初めて演奏したバンドが、20年後の2021年に、日本のロックシーンに重要な位置を占めるバンドとして革新的な創作を続けている、これは一つの壮大な物語。Base Ball Bearのニューアルバム『DIARY KEY』は、コロナの時代を背景に描きながら、3ピースの機能性を突き詰め、独自のグルーヴを精査し、歌詞表現の粋を凝らした、20周年にふさわしい素晴らしい作品だ。紆余曲折に満ちた長い旅は、永遠の実験バンドをどのように成長させたのか? その答えがここにある。
――今回は、長く続くコロナ禍の中で、どんなふうに作り始めたアルバムですか。
小出祐介(Vo&Gt):去年の緊急事態宣言の時間、決まっていたライブが飛んで、スケジュールがまっさらになり、メンバーとも4カ月間会っていなくて。YouTubeの企画をやったりはしてたんですけど、さすがに時間がもったいないという気持ちが働いて、普段は締め切りがないと曲を書かないんですけど、1日に最低1ネタ、歌詞の一行でも、コード進行でも、メロディでも何でもいいんですけど、日記的に作るようにしていていたんですね。それを2,3か月集中して続けて、配信ライブを2回ぐらいやったところでレコーディングに入るんですけど、そこで録ったのが「SYUUU」と「ドライブ」です。その次が2021年の春、その次が夏と、分けてレコーディングしていきました。
――ということは、かなり膨大な量の、楽曲の断片が存在していた。
小出:量はたくさんありましたね。そこから厳選して、スタジオで一個一個検証して、形にしていくというプロセスで作っていきました。
――それは、今までとはかなりやり方が違いますか。
小出:今までは、リリースプランが先に立っていますからね。今回は、アイディアを日記のように考えていくという感じだったので、締め切りに合わせてやるというものではないし、タイアップのコンペを目指してとか、そういう意識で作ってないので、一個一個のアイディアは今まで考えてきたよりも自由度が高かったような気がしますね。
――彼がいっぱい断片を持ってきて、スタジオでああでもないこうでもないとやってた時期は、どんな感触だったんですか。
関根史織(Ba/Cho):久しぶりにみんなで一緒にやれるのが、単純に楽しかったのと、今言ったみたいに自由度の高い曲だったり、締め切りに向かって追い込んで作る感じでもなくて、純粋に音楽を楽しみながら作っていく感じが、本当にいい時間でした。今までももちろん楽しいんですけど、特別な感じはしました。
堀之内大介(Dr/Cho):メンバーと会えない期間が長かったので、バンドをやってないと自分はこんなに腐るんだなと(笑)。3~4か月も会わないことは、20年の中でもなかったので、もやっとした感じがあったんですけど、一人で音を出しながらフレーズを考えたりして、それがバンドでリハーサルに入った時に、「むちゃくちゃ楽しいな」につながったんですよね。音を出してるだけで楽しくて、その雰囲気がアルバムにも出ているのかなと思ってます。
――今回は、前々作から始まった3人編成というフォーマットを、よりシンプルでストレートな形で、完全にものにしたなという印象を受けたんですね。曲作りの段階で、そういう意識はありましたか。
小出:曲を作ってる段階からそれを考えると窮屈なので、逆にこれは3人でやったら大変かな?みたいなものをやってみた時にどう感じるかとか、本当は大勢でやるための方法論で作ったものを、3人編成の中でやった時にどう表現できるか、という順番で考えてますね。
――ちょっと、話がそれますけど、僕が最初にインタビューさせてもらったのは、ファーストの『C』の時なんですね。その頃は、ニューウェーブ的なサウンドとグッドメロディの両立、というような話をしていて、その後は、打ち込み的な音を生でいかに演奏するか、という時期もあって。
小出:ああ、はい。
――そして今また、3ピースの可能性を広げようとしている。一貫して、一つのスタイルのギターロックを追求してきたバンドではないというのが、Base Ball Bearの面白さだと思っているんですけど、それって自然なことなのか、それとも意図的にやってきたことなのか。
小出:狙ってというよりかは、一回自分たちの中にメソッドができると、それを踏み続けることにだんだん飽きてくるのが正直あって。それをもっと発展させたいというのもあるし、あと、毎回何らかの実験をやりたい気持ちがあるんですよね。
――実験バンドですよね。
小出:メロディは、最終的には絶対ポップに作るんですけど、そこまでの制作プロセスや、毎回のテーマや課題は、いろいろ実験してきました。4人時代に、いろんなことをふくらませていく方法論は、さんざん試していたので、今は少ない材料でどれだけ豊潤なイメージを聴き手に持ってもらえるかということを、仕上げとしては考えます。あとは、周りとの距離感もありますね。周りは音数が増えてるなとか、シティポップ・ライクなものが増えてるかと思ったら、それに対して距離を取ろうとするし。
――ああ、距離を取る。
小出:取ります。周りにあんまりないものをやりたいので。だから今回のサウンドは……ニューウェーブうんぬんという話を、過去に僕はしていたみたいですけど、そこにけっこう近いかもしれない。今回は、自分なりのオーセンティックなギターロックのあり方を目指したつもりなんですね。一個前、二個前ぐらいのアルバムの考え方でそのまま行っていたら、たぶんもっとリズムが強化されたと思います。グルーヴの組み立てが、ブラックミュージック、ダンスミュージックというところに意識があるような作り方をしていたかもしれないですけど、今回は、いかにエイトビートが気持ちいいかとか、そういうほうを大事にしてましたね。
――2作前の『光源』とか、全然違いますもんね。実験の20年ですね。
小出:実験ばっかりしてたんじゃないですかね、考えてみると。まだしたいですしね。まあ、リスナーを翻弄はしますけどね(笑)。
――そこも聞いてみたいですね。小出さんにとってリスナーとは?
小出:最初の頃は、ちょっと媚びを売ってた気はしますね。要は、間口を広げなきゃという意識というか、わかりやすく刺さるものをちゃんとやっていかなきゃってデビュー当初は思ってたんですけど、それをやりすぎると、今度は自分のやりたいことがわかんなくなってくる。その乖離にすごい悩んだ時期もありましたけど、バンドを大きくするためにはやらなきゃいけなかったことだと思うし、実際やって良かったんですよ。だからこそ今も引き続き実験が続けていられると思うので。
それと、若い時期じゃないとやれないような、強引な曲の運びもたくさんやったと思うんですけど、それもやって良かったと思っていて。だけどそのまま続けていたら、どこかでバンドごと破綻しちゃうとも思っていたので、メジャー2枚目、3枚目とやってきて、3.5枚目という実験アルバムをやってみて、だんだんセルフプロデュースに切り替えていくという流れを作っていくんですけど。
――そうでしたね。
小出:だから、今のBase Ball Bearをコア・ファンとして見てくれてる方は、僕らの実験に付き合ってくれてる方だと思います。「次何やるの?」みたいなことを期待してくれてると思いますし、作品のことを深く考察してくれていると思うので、すごくいいリスナーの方に恵まれてるなと思います。
――バンドが鍛えたんですよ、たぶん。もちろん。リスナーの期待がバンドを成長させた面もあると思いますけど。
小出:だとしても、ありがたいですよね。
――関根さん、今までの、どのアルバムが一番好きですか(笑)。
関根:難しいな……でもなんとなく『C2』ぐらいから、バンドのサウンドに、自分のベースがちゃんと柱として立ち始めた感じがしているので、そういう意味では好きなアルバムではあるんですけど。どれが一番というのは言えないですし、自分がリスナーの立場になると、好きなアーティストの話をする時に、ずっとこのアルバムが好きだと思ってたけど、ちょっと年をとってきたらこっちのほうが好きだなとか、揺れ動くものかなとも思っていて。私も、今パッと聞かれて無理やり『C2』って言いましたけど、たぶん時期によって変わるし。
――揺れ動けるものが、キャリアの中にたくさん用意されてると楽しいですよね。堀之内さんだったら、これからBase Ball Bearを聴く人に何から勧めます?
堀之内:難しいですね(笑)。でも、どこから入ってもいいというのがいいと思いますね。昔を知らなきゃダメというのは、僕はあんまり好きじゃないんで。今作から入ってもらって、掘って行ってもらえればうれしいなと思います。
――今回は、入門編にはめちゃくちゃふさわしいアルバムだと思いますけどね。過去の要素が全部入ってるし。
堀之内:さっき小出が言ってた『C』の時の話にも近いものがあって、当時はやっぱり、やりたいものができなかったというか、無理やりやっていたというのが、僕個人にはあるんですよ。
――それは技術的なことも含めて?
堀之内:そうです。サウンドメイクもそうなんですけど、やりたかったのにできない、不完全さが逆に良かったりするんですね。それが若さだと思うんですけど、それがたとえば、この20年で経験してきたものによって、やりたいことができるようになってきて、それが楽しくなって、やれたのが今回の11曲だったりするので。作り方とか向き合い方は、僕も『C』に近いと思っていて、デビュー作ぐらいの感じはあると思います。
――関根さん、あらためて、『DIARY KEY』はどんなアルバムですか。自身にとって。
関根:今回は、相当いいと思っています。自信あります。と言うか、満足してますという感じですね。楽しく作れたし、レコーディングでちゃんといい演奏ができたと思うし、それをちゃんと記録できたのがうれしいです。
――1曲目「DIARY KEY」のベース始まり、最高ですよ。めっちゃニューウェーブな音で。
関根:小出から「ベースとドラムで始めたい」という話があって、こういう感じで、と言われて作ったんですけど。アルバム1曲目がベースとドラムで始まるのは、なかなか勇気があっていいスタートだなと思います(笑)。
――勇気の問題ですか(笑)。
小出:ベースのリヴァーヴがやりたかったんですよ。金属的なムードというか、リヴァーヴの冷たい感じ。でもドラムはあったかい感じで。今回、サウンドのあったかさと冷たさの同居は、けっこう意識してます。何て言うのか、湯船にお湯を張って、しばらく置いとくと、あったかいところと冷たいところが分離するじゃないですか。ああいう絵を想像してるというか。
――はあ(笑)。
小出:あったかい音を作る時って、あったかいものに包みがちで、逆に冷たいものを作ろうとすると、メタリックなものに包みがちなんですけど、僕はどっちも好きなので、層になってる感じにしたかったんですね。ドラムはあったかくして、弦をはじく二人は、冷たい部分が出るようにしている。中はあったかく、外側は冷たいみたいな、それが今回うまくいったんですね、録り音とその後の仕上げのイメージとして。空間系エフェクトもうまく使いながら、表面は冷やしていくみたいな。あんまりそういうサウンドプロダクションの音楽が、今はないので、いいなあと思ってます。
――すごいですね。いい話。
小出:たぶんそれが、聴感上、ちょっと懐かしいふうにも感じるのかなと。でも今は周りにないから、浮いて感じるかも。そういうことも考えて作ってますね。
――それって何か、モデルがあったんですか。
小出:いや、何っぽい音、みたいな話はしてないですね。各曲ごとのテーマはありますけど、全体的に誰誰っぽいサウンドにしたいねとか、話してないと思う。話しましたっけ?
関根:サウンドに関してはないと思います。
小出:演奏のタッチとか、ムードの話はしましたけど。
――さっきの、冷たさとあったかさの塩梅で言うと、僕は7曲目「悪い夏」がすごい好きなんですけど、これにもすごく出ているなぁと思います。特にこの曲は、ディスコっぽいリズムの中に、気持ち悪いコード進行と、クセになる気持ちよさが同居していて(笑)。二面性があるというか。
小出:それはずっと、テーマではありますね。気持ち悪くないと嫌だというのがある(笑)。「悪い夏」はリズムから作っていったんですけど、二人が先にアイディアを考えてくれて、それに対して僕がウワモノを考えて行った順番なんですよ。だから気持ち悪い動きをしてますね。よくメロディが乗ったなと思います。
――これ最高ですね。堀之内さん、お勧め曲をぜひ。
堀之内:全部好きですけど、今言っていただいた「悪い夏」は、最初からああいう音で行くことが見えていて、自分が好きな80’ sニューウェーブの感じをがっつり出しちゃってるんで。オープニングのビートと、歌のバックのビートが、もともと別の曲として作っていたネタをガッチャンコしてることも、変に聴こえたりとか、最後にシンバルが残るのも、変に感じるとか。そういう変なものが好きなので、それを全部入れ込んで、この曲が一番ドラムにこだわってるかもしれないですね。一番思い入れはあるかもしれない。
――「動くベロ」はどうですか。アルバムの中で最もファンキーな、リズミックな1曲。
堀之内:それも大好きです。アルバムの中で、がっつり四つ打ちのリズムは「動くベロ」しかなくて、今までだったらこういう曲を、さっき小出が言ったように、『光源』や『C3』の流れで行くと、もっとブラックミュージックっぽいふうに作っていて、そういう曲が増えていたかもしれないですけど、今回はこの曲に集約されて、あとはエイトビートの曲で遊べる曲が多いと思います。
――ですね。
堀之内:ハネてるんだかハネてないんだかわからない、そういう曲もすごく好きで、「Henshin」もそうなんですけど、ハネ具合がかなり生々しい。ドラムで言うと、点じゃなくて面が鳴ってる感じが、さっき言ってたあったかさにもつながってるのかもしれない。
――関根さん、「A HAPPY NEW YEAR」はどうですか。久々の、単独ボーカル曲。そして、めちゃくちゃ前向きで幸せな曲。
関根:小出が言ってたんですけど、この曲の歌詞だけはほかの曲とは感じが違っていて。ほかの曲はダブルミーニング、トリプルミーニングでいろいろ隠してあって、いろんなとらえ方があると思うんですけど、この曲はストレートな言葉で、私が歌うことにも意味はあるのかな?と思います。
――プレイヤー的に楽しいのは、どの曲だったりします?
関根:「動くベロ」の、ギターソロが入る時は最高の気持ちです。「キター!」みたいな感じ。「SYUUU」とか、ストイックにエイトビートでピッキングしてというのも、最近すごく楽しいです。「_touch」は、3人の演奏が全員、超いいなと思ってます。
――小出さんには「生活PRISM feat.valknee」について聞きたいですね。もろにラップチューンになってます。Valkneeさんとの出会いは?
小出:2,3年前に、valkneeさんのソロの曲を初めて聴いて、リリックがすごく面白いなと思ったんですよ。最近のラッパーの人たちのフロウの形は、ここ何年かはトラップっぽいリズムの取り方が多い中で、固く韻を踏みながら、固いだけじゃなく、メロディも聴こえてくるのが面白いと思ったんですね。どこかで一緒にやりたいと思っていて、今回のアルバムのバランスの中でラップの曲を入れたいと思った時に、ラップでフィーチャリングもの久々にやってみたいというのと、そこで僕もラップするというのはやったことがなかったので、いいタイミングかもしれないと思って、お誘いした感じです。
――これができちゃうのが、Base Ball Bearの幅広さだと思います。
小出:オーセンティックなギターロックが、とか言ってたくせに、こういうのもありますからね。
――通して聴くと、曲順にも意味がある気がします。特にラスト2曲「海へ」「ドライブ」の、未来への希望を示唆して終わっていく感じが、メッセージになっているなと感じます。
小出:「ドライブ」で終わるのは、最初に決めてました。そこから逆算して、足りないパーツを考えていったと思います。曲が出そろった段階で、曲順はほぼ決まってましたね。
堀之内:それも珍しいよね。レコーディングの段階でそこまで想定していたのは。
小出:そうだね。まあでも、『新呼吸』はそうだった。
堀之内:ああ、そうか。でも10年前だからね。久しぶりな感じはある。
小出:そういう意味で、ちゃんとコンセプトアルバムの体(てい)で作ってはいます。『新呼吸』みたいに、ギミックで作っていく感じではないですけど、当時はそれをやらざるをえなかったというか、自分の思う表現のパッケージを体現するためには……3枚目でそれをちょっとやっていて、3.5枚目にもサウンドコンセプトはちゃんとあって、4枚目ではそこにギミックがあるという、段階を踏んでいってるんですけど。それって、終わったあとにすごい疲弊するんですね。『新呼吸』は全曲に時刻を設定したアルバムだったから、ルールに矛盾してはいけないわけで、それで曲を作るのは相当しんどかった。今回も、ちゃんとしたコンセプトはあるんですけど、ギミックに頼らず、精神性をちゃんと携えているアルバムとして作れたのが良かったなと思います。
――今の時代や、今の人間を歌っているアルバム、という感じはすごくします。やっぱり、コロナの時代を背景にしている感じはするんですね。「Henshin」とか、「プールサイダー」とかも。直接言葉にしたものはないと思いますけど、閉塞感からの脱出、というようなイメージは、聴いていてなんとなく思います。そういうイメージは、裏テーマとしてありましたか。
小出:裏テーマというか、それがテーマですね。それを「言わない」というのがテーマです。一番言わなきゃいけないこと以外は全部言ってるんですけど、それだけは言ってないというアルバムで。なんでそうしたか?と言うと、それもずっとやってきた実験の果てではあるんですけど、物語性のある楽曲が増えていて、「僕と君の物語」を歌う曲がすごく多いじゃないですか。そうやってストーリーを書いていくことと、詞を書くことは、本当に同じなのか?ということをずっと考えていて。どっちも「詞」なんですけど、歌詞表現というものは、僕にとってはもっと絵画的なものだったりするんですね。それはつまり、書いてあるけど、書いてないことが多いということもでもあると思っていて。3ピースの音数や、サウンドの仕上がりや、生の演奏と空間の温度感のバランスまで、表現の調節をしていく中で、それを言葉にも求めていくのは当然の流れで。要は、情報量の精査・吟味というか、主題への導き方というか。言葉で全部書いてあるということでも、行間を読ませるということでもなくて、僕は全部書ききってるんですけど、「あること」だけを言ってない。それはつまり、「それを言ってる」ことにもなるんですよ。そういうアルバムです。
――なるほど。
小出:それがタイトルの『DIARY KEY』にもかかってくる。KEY=カギの話なんです。そのカギが何か?という内容になっている。それを全部言ってしまうとつまんないんですけど。自分的に、歌詞表現がどこまで行けるか?というのは、ここ1,2年ずっと考えていたことで。逆に前作は、それでつまづいたんですよ。内容はいいけど、歌詞を書くのがすごく苦しかった。どんどん自分の首を絞まっていってる気がしていて、それは何だろうな?と思ったら、「僕と君の物語」に縛られていたせいだと思った。だから今回、僕と君はほとんど出て来ないです。ここは言うしかない、というところでしか言ってない。でも「僕と君」を言わないことによって、圧倒的に書きやすくなった。歌詞の設定の説明に文字数を使わなくてよくなったんですよね。言葉の節々から背景を想像させるような書き方をしていったら、これがずっとやってみたかったことだったんだと気が付いたんです。
――めちゃくちゃ面白いです。今度また、歌詞だけで1時間ください。その話だけしたいです。
小出:そうですね(笑)。
――物語の最後を飾る「ドライブ」は、ものすごく生活感あふれる、とても普通の日常の中で、「生きている」ことをかみしめる歌詞になってますよね。すごく好きです。
小出:物語としては、最後に部屋から一歩出る、というだけの曲なんですけどね。
――まさに、今の時代の歌だと思います。みなさん、ここからBaseBallBearの世界へぜひ。めっちゃウェルカムなアルバムだと思うので。そしてライブもあるので、そちらへもぜひ。堀之内さん、お誘いの言葉をどうぞ。
堀之内:はい。2年振りぐらいに全国を回るツアーになるので、しかも初日の11月11日がバンド結成日なので。今までは20か所、30か所とかやっていたのが、今回は9公演ですけど、それも希望ととらえて、有観客でできることがまずうれしいし、全国に行けることがうれしいので、みなさんの元気な顔を見て、やっていけたらいいなと思ってます。

取材・文=宮本英夫 撮影=高田梓

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