podcast番組『speakeasy podcast』1
週間の海外ポップソングニュース【シ
ルク・ソニックのデビューアルバム、
テイラー・スウィフトの再録アルバム
第二弾リリース】

海外音楽情報専門podcast『speakeasy podcast』とSPICEの連動企画。毎週金曜日に海外でニューリリースになった楽曲やアルバムの中から、MCを務める竹内琢也がオススメの曲を紹介。Spotifyの『New Music Friday』のプレイリストやイギリスのOfficial UK Chartsなどでピックアップされているリストを独自に集計して選んだ楽曲をお届けする。
今週の気になるニューミュージック5選
●「Blast Off」/ シルク・ソニック(ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク)
Blast Off

ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるシルク・ソニックが11月12日(金)に、デビューアルバム『An Evening With Silk Sonic』をリリースしました。元々は2021年中にはリリースされないだろうと思われていたこのアルバムでしたが、当初予定されていたよりも大幅に早いリリースとなりました。ブルーノ・マーズにとっては2016年の『24K Magic』以来、アンダーソン・パークにとっては2019年の『Ventura』以来のアルバムとなります。アルバムには先行でリリースされていた「Leave The Door Open」、「Skate」、「Smokin Out The Window」に加え、サンダーキャットとブーツィー・コリンズが参加した「After Last Night」なども収録。噂されていたアリアナ・グランデとチャイルディッシュ・ガンビーノの参加はありませんでした。
●「All Too Well(10 Minute Version)」/ テイラー・スウィフト

Taylor Swift - All Too Well (10 Minute Version) (Lyric Video)
テイラー・スウィフトによる再録シリーズの第2弾『Red (Taylor’ s Version)』が11月12日(金)にリリースとなりました。音楽マネージャーのスクーター・ブラウンとの原盤権買収・売却騒動の解決策として、デビューから2018年のレーベル移籍までにリリースした6枚のアルバムの再レコーディングをしているテイラー・スウィフト。2021年4月にはアルバム『Fearless』の再録版『Fearless (Taylor’ s Version)』をリリースしています。オリジナルの『Red』に収録されている楽曲の再録音に加えて、9曲の未発表曲も収録され、フィービー・ブリジャーズ、エド・シーラン、クリス・ステイプルトンらもゲスト参加しています。ピックアップした「All Too Well」はファンに人気のある曲でテイラーは以前「最初は10分の曲だったけれど、短くしてアルバムに収録した」と語っており、ファン待望の10分バージョンのリリースとなります。
●「Bite Me」/ アヴリル・ラヴィーン

Avril Lavigne - Bite Me (Official Audio)
アヴリル・ラヴィーンが11月10日(水)に新曲「Bite Me」をリリースしました。オリジナル曲としては、2019年のアルバム『Head Above Water』以来の新曲で、ブリンク182のトラヴィス・バーカーが運営するDTAレコードからの第一弾シングルです。ここ数年ポップパンクリバイバルが起こり、ビリー・アイリッシュ、オリヴィア・ロドリゴなどといったポップスターから、ペール・ウェーヴスのヘザー・バロン・グレイシー、スネイル・メイルまで、多くの若いアーティストがアヴリル・ラヴィーンからの影響を公言する中、リリースされた「ポップパンク回帰」のニューソング。まだ詳細は発表されていませんが、リリース予定の自身7枚目のアルバムからのリードシングルとなります。

●「LA FAMA(with ザ・ウィークエンド)」/ ロザリア

ROSALÍA - LA FAMA (Official Video) ft. The Weeknd

11月12日(金)に、スペインのシンガー、ロザリアとザ・ウィークエンドのコラボ新曲「LAFama」もリリースになりました。先週ニューアルバム『Motomami』を来年2022年にリリースすることを発表したロザリア、アルバムからのリードシングルとなります。ザ・ウィークエンドは先週ポスト・マローンとのコラボレーションをリリースしたばかりで、2週連続のビッグリリースとなりました。ロザリアとザ・ウィークエンドは過去に「Blinding Lights」のリミックスバージョンで共演しており、2回目のコラボです。
●「Be Alive (Original Song from the Motion Picture "King Richard")」/ ビヨンセ
Beyoncé - Be Alive (song teaser)
テニスプレーヤーとして著名なビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育て上げたテニス未経験の父リチャードを描いた映画『King Richard』(日本では『ドリームプラン』として2022年2月に公開予定)のサウンドトラックとして使われているビヨンセの「Be Alive」が11月12日(金)に配信スタートとなりました。ビヨンセは夫であるジェイ・Zと共に「ティファニー」の広告モデルになったことでも話題になっています。
●この1週間の海外ポップミュージックシーンの動き●

Tragedy strikes Astroworld music festival in Houston
現地時間の11月5日(金)から6日(土)に米テキサス州ヒューストンのNRGパークで開催される予定だった、ラッパーのトラヴィス・スコットが主催する音楽フェスティバル『Astroworld Festival』の初日の夜、観客がステージの方向に殺到して押しつぶされ、消防当局によると、少なくとも9人が死亡、300人以上が負傷しました。メディアの報道によると、初日の夜、メインアクトとしてトラヴィス・スコットが登場。すると観客がステージに向かって一気に押し寄せ、将棋倒しが発生するなどパニック状態に。亡くなった犠牲者のなかには、14歳と16歳の犠牲者もいたことも判明しています。地元紙 によると、会場で悲劇が起きていることが明らかになってからもトラヴィス・スコットは36分にわたってパフォーマンスを続行した模様。そしてステージの終盤にはドレイクがゲストとして登場し、「Sicko Mode」などで共演しています。もっと早い段階で中断できたはずだとして批判の声も寄せられた一方で、トラヴィス側からは事態の深刻さは見えていなかったともされています。
Adele - Easy On Me (Official Video)
それでは今週のチャートの動きです。USシングルチャートはアデルの「Easy On Me」が今週も1位に。特に大きな変動はありませんが、注目なのは10位にイギリスのバンドグラス・アニマルズの「Heat Waves」がチャートインしている点。この「Heat Waves」は2020年6月に発売され、本国イギリスを含め世界中のストリーミング・チャートで1年以上もの間支持され続けており、現役のイギリスのバンドによる今年最大の世界への輸出楽曲となっています。そして2021年1月以降にエド・シーランと並んで、Spotify USのトップ10を記録したゲスト・アーティストのいない唯一のイギリスアーティストの曲でもあります。USシングルチャートでもずっと上位をキープしていましたが、今週遂に、42週かけて初のトップ10にチャートイン。USシングルチャートの歴史の中で最も時間をかけたトップ10入りとなりました。
Glass Animals - Heat Waves (Official Video)
USアルバムチャートを制したのはエド・シーランの『=(イコールズ)』。2014年の『x(マルティプライ)』、2017年の『÷(ディバイド)』、2019年の『No.6 Collaborations Project』に続き自身4作目のUSアルバムチャート制覇となりました。
Ed Sheeran - Overpass Graffiti [Official Video]
5位にはミーガン・ジー・スタリオンの『Something for Thee Hotties』がランクインしています。この作品はYouTubeのみで配信したトラックや、過去の未発表曲を集めたコンピレーション・アルバムです。
Megan Thee Stallion - Thot Shit [Official Video]
UKシングルチャートも、アデルの「Easy On Me」が今週も1位に。エド・シーランの「Overpass Graffiti」は初登場1位を逃し、4位にランクインしています。気になるのは10位にランクインしているジ・アングザイエティーの「Meet Me At Our Spot」。ジ・アングザイエティーはウィル・スミスとジェイダ・ピンケットの娘でもあるウィロー・スミスと俳優、作家、シンガーとマルチな才能を発揮しているテイラー・コールのコラボレーションプロジェクトです。2020年の3月にリリースされたアルバムに収録されている曲ですが、じわじわチャートを上昇し今週初のトップ10にランクイン。USシングルチャートでも21位まで上がってきており、今後のチャートの動向が注目されます。
THE ANXIETY, WILLOW, Tyler Cole - Meet Me At Our Spot (Official Audio)
UKアルバムチャートはUSと同じくエド・シーランの『=(イコールズ)』が制覇。2位にはリチャード・アシュクロフトの『Acoustic Hymns Vol.1』がランクイン。ザ・ヴァーヴやソロの曲をアコースティックで演奏したアルバムです。
Richard Ashcroft - Bittersweet Symphony [Official Audio]

その他初登場作品でいうと、ザ・ウォー・オン・ドラッグスの5枚目のスタジオ・アルバム『I Don’ t Live Here Anymore』が6位にランクインしています。
The War On Drugs - I Don't Live Here Anymore (feat. Lucius) [Official Music Video]
11月12日(金)配信の『speakeasy podcast』(#146)では、今週の様々な音楽ニュースを取り上げていますので、お時間ある時に聴いてみてください。
文=竹内琢也

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